世界の動き 2022年5月27日 金曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より

今日の一言:
 昨日カンブリア宮殿でKeePer技研について見ました。コーティングで日本の自動車文化に貢献している会社だなと感心。若者が活き活き働いている様子で好感を持ちました。

1.テキサスの銃乱射の際、警察は何をしていたのか
【記事要旨】
 警官の突入が遅すぎたという遺族の批判が高まっている。犯人は学校への侵入の際に制止されず、警官に射殺されるまで1時間教室を占拠していた。従来の学校の安全策が銃乱射事件を防げなかったので見直し議論が起きている。
【コメント】
 ニューヨークの学校では銃を持ったガードマンがいたが地方ではセキュリティーが緩いのであろうか。出入り口を一か所に絞っても、犯行の意図と持った人間の侵入を防ぐのは難しそうだ。

2.ウクライナでの戦争はどう終わるか
【記事要旨】
 ウクライナの戦争をどのように終わるかどのように勝利を定義するかが世界的な話題になっている。西側のフランス、イタリア、そしてキッシンジャー博士はウクライナによる領土的譲歩が必要だとする。ゼレンスキー大統領はこの考えに反対でクリミア半島を含め領土の回復を求めている。中欧。東欧諸国もこの考えが多い。ただ、プーチン大統領はウクライナの降伏以外に戦争を終わる考えはないだろうという見方も。制裁に対応しロシア中銀は金利を引き下げる。プーチンは最低賃金を引き上げ、軍隊へのベネフィットを強化。
【コメント】
 戦争が3か月を過ぎ、ロシア、ウクライナともに自国民へのアピールもありチキンレース化している。何か特徴的な事態が起きた時に、中国、トルコ、イスラエル等の仲介により、プーチンが面目を保つ形で終わるのが現実的だろう。

3.米国は中国の封じ込め策へ
【記事要旨】
 中国の強権的政策に変更が無いので、米国は他国と連携し中国共産党の影響力を削ぐが中国を孤立化させることはなく対話は継続していくとブリンケン国務長官が語る。中国の人権問題は引き続き注視して行く。台湾の武力防衛は従来の曖昧戦略を採る。
【コメント】
 この米国のあやふやな態度は、中国は「大きすぎて叩き潰せない」ということだろう。南シナ海の中国の内海化にはしっかりした姿勢を示してほしいものだ。

その他:
ガンビアはどこにあるかわかりますか
Gambia will prosecute its former president, Yahya Jammeh, who is accused of a wide range of atrocities.
英国でも庶民は物価上昇に苦しむ
After a bruising inquiry into pandemic parties at Downing Street, Prime Minister Boris Johnson unveiled an aid package to tackle soaring prices in the U.K. One feature: Direct payments to households from a tax on oil and gas profits.
怖い怖い
A novelist who wrote a blog post titled “How to Murder Your Husband” was convicted of murdering her husband.

(2022年5月27日 金曜日)

世界の動き 2022年5月26日 木曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より

今日の一言:
 セパ交流戦が始まった。パリーグの優位が続いてきたが今年はどうだろうか。
最下位の阪神と日本ハムは交流戦を契機に下剋上を果たす可能性がある。
 A chance in a million.ですな。

1.テキサスの学校での銃乱射
【記事要旨】
 テキサス南部の小学校で18歳の男が銃を乱射し19人の生徒と2人の教師が死亡。男は警官に打たれ死亡。同機はまだ不明。米国の小学校での銃事件では史上2番目の犠牲者の多さ。米では憲法で保障された個人の権利の制約で銃の廃止は進まず。
【コメント】
 ヒスパニック系住民が70%以上の地域らしいが人種的な背景があるかは不明。
 人口より銃の数が多い国柄。ニューヨークに住んでいたころ銃器店に行き種類の豊富さに驚いたことがある。法律で規制しようとしても全米ライフル協会が政治力を行使し不可能な状況がずっと続いている。

