世界の動き 2023年2月21日 火曜日

今日の言葉
「銀河鉄道999」
漫画家の松本零士氏が亡くなった。代表作は宇宙戦艦ヤマト、キャプテンハーロック、とりわけ銀河鉄道999だ。
銀河鉄道の夜をアニメにしたような作品だった。鉄郎と謎めいたメーテルが旅を続ける。どこが終点かわからず物語の終わりも定かでなかった。なぜあれほどの熱狂をもたらしたのか、今ではそれが不思議だ。

ニューヨークタイムズ記事
1.バイデンの電撃訪問
【記事要旨】
バイデン大統領は、ウクライナを支援するという米国の「揺るぎないコミットメント」を示すために、ポーランドからウクライナの首都まで約10時間の列車に乗った。
空襲のサイレンが鳴る中、バイデン氏は日差しの中を歩き、ホストのゼレンスキー大統領と共にキエフのダウンタウンにある修道院を訪れた。 バイデンは、追加の軍事援助で 5 億ドルを約束したが、ウクライナが訴えている高度な兵器については語らなかった。
「1年後、キエフは立っている」とバイデンは、ロシアの侵攻から1年が経過するわずか4日前のゼレンスキーとの記者会見で語った。 「そしてウクライナは立っている。 民主主義は立っている。」
バイデンのウクライナへの侵攻開始後最初の訪問は秘密に包まれていた。 米国は、彼がキエフに到着する数時間前に、彼の計画についてロシアに警告した. バイデンと一緒に旅行した2人の記者は、旅行が終わるまで詳細を公開しないことに同意した. バイデン氏がキエフに滞在していたのは、 6 時間足らずだった。
今日プーチン大統領はモスクワで国家演説を行い、バイデンはワルシャワで演説する予定だ。
【コメント】
岸田首相は訪問の機を逸した。先の訪欧時がチャンスだったのに残念だ。

2.中国はロシアを武器支援するか?
【記事要旨】
ロシアの国営メディアが、中国の最高外交政策当局者がモスクワに到着したと報じたとき、北京は、ロシアに「致命的な支援」を与える態勢を整えているという米国の主張に反発した。
中国外務省のスポークスマンは、「戦場に絶え間なく武器を供給しているのは中国ではなく米国であり、米国には中国に命令を出す資格はない」と述べた。
北京はモスクワとの関係を擁護し、ロシアとウクライナを和平交渉に引き込もうとしている中立的なオブザーバーであると主張した。中国は非軍事的な方法でロシアを支援してきたが、パンデミックの後、世界的な関係を再構築しようとしているときに、ロシアに武器を送ることは米国とヨーロッパを深く警戒させるだろう。
バイデン大統領は、習近平に、そのような動きは北京が一線を越えようとしていると信じていることを明らかにした。
クレムリンのスポークスマンは、王毅氏がモスクワ滞在中にプーチン大統領と会談する可能性があると述べた。
【コメント】
世界の三大軍事大国が巻き込まれた軍事紛争になる恐れがある事態だ。「まさかの時の友が真の友」ということわざからすれば、中国はロシアを軍事支援する可能性は高いと見る。

3.また地震発生
【記事要旨】
46,000 人以上が死亡し、100 万人以上が家を失った強力な二重の地震の 2 週間後、マグニチュード6.3の地震が既に多数の建物が倒壊しているトルコ南部とシリア北西部を揺るがした。
新しい地震は、生存者の間でパニックを広げた。彼らの多くは、怖くて建物の中に入ることができないため、テントに滞在したり、車の中で寝たりしている。
シリアでは、反乱軍が支配する地域混乱が広がっている。
アンカラ訪問中、ブリンケン米国国務長官は、トルコの復興を支援し続けることを約束したが、F-16 の売却と NATO をめぐる論争には進展の兆しは見られなかった。
【コメント】
胸が痛むニュースだ。何とかしたいが何も出来ないのがもどかしい。

その他:
イスラエルでの抗議デモ
Tens of thousands of protesters gathered in Jerusalem as Israeli lawmakers prepared to hold the first votes on bills that would curb the judiciary’s power.
カンボジアの美術品
Cambodia said it had recovered 77 gold relics from the collection of a British art dealer, who died in 2020 and was accused of antiquities trafficking.
ミラノのドゥオモ
The Duomo, Milan’s beloved landmark, has needed constant care basically since 1386, when construction began.
The cathedral is crafted from rare, pink-hued marble that is particularly fragile. Now, climate change and pollution are adding to the challenges of preservation.

2023年2月21日 火曜日