世界の動き 2022年9月19日 月曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の一言:
「敬老の日」
 「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」趣旨の国民の祝日だ。1963年(昭和38年)に老人福祉法により国民の祝日として制定され、翌年から施行された。昭和40年の統計では、65歳以上の人口は619万人、総人口に占める比率は6.3%に過ぎなかった。
 2022年では、老齢人口は3621万人で総人口比は29.1%になっている。60歳代では働いている人が50%以上いるという。健康であれば、働くのが当然で、生活防衛の意味もあるだろう。
 もう、敬老の日の位置づけを変えるべきだろう。この国の若者に希望を与えるためにも、人口構成の変化に対応した社会福祉政策の抜本的見直しを進めてもらいたい。

ニューヨークタイムズ記事
1.エリザベス女王の国葬
【記事要旨】
 今日11時からウェストミンスター寺院で国葬が行われ、10日間の服喪が終わる。世界中から要人が参列し、世界中で何億人もが中継を視聴し、ロンドンから女王が埋葬されるウィンザー城には見送りの市民の列が見られる。
【コメント】
 歴史的な日だ。TV中継を観てみたい。

2.日本は歴史的な台風に備える
【記事要旨】
 猛烈な台風14号(英語ではNanmadol)は九州を襲い、大雨・強風・地滑り・洪水への警報が発令され、避難所に退避する市民が多数でている。九州では20インチ(50㎝)以上の降雨が予想され、19万戸で停電が発生し、新幹線は九州全域で運休し、国内線の多くの便がキャンセルされている。
【コメント】
 日本の記事は天災ばかりで、明るいニュースに乏しいですな。

3.チータがインドに戻る
【記事要旨】
 75年前にインドで絶滅したチータが戻ってきた。8頭がナミビアから輸送され、絶滅した猛獣が復活できるか実験される。チータは以前は、アフリカ、アラビア、アジアに広く生息していたが現在はアフリカに8,000頭ほどが生息するのみだ。8頭のチータはクノ国立公園に放たれる。インドは40頭に達するまでナミビアから輸入予定。英支配下のインドではチータの生息する森林が伐採され、上流階級の狩猟の対象にされた。今回のチータ再興はモディ首相のナショナリズム政策の一環だ。
【コメント】
 従来生息していたのなら、住環境は大丈夫なのだろうか。チータは何を食べていくのだろうか。

その他:
台湾の大地震
A powerful earthquake killed at least one person in Taiwan yesterday.
インドの富豪は世界一
Gautam Adani, the richest man in India, is now wealthier than Jeff Bezos, NPR reports.
困窮するハイチ
Protests over Haiti’s economic misery have pushed the country near anarchy. Regional leaders described the crisis as a “low-intensity civil war.”

(2022年9月19日 月曜日)