世界の動き 2023年1月11日 水曜日

今日の言葉:
“CITI never sleeps”
 世界各国で銀行業務を行っているCITI Bankの有名なキャッチフレーズだ。
 今日は6時前に家を出て新幹線で名古屋に向かっている。山手線はこの時間でほぼ満員だった。
 「都会は眠らない」広告ながら、我々を勇気づけてくれることばだ。

(新幹線内のWifi環境悪く、発信は午後3時過ぎになりました。すいません。)

ニューヨークタイムズ記事
1.Covidが上海で猛威を振るう
【記事要旨】
 先週、上海では、地元の保健当局が、同市の 2,600 万人の住民の最大 70% が感染したと述べ、Covid の発生がピークに達したことへの自信を表明したが、中国のCovidの波は、依然として最も人口の多い都市に押し寄せている。
 病院では、多くのスタッフが、同僚がウイルス検査で陽性となった後欠勤しているため、過重労働であると述べている。患者は、ロビーや廊下など、利用可能なすべてのスペースで治療を受けている。
 葬儀屋では、会葬者は愛する人の遺灰を抱えて路上で嘆き悲しんでいる。
 上海は昨年の春、中国で最も過酷な封鎖の 1 つに耐えた。 汚れた検疫所には簡易ベッドがあふれ、住民は 2 か月以上家に閉じこもり、怒りと不安を煽っていた。
【コメント】
 一度に集団免疫を獲得しようとする荒っぽいやり方だ。死亡率の低いオミクロン株だから出来る策だ。まだ第5類に分類すれ出来ない我が国の優柔不断さと対極をなす。良し悪しは別として。

2.地球温暖化は進むばかり
【記事要旨】
  欧州の気候科学者は昨日、2014年以来、記録上最も暑い年が8回あったと述べた。 昨年は記録上 5 番目に暑い年で、 2016年は今までで一番暑かった。
 地球温暖化を抑える傾向にある気候パターンであるラニーニャが 3 年目に入ったにもかかわらず、ヨーロッパでは 2022 年にこれまでで最も暑い夏だった。中国の東部と中央部、パキスタン、インドはいずれも長く極端な熱波を経験し、パキスタンではモンスーンによる洪水が多くの被害をもたらした。
 全体として、化石燃料の燃焼による地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出が広まった19世紀後半よりも、現在の世界の気温は摂氏1.2度(華氏2.1度)上昇している。
 ある研究者は、「1970 年以降の気温を直線で結ぶと、2022 年は予想される気温とほぼ同じになる」と述べている。
 米国では再生可能エネルギーが石炭火力を上回ったにもかかわらず、昨年の炭素排出量は少し増加した。
【コメント】
 温暖化のマクロの動きについての報道はめっきり減った。戦争やインフレの方が身近な大問題だと言うことだろうが、10年単位では温暖化、水不足、穀物の飢饉、漁獲量の不足により人類が絶滅するかどうかの瀬戸際であることを忘れてはならない。

3.戦略的なマルコスとドゥテルテの同盟
【記事要旨】
 フィリピンではフェルディナンド・マルコス・ジュニアが大統領で、サラ・ドゥテルテが副大統領である。
 批評家は、彼らのパートナーシップは、2 つの強力な政治的家族を保護し、父親の遺産を形成するように設計されていると述べている。どちらの家長も権利侵害と汚職で告発されており、両方の家族は複数の法的問題に直面している。
 マルコスとドゥテルテは、統一戦線に取り組んでいる。マルコスは、ロドリゴ・ドゥテルテの麻薬に対する悪質な戦争を擁護し、サラ・ドゥテルテは、フェルディナンド・マルコス長老の下での戒厳令の年に言及する新しい教科書で物議を醸すフレーズの使用を擁護した。
 彼らの力のバランスは脆弱であり、人気のある元市長であるドゥテルテは、2028 年の有力候補となる可能性がある。
 中国がますます影響力を得ようとしている東南アジアとの関係を深めようとしている米国にとってリスクは高い。 フィリピンは重要な安全保障パートナーであり、この地域で最も古い同盟国だ。
 フィリピンでは、わずか数家族が議会の最大 70% を占め国政を支配している。
【コメント】
 フィリピンの対中政策に米国は影響を与えたいのだろうが、巨大なクジラを制御するのは難しい。特に釣り竿が安定しない際は。

その他:
ペルーの騒乱
 Violent riots in Peru over the ouster of the former president are sweeping the country. At least 17 people were killed on Monday in what a rights activist called “a massacre” by security forces.
野党指導者に医療支援を
 More than 200 Russian doctors signed a letter urging President Vladimir Putin to give Aleksei Navalny, the imprisoned opposition politician, medical care. They signed with their full names, a rare example of public criticism.
6歳男児が教師を銃撃
 A 6-year-old who shot his teacher in Virginia last week appeared to do so intentionally, the police said.

2023年1月11日 水曜日