世界の動き 2022年11月24日 木曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の言葉:
「ワールドカップ」
 昨夜は仕事をしながらラジオで日独戦を聞いていた。後半40分になり我慢できずTVを観た。長いアディショナルタイムを凌ぎ切ったときは本当に安堵した。
 日本代表の多くの選手がドイツのブンデスリーガで活躍しているそうで、ゴールを挙げた2人はドイツでもストライカーだそうだ。地力も上がってきたということだろう。おめでとう日本代表!

ニューヨークタイムズ記事
1.エルサレムで爆弾が爆発
【記事要旨】
 昨日、エルサレムで 2 回の爆発があり、15 歳の少年が死亡し、少なくとも 18 人が負傷した。 朝のラッシュアワーにバス停での爆発は、テロに対してより厳しい迅速な対応を新政府に求める声を引き起こした。
 夜通し、イスラエル兵とパレスチナ過激派の間のヨルダン川西岸での銃撃戦が起き、パレスチナ人の若者が死亡した。今週、イスラエルの若者がヨルダン川西岸の集中治療室からパレスチナの武装集団に連行され殺された。先週は、 3 人のイスラエル人入植者が殺害された。爆発は「一匹狼」でなく組織的なものと見られている。
 暴力の連鎖は、この春、アラブの襲撃者が 5 回の攻撃で 19 人を殺害したときに始まった。その後、イスラエル軍は西岸の過激派に対する襲撃を強化し、100 人以上のパレスチナ人が死亡し、パレスチナの武装勢力が再び急増した。
  ヨルダン川西岸ではパレスチナ人に対するイスラエル入植者による暴力の増加は、1,000 人以上のパレスチナ人を家から追い出そうとするイスラエルの取り組みと相まって、パレスチナ人の怒りをさらに悪化させている。
【コメント】
 憎悪と暴力の連鎖だ。ナタニエフの極右政権の登場で一層の拡大が避けられない。

2.ウクライナを覆う停電
【記事要旨】
 重要なインフラを標的としたロシアのミサイル攻撃の後、ウクライナの多くは電力を失っている。 ロシアのロケットが南部の産科病棟に着弾した後に死亡した新生児を含め、少なくとも10人が死亡した。
 キエフやその他の都市に電力が供給されなくなった。 ソ連時代の電力システムがウクライナの電力システムと絡み合っているモルドバでも停電が発生した。 ウクライナの 3 つの原子力発電所が停止を余儀なくされた、と当局は述べた。
 Zelensky 大統領は、電力グリッドが「巨大な」被害を受けていると述べた。 彼は、停電が長引く場合に住民に基本的なサービスを提供するために「無敵のポイント」と呼ぶ数千の仮設センターを準備する取り組みを発表した。
【コメント】
 極寒の冬をどう乗り切るのだろうか。武器を支援することは出来てもインフラ支援は簡単に出来ない。

3.デリーの頑固な有毒空気
【記事要旨】
 10 年前、アジアの 2つの大国の首都の空は世界で最も汚れていた。
 中国政府は、汚染に対する戦争を宣言した後、大気をきれいにするための 1,000 億ドルの取り組みを進めた。現在、北京の晴天は年間 100 日以上ある。
 しかし、ニューデリーは、何百万台もの車両からの排気ガスや、暖房や調理に使用される直火の煙が空を満たしているため、依然として有毒な空気に直面している。この秋、スモッグが原因で、当局はトラックの通行を止め、学校を閉鎖し、リモートワークを推し進めた。
 インドは巨大で乱雑な民主主義国家であり、政治的決意と世論の圧力の両方に欠けており、中国ほど裕福ではない。インドの政治家は、解決策を見つけようとする代わりに、この危機を利用して互いに攻撃し合っている。
 大気汚染は、他のどのリスク要因よりも多くのインド人を殺していることが知られている。しかし有権者は、2019 年の調査で大気の質を 17 番目に緊急の懸念事項としてランク付けし、雇用、ヘルスケア、インフラに大きく後れをとっている。
【コメント】
 写真で見ると凄いスモッグだ。日本も経済成長期にスモッグが空を覆っていた。いまはそれが懐かしい気分になる。

