何歳までも勉強

 最近、マンションを購入しようとして、契約とか修繕積立金とか共有部分とかという専門用語を目にする機会が増えた。

 そこで一念発起して、「マンション管理士」と「管理業務主任者」という資格を目指す通信講座に申し込んだ。今日、教材が届いたが、テキスト、過去問題集、さらにはWebを使った視聴プログラムがあり、至れり尽くせりだ。

 70歳を過ぎると働き口が急減する。二人の友人がマンション管理を仕事にしている。彼らに聞いたところ、「そんな資格は持っていないし必要もない」という返事だった。最低賃金での時間給肉体労働者だと自嘲的に話してくれた。

 当方はマンションの管理人になる気はないし勤まりもしないと思う。マンションを購入し、住んでゆく際の基礎知識として持っていたら役に立つ資格と思われたのだ。管理会社が何か言ってもそれについて知識があるのとないのでは大違いだろう。

 試験は11月と12月にあり、通信講座はダブル合格を目ざすのをふれこみにしている。頑張ってみたい。脳のしわが減るのを少しは遅らせることが出来そうだ。

2023年2月11日 建国記念日に

世界の動き 2023年2月10日 金曜日

今日の言葉
 Due Diligence デューディリジェンス
 企業買収や合併(M&A)で対象企業の内容を精査する作業だ。外見は美しい企業でも、内実を知るにつれて幾つも欠点が見つかる場合が多い。
 買収価格について基本合意がなされていても発見した悪情報を基に価格を再交渉したり、場合によっては案件を見送ることがある。とても大事な作業だ。

ニューヨークタイムズ記事
1.20,000人以上が死亡
【記事要旨】
 トルコとシリアでの壊滅的な地震による死者数は20,000 人を超えた。
 エルドアン大統領は、トルコのオスマニエ市での記者会見で、「世紀の大惨事と呼ぶことができる」と述べた。
 トラックの不足や道路の封鎖は、レスキュー チームが直面した多くの障害の 1 つだ。何十万人もの人々が氷点下の気温の下で家を失った。
 トルコの都市カフラマンマラスでは、生き残った人々が死体の群れの中で行方不明の愛する人を探し、 ハタイでは、病院の外にある駐車場が屋外の遺体安置所として使われ、何百もの家族が遺体復路を開閉し死んだ親族を探している。
 最初の国際救援隊がシリア北西部に到着したが、援助は大幅に不足している。シリアの内戦によって家を追われた約 300 万人の多くが、地震が発生したとき暖房のない冬の数か月に耐えていた。
【コメント】
 天災がもたらす悲劇の多くは人災によるものだ。ただ、いま文句を言ってもしょうがない。出来る限りの支援をしたい。

2.気球は何をしていたのか
【記事要旨】
 先週、米国の戦闘機によって撃墜された中国の気球には、通信を収集できる複数のアンテナとツールが搭載されていた、と米国当局者は述べた。
 バイデン政権は気球に関する情報を公開し、気球は主に気象研究に使用される民間機でありコースから外れていた、という中国の主張に対抗した。
 国務省は声明で、気球の装備は「明らかに情報監視用であり、気象観測気球に搭載されている装備とは一致しない」と述べた。
 気球がまだ空中にある間に、アメリカの U-2 偵察機が撮影した画像には、「通信を収集して地理的位置を特定できる可能性が高い」いくつかのアンテナと、「複数のアクティブインテリジェンス収集センサー」を動作させる電力を生成するのに十分な大きさのソーラーパネルが写っていた。
 米当局者によると、中国は世界的なスパイ活動で40カ国以上に気球を飛ばしたという。 監視に関して、気球には人工衛星よりもいくつかの利点がある。一か所にホバリングし、より低く飛ぶことで、より鮮明な画像を生成し、地上からより多くの電波信号を拾うことができる。
 米当局は、気球が米国の核施設に関する機密データを取得しなかったと確信しているが、何を収集したかは不明である. 彼らは、墜落した気球からの破片がより多くの洞察を提供することを期待している。
【コメント】
 昔米国のU2型機がソ連で撃墜された1年後にキューバ危機が起きた。米中の緊張がこれ以上拡大しないことを望みたい。

3.北朝鮮の新型ミサイル
【記事要旨】
 北朝鮮は新しい固体燃料の大陸間弾道ミサイルを誇示した。
 北朝鮮の国営メディアは今週、平壌で開催された夜間の軍事パレードの写真を公開した。この軍事パレードには、少なくとも 15 基の ICBM または ICBM のモックアップが含まれていた。 専門家によると、展示された新しいミサイルはモックアップだった可能性があるが、北朝鮮は実際のミサイル実験を進める前にモックアップを見せることが多かった。
 北朝鮮がこれまでにテストした 3 つの ICBM はすべて液体燃料に依存しており、発射前に液体燃料をミサイルに搭載するには数時間かかるため、攻撃の標的になりやすかった。
【コメント】
 国民の飢餓は解決できなくても、ミサイルと核兵器の開発は順調に進めている。お嬢様も出てきている。シュールな国だ。