2.ロシアは東部での戦線に絞る
【記事要旨】
 ロシアは補給に考慮しドンバスでの75マイルの前線に兵力を集中している。Sievierodonetskという都市が戦闘の中心になりウクライナ軍が死守している。ロシアは侵攻につれて血みどろの市街戦に直面する。 米の台湾防衛の姿勢強化に対し中国は台湾を包囲する形で海空共同演習を実施。
【コメント】
 戦争がどのように移行するにしてもロシアの市民を標的にした軍事行動は止められない。戦争に勝つためには何でもするのが彼らの正義であり戦争の正義だから。

3.ドイツとウクライナとアフリカ
【記事要旨】
 ドイツのショルツ首相はセネガルと南アフリカを歴訪。これら二か国はロシアのウクライナ侵攻を非難する国連決議に棄権したアフリカ16か国に含まれる。エネルギーの確保に不安のあるこれら諸国は中立的な立場を堅持している。セネガル大統領でアフリカ連合の議長であるMacky Sallは、モスクワとキエフを訪問予定。南アのCyril Ramaphosa大統領もロシア制裁には賛成せず露ウの対話を呼びかける。
【コメント】
 西側民主主義は世界の普遍的な考えではない。先日のQUADですら各国の思惑は交錯した。自由と民主主義の実現には、豊かさと政治的な成熟が必要だろう。理念を説くだけでは共感を得られない。

その他:
北朝鮮のミサイル発射の一つはICBM
North Korea launched a suspected intercontinental ballistic missile and two other ballistic missiles on Wednesday in its 17th rocket test this year.
中国は豪州の近くで影響力強化
China is pursuing a sweeping deal with 10 Pacific island nations that would significantly expand its regional influence.
インドの熱波がマンゴの凶作をもたらす
A blistering heat wave has devastated India’s beloved mango crop, threatening farmers’ livelihoods and imperiling culinary traditions. “The soul of a farmer shudders at seeing these fruitless trees,” one grower said.

(2,022年5月26日 木曜日)

世界の動き 2022年5月25日 水曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より

今日の一言:
 映画Field of DreamsでのKevin Costnerの言葉
 ”Is this heaven?” “No, it’s Iowa.”

  毎日地獄の続くウクライナ。アイオワのような平和な穀物産地に戻るのはいつの日だろうか、

1.ロシアは飢餓を武器にしている
【記事要旨】
 世界のリーダー達はロシアがウクライナ国内に20万トンの穀物を閉じ込め世界に飢饉をもたらしていると非難。EUの大統領はロシアがウクライナで穀物や農機具を接収し穀物倉庫を爆撃し黒海を封鎖し輸出を阻んでいると非難。EUは非NATO諸国の船団でオデッサから穀物の搬出を検討するが、ロシアとの一層の緊張をもたらす恐れも。ロシアは従来より小さな地域の制圧を目指すがそれにも遅延。
【コメント】
 西側への陸路での搬出量はどの程度あるのだろうか。ロシアとウクライナへの穀物の依存度は、戦争が始まるまでは懸念材料ではなかった。一度に食糧危機になるとは、戦争が起きるまで気が付かなかった。

2.バイデンの台湾へのコメントがGUADに緊張をもたらす
【記事要旨】
 QUAD前夜の記者会見でのバイデンの台湾への武力侵攻には武力介入するという発言がQUADリーダーに緊張をもたらした。特に豪州の新首相は前政権の政策は台湾紛争が中国との衝突になると批判していたため困難な状況に置かれた。昨日はバイデンは、米国の軍事介入をはっきりさせない政策に変化は無い、と前言を修正。QUADは地域の「平和と安定」を目指す声明を発表。
【コメント】
 インドは当初から中ロの避難には不賛成だったが、豪州も微妙な位置にいると理解。日本はQUADに軍事同盟の色彩を求めるが、これは方向性が違うのだろう。

3.コロナで苦しむのは貧しい国々
【記事要旨】
 2020年2021年の自然死亡率を上回る死亡率を見ると貧しい国が高い。先進国ではワクチン、治療薬、医療施設、マスク等が整備されたが、Ecuador (50%超過), Mexico (40%超過) Peru (97 %増加)と中進国が高い死亡率を記録。米国では15%の超過死亡率で先進国では最悪レベル。
【コメント】
 世界全体では13%。日本はマイナスで死者数は平常より少なかった。いろいろな要因がある結果と思われるが、専門家はしっかり分析しコロナ対策に活かしてもらいたい。