その他:
米国での銃乱射事件
 There was another mass shooting: A Walmart manager killed six people at a store in Virginia yesterday. The gunman was also found dead.
 In updates from the mass shooting in Colorado, lawyers for the person accused of killing five people at an L.G.B.T.Q. club said their client identifies as nonbinary.
日本がドイツを破る
 Japan beat Germany, 2-1, in another defeat of a top team. Before the game, Germany’s players protested FIFA’s decision to stop players from wearing rainbow-colored armbands.
インドネシアの地震
 Rescue workers in Indonesia are still searching for survivors of the earthquake on Monday. The death toll rose to 271.
(もう忘れかけている自分が怖い)

2022年11月24日 木曜日

世界の動き 2022年11月23日 水曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の一言:
「勤労感謝の日」
祝日の中でいかにも英語の翻訳のような印象を受ける日だ。由来を調べた。
日本では古くから、天皇が新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、自らも食する「新嘗祭」(にいなめさい)という祭事が行われてきた。新嘗祭は、1873年(明治6年)に休暇日となった。
日本国憲法制定後、祝祭日から国家神道の色彩を払拭するという方針のもとで新たに祝祭日を選定し直すことになり、「新穀祭」「生産感謝の日」などの案が検討された結果、「感謝の日」案が有力となった。GHQの命令により米国のThanksgiving Dayに相当する祝日を設けることとなったことが由来とも伝わっている。日本社会党などの委員による賛成多数で「勤労感謝の日」が採択された。
由来はともかく、今年最後の祝日だ。一年の疲れがたまる時期のお休みはありがたい。

ニューヨークタイムズ記事
1.インドネシアで死者数が増加
【記事】
インドネシアでは、.停電と道路の封鎖のなか救助活動を続けている。 268 人に達した死者の多くは家庭や学校にいる女性や子供だった。 150人以上が行方不明のままだ。
何万人もの人々が家を追われた。 1,000 人以上が負傷し、病院はあふれている。
マグニチュード 5.6 の地震による被害の全体像はまだ明らかになっていない。 1 つの村全体が土砂崩れに飲み込まれた。
【コメント】
最近地震が増えている日本の防災強化を急ぐべし。教訓だ。

2.サウジがアルゼンチンに勝利
【記事】
ワールド カップ史上最大の番狂わせの 1 つで、サウジアラビアはアルゼンチンを 2 対 1 で破った。
アルゼンチンは、おそらく史上最高の選手であるリオネル・メッシをサポートするために慎重にチームを構築した。サウジアラビアは、いけにえの子羊として広く見られていた。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子でさえ、勝つことよりも「自分自身を楽しむこと」に集中するようアドバイスしていた。
敗戦はアルゼンチンにとって単なる敗北ではない。 「88,000 人の前でアルゼンチン人の肌に刻まれた恥ずかしさ、侮辱、汚名であり、テレビで生中継され、世界中に向けられた。」とタイムズのレポーターは述べている。
ハーフタイムになっても、サウジの勝利は難しく見えた。アルゼンチンは 4 回ボールをネットに入れたが、3 回はオフサイドで除外された。
おそらくこれがメッシにとって最後のワールドカップになるだろう。35 歳のメッシはトーナメントで優勝したことがない。
ワールドカップでポルトガル代表としてプレーしているロナウドは、マンチェスター・ユナイテッドを退団するとクラブは述べた。
【感想】
日本のドイツに対する勝利も明日大きくタイムズで取り上げてもらいたいものだ。

3.中国でCovidロックダウンが再開
【記事】
中国は、コロナウイルス感染症への対応を軟化するとほのめかしているにもかかわらず、全国でロックダウンが行われている。
北部の都市である石家荘は、大部分が5日間の封鎖下にある。上海のいくつかの地域では、住民に検査がほとんど必要ないことを告げてからわずか数日後に、頻繁な検査を再開した。
学校や企業は北京全土で閉鎖を余儀なくされ、指導者たちは経済の足を引っ張っていた制限を調整しようとしていた。先週末、市は数ヶ月で最初のコロナウイルス関連の死亡を記録した。
今月初め、中国は、封鎖、検疫、および毎日の大規模な検査によって引き起こされる混乱を制限するために、Covidの制限を微調整すると述べたが、感染の爆発は、政府の決意をテストし、中国経済がいつ再開されるかについて疑問を投げかける。
10 月下旬以降、ほぼ毎日のように新規感染者が増加しており、昨日発表された症例数 27,307 は、上海のロックダウンが行われた 4 月初め の 28,973 に近づいている。
【コメント】
中国が復活しないと世界のサプライチェーンが影響を免れない。当分はゼロコロナ堅持のようだ。コロナを鎮圧するのよりも共産党の統治能力を示す道具になっているようだ。
日本では塩野義のブコーバという薬が承認されたそうで、朗報だ。