その他:
ゼレンスキーはEUに軍事援助を求める (Again and again)
 President Volodymyr Zelensky of Ukraine pushed for financial aid and sanctions against Russia during a meeting with E.U. leaders in Brussels as Moscow escalated attacks in the east.
南アの電力危機 (人災だ)
 South Africa declared a state of disaster over its electricity crisis.
日本男性の冒険 (知らなかった)
 A Japanese man is making a grueling journey across Australia on a child’s scooter, but strangers are helping him get by.

2023年2月10日 金曜日 日曜はスーパーボウルだ!

世界の動き 2023年2月9日 木曜日

今日の言葉
「こたつ」
 電気代の節約のために一人用のこたつが流行り、椅子で入れる一人用が特に売れているようだ。一日10時間使って電気代は25円だそうだ。
 和室の減少でめっきり見なくなったこたつが復活している。

ニューヨークタイムズ記事
1.エルドアン大統領、地震の生存者と面会
【記事要旨】
 トルコのエルドアン大統領は、被災地への最初の訪問で壊滅的な地震の生存者に状況が制御されていることを知らせ安心させようとしたが被災者の怒りは高まっている。
 トルコとシリアで 12,000 人以上が死亡したマグニチュード 7.8 の地震により、さらに多くのホームレスが生まれた。 震源地近くの都市、カフラマンマラスで、エルドアン大統領は、氷点下の中、テントに避難する人々に会い損傷した道路や空港によって救助活動が妨げられたことを認めた。
 トルコ南部の被害の甚大な地域では、多くの住民が政府の支援を待っていたが無駄だった。 政府の対応に対する不満は、エルドアン大統領の再選を妨げる可能性がある。奇跡的な救助もあったが、生存者のための時間がなくなっている。
【コメント】
 何か出来る支援をしたいものだ。UNHCRでは募金が既に始まっている。

2.ゼレンスキーの突然の英国訪問
【記事要旨】
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、英国の強力な軍事支援に感謝したが、英国議会での演説で、彼は戦闘機に対する率直な要求を出した。
 ほぼ 1 年前のロシアの侵略以来、2 度目のゼレンスキーのウクライナ国外訪問で、彼は英雄として歓迎された。スナク首相が空港でゼレンスキーに会い、国王チャールズ 3 世に謁見した。
 英国政府はこれまでのところ、NATO がロシアと直接対立する可能性があることを懸念して、ウクライナの戦闘機派遣要請に抵抗してきたが、スナクは、英国が NATO 標準のジェット機を操縦するためにウクライナのパイロットを訓練すると発表し、最終的には航空機を送る用意があることを示唆した。
 一方、ウクライナはすでに滑走路をアスファルトで舗装しており、F-16 が安全に着陸できるようになっている。ゼレンスキーは英国下院議長に「国を衛る翼をください」というメッセージが書かれたウクライナ人パイロットのヘルメットを贈った。
【コメント】
 戦車のつぎは戦闘機だ。プーチンは西側はネオナチに加担する理解し、対策を考えるはずだ。彼の対抗策は世界を破滅に陥れる可能性がある。

3.「仕事を終わらよう」
【記事要旨】
 バイデン大統領は、火曜日の一般教書演説で大きな提案はしなかったが、米国史上最年長の 80 歳のバイデン氏は、2024 年に予定されている再選をへの主張を組み立てる演説を行った。
 バイデン氏は政権の功績を列挙し、「仕事を終える」ことを誓った。 彼のパフォーマンスは、彼の活力に対する疑念を和らげるのに役立つかもしれない。
 バイデン氏は主に国内問題に焦点を当てていたが、習近平氏の名前に言及し、中国とは対立ではなく競争を求めていると繰り返したが、スパイ気球については言及しなかった。
【コメント】
 約1時間半の演説はYouTubeで視聴可能だ。格調の高い練られた演説を視聴したい。

その他:
中国のスパイ気球
 China has been sending balloons over military sites worldwide as part of a global surveillance program, according to U.S. intelligence.
巨大なペンギンの化石
 Scientists in New Zealand found the fossil of the largest-known penguin. It weighed almost 350 pounds (that’s about 159 kilograms).
鳥インフルエンザがミンクにも
 A bird flu outbreak in a mink farm in Spain suggests the virus can spread between mammals. Experts stressed the need for vigilance — but said not to panic.