その他:
中露の合同訓練。これは日本で報道されましたっけ?
China and Russia held joint military exercises, sending bombers over the seas in northeast Asia as President Biden visited the region.
さる痘対策
Health officials in more than a dozen nations are assessing their stores of smallpox vaccines, which are also effective against monkeypox.
米国の移民問題
As the U.S. experiences the largest wave of migration at its southwestern border in decades — 8,200 crossings daily — it is increasingly relying on an informal pipeline of shelters to provide meals, places to cool off or sleep, legal guidance, and medical care for migrants, many of whom seek asylum.

(2022年5月25日 水曜日)

世界の動き 2022年5月24日 火曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より

今日の一言:
 キッシンジャー博士の言葉 If you do not know where you are going, every road will get you nowhere. 「どこ行こうとしているかわからなければ、どの道を行こうとどこにもたどり着けない」
 先日FinancialTimes紙の博士へのインタビューを見た。ウクライナ進行後のもので対露、対中の米国外交がテーマだった。博士は5月27日に99歳になるが質問には明確にかつ老獪に回答していた。

1.バイデン大統領は支援を約束
【記事要旨】
 東京での記者会見で台湾が侵攻された際の直接的な軍事支援について「ある。それが従来からの米国の姿勢」と返答。従来の米大統領が取ってきた「戦略的曖昧さ」から一歩踏み込んだ見解。ホワイトハウスは従来通りとバイデン発言を修正しているがバイデンは従来の大統領とは違う見解を繰り返している。東京では米国中心の中国に対抗する緩やかな経済新構想(IPEF)が12か国で発足。
【コメント】
 ウクライナで直接支援を表明して来なかったことがロシアの侵攻を招いたという反省がもたらしたバイデン発言だろう。「台湾有事」は日本の有事になりうるので日本は国防のグランドデザインを明確化する必要がある。個人的には、国防費を増額し、それが米国からの軍用機や軍備輸入に使われるのは遺憾だ。日本は中国と米国の間で自らの国益を守る賢さが問われている。

2.ロシア外交官が抗議の辞任
【記事要旨】
 ロシアのジュネーブの国連代表部に駐在するBoris Bondarev氏はロシアのウクライナ侵攻は恥ずべき行為として辞任。ウクライナのゼレンスキー大統領はダボス会議で世界のリーダーに向けウクライナへの支援とロシアへの一層の制裁強化を訴えた。ロシアから撤退したビジネスのウクライナへの進出も。
【コメント】
 プーチンの鉄の統制にほころびが出てきている一つの表れだろう。ロシアの官と軍の動揺の行方を注視したい。

3.クッシュナーはサウジとの関係を濫用?
【記事要旨】
 トランプ政権発足時中東への投資を促進する30憶ドルのアブラハムファンドが設立されたがトランプの退陣で消滅した。今、クッシュナー(トランプの娘婿で顧問)とムニューチン(前財務長官)は私的に、同じ考えのファンドを設立した。このファンドはUAE,クウェイト、カタールの投資家から5億ドル、サウジの国家ファンドから10億ドル、サウジ投資家から20憶ドルのコミットメントを集めた。
【コメント)
 政権幹部がその後の自分の金儲けに政権時の人脈を使うのはどこの国にもある話。米国はあけっぴろげで職業倫理に抵触する恐れがあるところまで踏み込んでいる。そもそも倫理のない人たちなので批判は全く気にしないだろう。

その他:
フィリピンでのフェリーの火災。知床の方が大きな惨事
At least seven people were killed after a passenger ferry caught fire in the Philippines.
イランでの暗殺?
A senior member of Iran’s Revolutionary Guard Corps was assassinated in Tehran on Sunday. There was no immediate claim of responsibility, but the style of killing echoed previous attacks by Israel.
天文の話題で気宇壮大に
Scientists have long wondered if the planet Mercury may have been hit by a large object, stripping away its outer layers and leaving a rocky remnant behind. New research into rare meteorites called aubrites, scattered across museums on Earth, could shed light on mysteries surrounding the planet closest to the sun.