その他:
フィリピンでハリス副大統領が中国を非難
In the Philippines, Kamala Harris, the U.S. vice president, denounced China for “intimidation and coercion” in the disputed parts of the South China Sea.
(中国のロケットの破片を中国が強奪したという事案ですね)
BREXITは支持されず
An opinion poll showed that support for Brexit has fallen to its lowest level yet in Britain.
(後悔先に立たず)
ニューヨークフィルでは女性が男性を上回る
Women outnumber men in the New York Philharmonic for the first time in its 180 years.

2022年11月23日 水曜日

世界の動き 2022年11月22日 火曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の言葉:
「11月22日」
今日は良い夫婦の日だ。車のナンバーをこれにしていた財界人がいた。特にそういう印象は無い方だったが、この日になると思い出す。ネーミングとしては良いですね。

ニューヨークタイムズ記事
1.インドネシアで致命的な地震
【記事】
昨日、インドネシアのジャワ島をマグニチュード5.6の強力な地震が襲い少なくとも 162 人が死亡し数百人が負傷した。多くの人が、損傷した建物の下敷きになったり、地滑りに巻き込まれたりしており死傷者数の急増が見込まれる。
多くの人が救急車で主要病院に到着できず、政府のテントや中小病院で手当てを受けている。
地震が発生したチアンジュール地区は、インドネシアで最も災害が発生しやすい地域の 1 つで、地震、津波、火山噴火だけでなく、洪水、地滑り、干ばつが頻繁に発生する。
インドネシアは、太平洋盆地に沿った火山と断層線の弧である「リング オブ ファイア」上にあり、 2004 年のスマトラ島沖地震では津波が発生し、約 23 万人が死亡したが、半数以上がインドネシア住人だった。
【コメント】
地震大国日本としては他人事ではない。一時、国土強靭化を謳っていたがどうなったのだろうか。

2.イランの抗議行動に対する有名人の支持
【記事】
ワールドカップで、イランのサッカー選手は、国歌を歌ったり、2つのゴールを祝うことを拒否した. (イングランドはイランを 6 対 2 で破った。)  スタンドでは、一部のファンが代わりに革命前の国歌を歌った。神権政治に対する抗議と見なされ、革命前の旗を掲げていた一部のイラン人は、スタジアムへの入場を拒否された。
日曜日の記者会見で、チームのキャプテンであるEhsan Hajsafiは、「この国の状況が正しくなく、国民が満足していないことを受け入れなければならない」と述べた。特にイランの国内サッカーリーグに復帰しなければならない選手にとって、こうした行動には政府の報復のリスクを伴う。
テヘランでは、ヘンガメ・ガジアーニとカタユン・リアヒという 2 人の有名な女優が、反抗的に頭のスカーフを外したとして週末に逮捕された。同国の映画産業に対する広範な取り締まりに逆らって、声を上げた映画関係者の中で最も新しい人々だ。
【コメント】
ワールドカップでも抗議運動があり、イランの状況が世界に知れ渡ることになった。

3.腕章をめぐるワールドカップの戦い
【記事】
ヨーロッパのサッカー連盟は、L.G.B.T.Q. をサポートするために、チームのキャプテンがワールド カップの試合で虹色の腕章を着用することを計画していた。
週末にかけて、サッカーの運営組織である FIFA からの圧力にもかかわらず、彼らは前に進むつもりのように見えた。各チームは、FIFAの厳格なユニフォーム規則に違反したことに対する罰金を喜んで受け入れるように見えた。
しかし、FIFAは承認されていない腕章を着用しているプレーヤーにイエローカードを発行すると脅した。
チームは「罰金を支払う準備はできている」と述べていたが、「選手を警告されたり、フィールドを離れることを余儀なくされるような状況に置くことはできない」と述べた。
【コメント】
この動きは知りませんでした。BBCは開催式の中継を止めたそうだが、NHKは大はしゃぎしている。愚民にはパンとサーカスということか。