2023年2月9日 木曜日

世界の動き 2023年2月8日 水曜日

今日の言葉
「ワインは糖尿病に良い」
 フランスの調査では、食事と共にワインを飲む人はビールを飲む人よりも有意に糖尿病になる恐れが低いようだ。ただし、この結論をそのまま受け取ることは出来ない。以前、因果関係(AはBの原因だ)と相関関係(AとBとは同じように起きる)については述べた。ではワインと糖尿病の少なさには相関関係があるのだろうか。一緒に呑むお酒がワインであれビールであれ、バランスの取れた糖質の少ない塩分を控えた食事の方が糖尿病とは関係が強そうだ。ワインと糖尿病に相関関係があるとも言い切れない。

ニューヨークタイムズ記事
1.救助隊は時間との戦い
【記事要旨】
 トルコとシリアでの地震による死者数が少なくとも 7,100 人に増加し、 救助隊員は凍えるような状況でがれきを掘っているが、生存者の発見は困難になっている。エルドアン大統領は、影響を受けたトルコの 10 の州で 3 か月間の非常事態を宣言した。.
 シリアへの国際援助の輸送について国連が承認した唯一のトルコとの国境検問所は、地震の被害により閉鎖されている。シリアへの制裁は、国が多くの国から直接援助を受けることができないことを意味する。
 トルコの非常事態には、夜間外出禁止令や旅行禁止が含まれる可能性があり、エルドアン大統領が5 月の選挙を前に強権を行使して反対意見を抑圧する可能性があると懸念する人もいる。
 地震と大きな余震は、1900 年以来、この地域を襲った 70 回を超える大きな地震の 1 つだ。トルコの 2 つの主要な断層帯により、トルコは世界で最も地震活動が活発な地域の 1 つになっている。
【コメント】
 発表があるたびに死者の数が増える。72時間以内に出来るだけ生存者を見つけてほしいものだ。

2.中国のプロパガンダは気球を標的に
【記事要旨】
 中国当局は、米国の戦闘機によって撃墜された気球に関する国内での議論を制御するためのプロパガンダを始めた。
 中国の検閲官は、ニュース報道を制限し、気球が国際的な問題にも国内の問題にもならないように、オンラインでの会話を管理している。それでも、スパイ気球の疑いに関するジョークがソーシャル メディアで広まっている。
 シンガポール国立大学のチョン准教授は、政府がユーモラスな反応を許しているように見えるのは、「それはおそらく国内のナショナリストの感情を和らげるための努力だ」と述べた。国営メディアは、外務省の声明を掲載する以外は、この問題を報道することをほとんど避けてきた。
 米国では、少なくとも 11 の州が、中国の市民や企業が土地を購入することを禁止する法案を検討している。 テキサス州のアボット知事は、中国企業による同州内の不動産や土地の購入を全面的に禁止することに署名すると発表した。
【コメント】
 中国は気球問題の対処に苦慮しているようだ。撃墜された映像は中国民衆の自尊心を大いに傷つけたから、外交問題と言うよりも国内問題化しているようだ。

3.ロシアは攻撃を維持できるか?
【記事要旨】
 ロシアは、ウクライナ東部をさらに占領しようとするための大規模な軍の動員を進めていると、ウクライナ当局者は言う。 しかし、長期にわたる攻勢を維持し、戦争の進路を変えるのに十分な戦力をモスクワが動員できるかどうかは、依然として不明である。
 ロシアは、特にバフムト周辺でより多くの徴集兵を戦闘に投入することにより、東部でウクライナを制圧しようとしている。占領地をほんの少しづつ拡大しているが毎日何百人もの死傷者が出ていると米軍関係者は言う。
 ウクライナの軍事情報機関は、ロシアが軍事作戦を維持するためにさらに 50 万人もの兵士を動員する計画であると警告しているが、西側当局者は、プーチン大統領が、国内でより大きな反発を引き起こすことなく、さらに数十万人の兵士を徴集できるか疑問視している。
 軍事アナリストによると、クレムリンはすでに兵士の訓練と武装に苦労しているという。 英国の諜報機関は、ロシアはドネツク地域の残りを占領することを目指していたが、弾薬と機動部隊が不足しているため、「週に数百メートルの領土しか獲得できなかった」と述べた。
 ロシアはエネルギー輸出をアジアに向けることで、西側の石油収入の抑制策を打ち負かしてきたが、新たな禁輸措置がエネルギー収入に影響を与え始めている兆候がある。
【コメント】
 ロシアの攻勢拡大を疑問視する西側軍事筋の見方だ。第二次大戦のスターリングラードがドイツの攻勢の最後になったように、バフムトの戦いがこの戦争の転換点になるのだろうか。

その他:
ベトナム戦争中の韓国軍の蛮行
 A court in Seoul ruled that South Korean soldiers were responsible for a massacre in the Vietnam War and ordered the government to compensate a surviving victim.
フランスのストライキ
 Strikes in France again snarled public transit as protesters marched for a third day against President Emmanuel Macron’s plan to raise the retirement age by two years.
グーグルの対抗策
 Google plans to release its own chatbot, Bard, to rival ChatGPT.