(2022年5月24日 火曜日)

世界の動き 2022年5月23日 月曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より
今日の一言:
 A friend in need is a friend indeed.
 「まさかの時の友が真の友」

 米国の「拡大抑止」がバイデン来訪で大きく取り上げられているが、従来の「抑止」との違いがよく分からない。IPEFとTPPの違いも同様だ。
 「友情」には何が本当に必要なのか、「本質」を考える時期であり、苦言を呈するのも友人の在り方だとおもうのだが。

1.オーストラリアの新
【記事要旨】
 スコット・モリソン現首相は敗北を認め労働党のアンソニー・アルバニーズ党首が新首相に就任する見込み。アルバニースはモリソン政権への信任投票として選挙戦を展開し、「革命でなく改革」を訴える。有権者は生活費の上昇や、モリソンの「否定と遅延政策」に懸念を抱き、アルバニースの代替エネルギー推進政策を支持。オーストラリアでは投票が義務化され、高い投票率は、労働党への支持が増えたわけではなく、環境保護を訴える小政党等が伸びた。オーストラリアでは選挙運動はソーセージ・パーティーのノリで投票へ行くのは仕事というより支持者の集会という建付けになっている。
【コメント】
 この記事には結果が示されていないが、「豪放送局はオーストラリア下院総選挙(任期3年、定数151)での暫定の獲得議席数。アンソニー・アルバニージー氏率いる野党・労働党は72議席、スコット・モリソン現首相率いる与党・保守連合は55議席となっている 出典:オーストラリア放送協会(ABC)」と放送。連立は不可避で、環境政党や女性活動家がどのように政権に関与するかが今後の見物。

2.バイデン大統領はアジア友好国を歴訪
【記事要旨】
 バイデンはトランプ政権で揺らいだアジアの同盟国との関係強化を目指す。韓国では11日前に就任したばかりの尹大統領と面談し北朝鮮に融和的だったトランプ政権から政策変更。今日は東京で米主導のアジアの経済構想を発表予定だが関税の引き下げを伴わない枠組みの有効性を疑問視するアジア諸国もある。ロシアのウクライナ侵入でぼやけたが、バイデン政権発足当初のアジア重視と中国への対抗政策を世界的に明示するのが訪問目的。
【コメント】
 日本政府は何故IPEFへの参加を唯々諾々と賛成するのだろうか。TPPへ参加してもらうのが正論であろうが。IPEFでの台湾の取扱いも腰が据わっていない印象だ。

3.インド、バングラディシュでの豪雨
【記事要旨】
 死者60人以上、家を失った人が100万人以上という豪雨が、家屋や駅や街を流出させている。今年はインド北部・中部でモンスーン期まえの豪雨が続き、バングラでは昨年はロヒンギャの難民キャンプに大きな被害が出ている。インド洋とベンガル湾からの影響を受けるインドとバングラは特に気候変動の影響を激甚に受けやすい。
【コメント】
 これから日本でも集中豪雨の季節を迎える。他山の石にしたいものだ。

その他:
国連がウイグルの人権状況を調査。中国はどこまで見せるのですかね?
The U.N.’s top human rights official will visit Xinjiang, where Beijing has cracked down on the Uyghur minority, and other parts of China this week. Activists say the trip holds significant risks for the credibility of her office.
戦争犯罪の証拠
Atrocities: The Times is documenting evidence of potential war crimes, like killings in Bucha, some carried out by a notorious Russian brigade. A Times visual investigation shows how Russian soldiers executed people there.
フィリピンでの非都市生活
For decades, young Filipinos have left rural areas in pursuit of economic success, leading to overcrowded cities. The pandemic temporarily reversed that pattern, and many enjoy rural life. If the government makes good on stated efforts to reinvigorate the hinterlands, the shift may stick.

(2022年5月23日 月曜日)