世界の動き 2024年3月13日 水曜日

今日の言葉
「テロの脅威」
米国ではテロの脅威が、かって無かったほど高まっているとFBIは考えているようだ。
先日はニューヨークの地下鉄で警察に加えて州兵までが動員され警備が強化されている報道があった。急増する暴力行為の取り締まりのためだという説明だったが、テロ対策と聞くと納得する。
日本では脅威は無いのだろうか。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ケニア、ハイチへの派遣予定部隊を保留
【記事要旨】
ケニアは、ハイチが新政府を樹立するまで警察官1,000人を派遣する計画を一時停止すると発表した。 月曜日、ハイチのアリエル・ヘンリー首相は、新たな暫定政府が樹立され次第辞任することに同意したがそれがいつ起こるかは不明だ。
首相の発表は、警察署、刑務所、主要空港、港、その他の政府機関に対する集団暴力が数日続いた後に行われた。 ギャングたちは首相が辞任しなければ内戦になると脅していた。
首相の決定は、すでに混沌とした状況にさらなる不確実性をもたらした。 米国は月曜日、国連の支援を受けているケニア主導の多国籍軍を支援するために1億ドルを提供すると発表したが、ケニアの報道官は「政権のない首都を通ることは出来ない」と述べた。
首相は契約をまとめるためにケニアに行った後、プエルトリコで足止めされています。 多くのハイチ人は彼の権力が不法なものであると考えている。
カリブ海諸国の指導者らは、ハイチを主導する暫定評議会の創設を目指してジャマイカで協議を行った。 しかし指導者は月曜日、計画はまだ最終決定されていないと述べた。
【コメント】
ヘンリー首相がなぜプエルトリコで足止めされているのか理由がやっとわかった。すんなり帰国できそうもなく、事態は混沌としている。

2.米国はウクライナにさらに多くの武器を送る予定
【記事要旨】
バイデン政権はウクライナに最大3億ドルの武器を送る応急計画を発表したが、これは12月末に資金が枯渇して以来初の同国への新たな支援策となる。
ウクライナは特に防空システムを必要としている。 ロシアは特に東部の都市への砲撃を続けている。 国防省高官は今回の部空システムの効果は数週間だろうと見ている。
米国からさらに多くの援助が来るかはまだ不明だ。 上院はウクライナへの601億ドルを含む緊急支援法案を可決したが、下院共和党は法案の採決を拒否している。
【コメント】
トランプが大統領になるとウクライナ支援はバッサリ削減されるだろう。先日ローマ教皇が和平を呼び掛けたがウクライナは現状での和平を拒絶している。どうなるだろうか。

3.上院議員らバイデン氏にイスラエルへの武器供与をやめるよう要請
【記事要旨】
上院議員8名(民主党7名と無所属のバーニー・サンダース氏)は書簡の中で、米国が支援するガザ地区への人道支援の制限が解除されるまで、イスラエルに対ハマス戦争用の攻撃兵器を供与するのをやめるようバイデン大統領に要請した。
この要請は良いタイミングのようだ。 バイデン氏はイスラエルのネタニヤフ首相に公然と不満を抱いており、ガザ南部のラファへの侵攻をしないよう警告した。 一部の米当局者は、バイデン氏がイスラエルが購入する兵器の使用方法の制限を加えることを考え始めているようだと述べた。
【コメント】
久しぶりにバーニー・サンダースが出てきた。もう82歳だが元気そうだ。

その他の記事より:
・インドの(反イスラム)市民権法
India: The government announced that it would begin enforcing a citizenship law criticized as anti-Muslim, as officials prepared to announce a date for national elections.
・ボーイングは監査で欠点
Boeing: U.S. aviation authorities found that Boeing had failed 33 of 89 audits of its 737 Max jet production.
・英国保守党も政治資金問題
U.K.: The governing Conservative Party is under pressure to return millions to a donor who reportedly said that a top Black lawmaker “should be shot.”

2024年3月13日 水曜日