臨時国会が終わった(らしい)。
二つの大きなテーマがあった(はずだ)が、なんとも締まらない結末になった。
一つ目は、旧統一教会問題。国会での議論を通じ、教会がどのように自民党の中枢、特に安倍派に食い込み、国政を左右させてきたか少しは解明されることと期待していた。ところが議論の中心は、被害者の救済法制に向かい、法律の表現についての枝葉末節の議論に終始した。自民党・安倍派の大勝利だ。
二つ目は、防衛費の増額に代表される国の骨格についての議論だ。ウクライナ戦争を受け、台湾への中国進行への備えをどうするか論戦を期待した。しかし出てきたのはNATO諸国並みにGDP比2%の防衛予算を組むという結論ありきで、論戦は主に自民党内での不足分の1兆円は増税で行うか国債で行うかという枝葉末節の議論に終始した。反撃能力はこれまで米国に依存するというのが政府の説明だったが現状をどのように国防族は考えているのだろうか。米国で旧式化して使わなくなった無人機を購入するという報道がある。米装備の在庫一掃に協力するのは、我が国国力を毀損する行為に見えるが、如何なものであろうか。
この間、メディアの報道も本質をとらえた報道は無く、党派間の駆け引きと自民党内の派閥の駆け引きの報道に終始した。
この国はどうなっていくのだろうか。この国はもう詰んでいる気がする。国がこうなったときに個人としてはどうするすべがあるのだろうか。大金持ちのようにシンガポールに移住も出来ない。弱りましたね。。
2022年12月18日 日曜日