世界の動き 2022年9月20日 火曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の一言:
「ER」
 エリザベス女王の国葬中継を観て、衛兵が大きなERと書かれた伝統的な衣装を着ていたのに気が付いた。これはエリザベス女王の紋章でElizbeth Regine(エリザベス女王の御代)を示すそうだ。チャールズ国王になるとCharles Reignになると言われているようだが、どう変わるのだろうか。

ニューヨークタイムズ記事
1.英国は女王を埋葬
【記事要旨】
 女王はウィンザー城でフィリップ殿下の傍らに埋葬され英国の公式な服喪は終わった。国葬はウェストミンスター寺院で行われ、王族に加え各国からの来賓、約200名の国へのサービスを提供した人々が参列した。ウィンザー城への道筋は数十万の見送りの市民で埋められた。ウィンザー城での最後の礼拝は親族だけで行われ女王を安らかに送った。女王は一つの時代のブックエンドだったという見方がある。
【コメント】
 国葬は、本当に葬儀そのものだった。王族、親族、国への貢献者、英連邦からの来賓、その他来賓、という順序付けがはっきりしていた。天皇陛下、バイデン大統領を画面で捜したがわからなかった。TVからでも厳かな葬儀に参加した感想を持った。

2.国連総会開始
【記事要旨】
 第77回総会が昨日から始まった。3年来で初の実開催の総会では、ウクライナをめぐるロシアと欧米の対立、貿易問題と台湾をめぐる米中対立、食料・エネルギー危機、パキスタンの洪水のような気候変動が話し合われる。韓国の尹大統領は本日演説予定で、北朝鮮の核脅威に対して米日との協力で対抗する姿勢を示す。中露とインド首脳は総会に出席しない。欧米はイランに核開発の停止を迫る。開発援助に関する見方は途上国と先進国に大きな差がある。
【コメント】
 課題山積に対して国連の機能不全で、どのような展開になるのか不明だ。岸田首相と尹大統領の会談は是非実現してもらいたい。

3.ウクライナでは核の危機高まる
【記事要旨】
 ミコライフ地域のウクライナ第二の原発がロシアのミサイル攻撃を受け、発電施設から900フィート(274m)の原発建屋(水力発電施設)が破壊された。この損害で発電施設の一部が停止し電力供給が制限された。原発依存の高いウクライナでは冬季の電力供給が懸念される。
【コメント】
 ロシアの軍事作戦は最終的にプーチンが承認しているのだろうか?原発の危険性を理解しているとはとても思えない。

その他:
中国でのバスの事故
The deaths of 27 people on a quarantine bus in China renewed an anguished debate over “zero Covid.” Even in Tibet, where people live under repressive controls from the Chinese government, there are grumblings against lockdowns.
トランプは何をやってきた人か
Donald Trump is involved in six separate investigations. And the trial of one of his advisers, Thomas Barrack, who is accused of working secretly for the U.A.E., may shed light on foreign influence campaigns.
「オペラ座の怪人」の終焉
“The Phantom of the Opera” is the longest-running show in Broadway history. Based on Gaston Leroux’s 1911 novel, this symbol of musical theater will drop its famous chandelier for the last time in February after 35 years, becoming the latest show to fall victim to the drop-off in audiences since the pandemic hit.

(2022年9月20日 火曜日)