その他:
中国のコロナ
China announced its first Covid-19 deaths in almost six months, all in Beijing, the BBC reports. A health official there warned that the city was facing its most severe pandemic test yet, as cases continue to soar.
コロラドでの銃乱射
The U.S. endured another mass shooting: Five people were killed at an L.G.B.T.Q. nightclub in Colorado over the weekend. The suspect was charged with murder and hate crimes yesterday.
Orionロケット
NASA’s Orion spacecraft zipped past the moon’s far side yesterday. It passed within 81 miles (about 130 kilometers) of the surface.
(日本の衛星は失敗らしい。残念)

2022年11月22日 火曜日

世界の動き 2022年11月21日 月曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の一言:
「腹痛」
 昨夜は2時頃腹具合が悪く目が覚めた。珍しいことだ。
 先週は自宅にずっといて、10時と3時におやつを食べていたのだ。3度の食事はもちろん取っていた。体重はじりじりと増加傾向だ。
 食べ過ぎへの身体の警告かも知れない。耳を傾けるべきだ。

ニューヨークタイムズ記事
1.ワールドカップが始まる
【記事】
 昨日からワールドカップが始まった。初戦はエクアドルが開催国のカタールに勝利。楽しいスポーツイベントに、汚職や人権侵害に関する懸念が大きく立ちはだかっている。カタールのワールド カップは、スポーツの構造を永久に変えた可能性がある。
 以下は現地の同僚のタリク パンジャとの話の抜粋だ。
・ワールドカップは世界規模でオリンピックよりも大きく、世界で最も注目されているイベントだ。
・32 チームは、国境を越えて、特に歴史的にほとんどの国がワールドカップの出場権を獲得していないアジアで、サポーターの想像力をかき立てる。
・カタールは湾岸砂漠の小さな点であり、ここにあることを世界に知らせたい.この規模のスポーツ イベントを開催するのは、アラブ人およびイスラム教徒としては初めてで、サウジアラビアとUAEは羨ましそうに見ている。
・2009 年、カタールは数千万ドルを費やしてワールド カップを開催しようとしたが、カタールの入札は冗談のように思えた。彼らは、暑さについて、コネチカットよりも小さな国でゲームをどのように適合させることができるか、アルコールを許可するかどうかについて質問を受けていた.
・当時の FIFA の会長が封筒を開けてカタールの名前が出たとき、すぐに誰もが汚職に焦点を合わせた。その後の調査により、FIFA は開催国を指定する方法を変更せざるを得なくなり、ある国がどのようにして現金の力で世界を意のままに曲げることができたかが明らかになった。
・この 1 か月のイベントを開催するために、 12 年かけて国全体を作り直した。建設のために、数十万人の海外労働者、特に南アジアの労働者を集められた。人権団体によると、2010年以来、何千人もの労働者がカタールで死亡している。
・国の人権記録では、労働者の死を精査されている。ワールドカップは、誰にでも開かれたこの祭典であるべきだが、同性愛者であるために人を投獄する国と、どう一致するのだろうか。
・大会は政治化されている。イランでは、全国的な抗議が起きている。フランスの選手、エドゥアルド・カマビンガは、ソーシャルメディアで人種差別的なメッセージを受け取った。アルゼンチンのファンの何人かは、別のフランス人プレーヤー、キリアン・エムバペについて人種差別的な歌を作成した.
・試合に関しては、ブラジルに、次にアルゼンチンに注目だ。これは、リオネル メッシ最後のワールド カップになるかもしれないからだ。
・2002 年以来、ヨーロッパ以外のチームが優勝していない。
【コメント】
 サッカーがそれほど人気のないアメリカ人向けの詳しい報道だ。TVで見ると肌を露出した男性と女性がビールを飲んで盛り上がっていたが、ビール販売は禁止ではなかったのだろうか。

