20026年1月の市場動向 備忘録

【株式市場】
米国株は1月、途中に大きめの下落局面を挟みつつも月間では小幅なプラス圏、日本株はAI・半導体関連主導で堅調な上昇、為替はドル高一服からドル安・円高方向への修正という流れでした。

株式市場:米国
S&P500は月中に一時2%超下落する場面があったものの、月末時点では月初比で約2%高と小幅な上昇で終了しました。ダウ平均は1月単月で約2%上昇と相対的に堅調で、ナスダック総合も1%台後半の上昇と、ハイテクを含め主要指数はそろってプラス圏でした。
​ 地政学リスクや通商政策をめぐる不透明感からボラティリティは高めで、「上昇相場だが押し目も大きい」という展開でした。

株式市場:日本
日経平均は大発会で半導体・AI関連を中心に急伸し、TOPIXは上場来高値を更新するなど、年初からリスクオンの動きが鮮明でした。日経平均は1月単月で約2.5%上昇、前年比では3割超高まで水準を切り上げ、グローバルでも強い部類のパフォーマンスとなりました。背景には、世界的なAI・半導体ブームの波及、東京CPIの落ち着き、米金融政策のハト派転換期待など、内外要因が重なって日本株買いを後押ししています。

【為替・金利:ドル円中心】
ドル円は1月前半に一時159円台までドル高・円安が進行した後、月末にかけて152円台まで急速にドル安・円高方向へ反転しました。1月の平均レートは約156.8円と、月初(156円台後半)に比べるとやや円高方向に振れて終了しており、月間で見るとドル安・円高が進んだ形です。
​ 米金融政策の先行き(利下げ観測)やリスク回避局面でのポジション調整が意識され、日米当局による市場介入の噂も出て、年初の「一方的なドル高・円安トレンド」は一旦頭打ちとなりました。

全体像
リスク資産全体としては、日本株が相対的に強く、米株はボラティリティを伴う小幅高、為替はドル高の巻き戻しという姿で、地域間・アセット間のコントラストが出た1カ月でした。
実務的には、円ベース投資家にとっては「日本株ロング+為替ヘッジの選択をどうするか」「ドル建て資産での為替感応度管理」が1月のテーマになり得る局面だったと言えます。

【総選挙結果のシナリオ分析】
トレード・リスク管理上の示唆(円建て投資家視点)

シナリオ1(安定勝利)想定なら
日本株:指数ロング継続、ただしイベント前後はボラ上昇を見越し、バリュー/小型より大型コア中心。
為替:ドル円ロング(円安方向)継続も、BoJ正常化進行を考慮しアウトライトよりオプション(リスクリバーサル等)で表現。

シナリオ2(ねじれ)想定なら
日本株:外需大型・グローバル優良株オーバーウェイト、内需・政策依存セクターはアンダーウェイト。
債券:超長期JGBの一部ロング(財政拡張抑制シナリオ)をヘッジとして保有。

シナリオ3(政権交代・ポピュリズム台頭)想定なら
初期は「株ショート+超長期JGBショート+円ショート」といったリスクオフ寄りポジション、その後の政策パッケージ次第で「リフレ銘柄ロング+円ショート」を組み替える二段構えが現実的。
ボラティリティ上昇が高確率なので、バニラオプションやコリドールなど、ボラロング戦略の検討余地が大きい局面。

【日本でのMBO】
1月は公表ベースでは案件なし。

2026年1月31日
AM10:45 気温5度 風冷たく体感温度は2度程度