2023年2月8日 水曜日

世界の動き 2023年2月7日 火曜日

今日の言葉
「日銀総裁」
 雨宮副総裁に決まるようだ。
 いま大事なのは誰がなるかではない。何をやるかだ。
 効果のない異次元の緩和、とりわけ長期金利のイールドカーブコントロールを止めて、まっとうな金融政策に戻ることだ。日銀が共犯者となって進めた財政規律の弛緩も早く質してほしい。
 財政政策と金融政策が経済成長をもたらすのではない。知恵と勇気がもたらすのだ。

ニューヨークタイムズ記事
1.トルコとシリアで地震により3,000人以上が死亡
【記事要旨】
 トルコとシリアの救助隊は、数千の建物が倒壊し、3,000 人以上が死亡した強力な地震の後、生存者を探してがれきを掘っている。
 これは、すでに戦争、難民危機、深刻な経済問題に悩まされている地域における、新たな災害だ。
 マグニチュード 7.8 の最初の地震は月曜日の夜明け前に起き、1939 年以来、トルコで最も強いものだった。 数時間後、マグニチュード 7.5 の 2 回目の震動が最初の地震とほぼ同じ強さで再びこの地域を揺るがし、救助活動を困難にし、地震地帯に住む何百万人もの人々を恐怖に陥れました。
 震源地はトルコ中南部のガズィアンテプ市の近くで、1,650 人以上が死亡した。
 内戦で荒廃したシリアで深刻な打撃を受けた地域の 1 つはシリア北西部だ。トルコが支援する反政府勢力の支配下にあり、約 420 万人が暮らしており、その半数以上が戦争による難民だ。
 世界中の政府がトルコの支援要請に応え、救助隊を派遣し、支援を申し出た。 シリアは、長年の敵であるイスラエルに助けを求め、ネタニヤフ首相は、シリアとトルコへの援助物資の配達を承認した。
 ローマ時代に望楼として建てられたガズィアンテプ城は大きな被害を受けた。
  選挙が迫る中、地震は 2021 年の山火事への対応が激しく批判されたエルドアン大統領にとって大きな試練だ。
【コメント】
 地震国である我が国では全く他人事でない。首都直下型地震、南海トラフ地震への対応は遅々として進まない。

2.中国の別の気球が発見される
【記事要旨】
 別の気球がコロンビアの防空網によって発見されてから 3 日後に、中国はラテンアメリカとカリブ海上を飛行していたのを認め、それが民間目的であり、計画されたコースから大きく逸脱したものだと述べた。
 コロンビア空軍は、物体を追跡し、国家安全保障に脅威を与えていないと述べた。米国を横切って土曜日に撃墜された気球の場合、中国の意図について疑問があった。
 気球についての混乱は、習近平政権の治安機関内の統制が整然としていない可能性を示した.。台湾のようなはるかに危険な状況での危機に中国がどのように対処するかについての評価を曇らせている。
  超大国同士が互いにスパイ行為を行うことについて、目新しいことは何もない。 冷戦中、アメリカとソ連の間の緊張は、U-2 スパイ機をめぐって最高潮になった。
【コメント】
 中国は何を考えているのだろうか。巨大な気球が見逃されるわけもない。敢えて米国に政治的な振動を引き起こそうとしているのだろうか。

今日は大きなニュースは2つだけです。

その他:
中国の民主派リーダーの裁判
 Hong Kong’s largest national security trial began. Forty-seven pro-democracy leaders have been accused of a conspiracy to commit subversion, and most plead guilty.
グラミー賞
 Beyoncé now holds the record for the most Grammy wins, but she was once again shut out of the biggest prizes.
 Harry Styles won album of the year for “Harry’s House.” Lizzo won the record of the year for “About Damn Time.” Here’s a full list of winners.
イスラエルのヨルダン川西岸への圧力
 An Israeli raid in the occupied West Bank killed at least five Palestinians. The country’s right-wing government has stepped up home demolitions of Palestinians and has emboldened Israeli settlers.

2023年2月7日 火曜日