2.COP27は画期的な合意で終了
【記事】
 約 200 か国が、気候変動によって引き起こされた被害に対して貧しい国に支払う基金を設立するという画期的な合意により、2 週間の気候交渉が終了する。
 地球温暖化によって引き起こされた損失と損害に対する支払いに関する決定は画期的なものだった。30 年以上にわたり、発展途上国は豊かな国に対し、気温上昇に関連する異常気象の費用を補償するよう圧力をかけてきた。土曜日に、米国も、基金に同意した。
 発展途上国は、この合意を画期的な勝利として歓迎した。しかし、裕福な国が資金を基金に預け入れたり、既存の目標を達成したりするという保証はない。次のステップを打ち出すために、24 か国の代表者からなる委員会が作られた。
 また一部の指導者は、サミットは地球温暖化の根本原因に対処するのに十分ではなかったと述べた。「合意された損失と損害の取り決めは前向きな一歩ですが、各国が排出削減に向けてより迅速に行動しなければ、『世界の終わりのための基金』になるリスクがある」と専門家は述べた。
【コメント】
 日本代表の発言は日本のTVにも取り上げられなかった。どういうかかわり方をしていたのだろうか。

3.@realDonaldTrump は戻ってくるか?
【記事】
 イーロン・マスクはトランプのツイッターアカウントを復活させた。しかし、同氏が再び投稿を開始するかどうかは明らかでない。現時点で、彼の最後の投稿は 2021 年 1 月 8 日のものであり、フォックス ニュースに、彼自身のソーシャル ネットワークである Truth Social にとどまると語った。
 マスクは、簡単な世論調査で決定を下したようだ。 1,500 万票を超える投票が記録され、トランプ氏の復職は 52% 近くの得票率で勝利した。
 このサイトは、2021 年 1 月 6 日に国会議事堂で暴動が発生した後、トランプ氏の投稿が暴力を扇動する危険性があるとして、トランプ氏の投稿を禁止した。 2024 年の大統領選に出馬するトランプ氏は、Twitter に復帰することでリーチが広がる可能性があるが、分裂を拡大する可能性もある。
 トランプ氏の復活は、Twitterの収益の大部分を提供している 広告主をさらに思いとどまらせる可能性がある。金曜日にさらに 1,200 人の従業員が辞めた後、マスクは基盤となるテクノロジーについて支援が必要だった。
【コメント】
 マスクは言論の自由の信奉者でありトランプの投稿が制限されるべきでないという信念があるようだ。バイアスのかかった投稿の増加は広告収入と逆相関すると見る。

その他:
マレーシアではどの政党も過半数を取れず
 After elections on Saturday, Malaysia faces its first-ever hung Parliament.
金ジョンウンはミサイル発射に娘を帯同
 North Korea fired one of its largest ballistic missiles on Friday. Kim Jong-un took his daughter to watch, her first public appearance.
ケルソンでは冬を越せない
 Ukraine said it would help Kherson’s residents leave before winter. The recaptured city lacks essential services.

2022年11月21日 月曜日

G20サミット

G20サミットの参加国は19の国とEUだ。
19の国を地域別に分けると以下のようになる。国の横に付した数字は世界のGDPランキング2022年だ。

【米州から】5か国
米国1位 カナダ9位 ブラジル11位
メキシコ15位 アルゼンチン31位

【アジア・豪州から】6か国
中国2位 日本3位 インド6位
韓国10位 オーストラリア13位 インドネシア16位

【欧州から】5か国
ドイツ4位 英国5位 フランス7位
イタリア8位 ロシア12位

【中東・アフリカから】3か国
サウジアラビア19位 トルコ22位 南アフリカ34位

【GDPでは19位以内なのにG20には入っていない国】3か国
スペイン14位 イラン17位 オランダ18位

こうしてみると、スペイン、オランダは欧州の主要国に追い出された形だ。
イランは、中東ではサウジとトルコに席を譲っている。制裁を受けている身としては仕方ない。アルゼンチンは南米枠で滑り込んでいる。南アフリカはアフリカ枠で当選確実だ。

意外なのは北欧諸国が入っていない点とアフリカの大国ナイジェリアとエジプトが入っていない点だ。G20のメンバーは入れかわりがあるだろうが、タイあたりが参加してきても良いだろう。但し、サッカーのワールドカップと同様に地域別の代表枠の調整には困難が伴うだろう。

さて、G7では日本はアジアの代表としての地位を確保してきたが、GDPでは中国に抜かれ、インドにも近未来に抜かれそうだ。1人当たりGDPでは韓国に抜かれそうだ。安閑とはしていられない。G7の存在意義が取りざたされているが、国際的な情報発信の場として席を維持するに越したことはあるまい。

2022年11月20日 日曜日