世界の動き 2023年7月11日 火曜日

今日の言葉:
「トルコ」
 中東の大国だ。オスマントルコは地中海全域を一時期支配した。エルドアン大統領は再選され大国に見合った政治力を発揮している。オスマンの皇帝のようだ。
 スウェーデンのNATO加盟に難色を示してきたが、急に了承に転じた。その代わりにEUへのトルコの加盟を持ち出した。したたかな外交手腕だ。

ニューヨークタイムズ記事より
1.トルコ、スウェーデンのNATO加盟を支持
【記事要旨】
 トルコは昨日、スウェーデンのNATO加盟への道を切り開くことで合意した。 NATO事務総長はリトアニアのビリニュスでこの決定を発表したが、その数時間前、エルドアン大統領はスウェーデンが同盟に参加する前に、まずトルコのEUへの参加を進めるべきだと述べた。
 スウェーデンの同盟への参加は、トルコがテロリストとみなしている反体制派を取り締まるというトルコの要求によって阻止されていた。
 この突破口は、エルドアン大統領がスウェーデンのウルフ・クリスターソン首相と会談し、テロ対策への取り組みについて話し合った後に発表された。 NATOの声明は、スウェーデンとトルコが「テロ対策協力は長期的な取り組みであり、スウェーデンのNATO加盟後も継続する」ことで合意したと述べた。
 政権がNATO拡大を強力に推進してきたバイデン大統領は声明で、トルコ議会にスウェーデンの参加の迅速な批准を求めるというエルドアン大統領の約束を歓迎すると述べた。 トルコは米国から200億ドル相当のF-16戦闘機やその他の装備品の購入を目指していたが、ホワイトハウス当局者はこれがスウェーデンの同盟参加を支持するようエルドアン大統領に圧力をかけるのに利用されるという考えを拒否した。
 スウェーデンの同盟加盟は、NATOの拡大を阻止しようとしていたロシアのプーチン大統領にとって大きな打撃となるだろう。

ウクライナ戦争の進展:
 プーチン大統領は、ワグナー民間軍事会社が短期間の反乱を開始してからわずか5日後にエフゲニー・プリゴジン氏と長時間会談したと、昨日クレムリン報道官が発表した。
【コメント】
 今日の言葉を見て下さい。

2.洪水と土砂崩れがインドを襲う
【記事要旨】
 異常な大雨と洪水によりインド北部の広い範囲に破壊が生じ、少なくとも23人が死亡した。
 死者のほとんどはヒマラヤ山脈のヒマーチャルプラデーシュ州で発生したとみられ、同州はこの時期の平均降水量の10倍以上が降った。 しかし、ここ数十年で最も激しい雨がデリー地域を襲い、日曜日には153ミリメートルの雨が降り、7月の1日の降水量としては過去40年間で最高となった。
 世界中で豪雨が起きている。
 米国:昨日、集中豪雨によりニューイングランド西部とニューヨーク州の一部で洪水が発生し、道路が流され、人々は家や車に取り残された。 少なくとも1人が死亡した。
 ヨーロッパ:昨年の熱波で6万1000人以上が死亡したことが新たな研究で判明した。 ヨーロッパにおける20年にわたる取り組みが地球温暖化のペースに追いついていないことを示唆している。
【コメント】
 凄い暑さだ。自分の仕事部屋はエアコンが壊れているのでとても暑くなる。現在の室温はすでに28度だ。今日は室内で真夏日になりそうだ。

3.中国の若者が結婚しない理由
【記事要旨】
 中国の若者にとってこの3年間は過酷なものだった。 失業率は急増し、経済は低迷しており、新型コロナウイルスによる厳しい規制は終わったものの、将来に対する不確実性は依然として残っている。 多くの人にとって、その混乱は、結婚や家族の形成といった人生の重大な決断を延期する理由となった。
 先月発表された政府データによると、2022年に婚姻届を提出したカップルはわずか約680万組で、1986年の記録開始以来最低の数字となった。 中国では未婚の夫婦や独身者が子供を産むことは極めて稀であるため、結婚数の減少は出生率の低下と結びついている。 中国の人口は昨年、大規模な飢餓があった1960年代初頭以来初めて減少した。
【コメント】
 日本もまったく同じ状況だ。未来への明るい展望が無ければ、政府が子供にいくら補助金をバラまいても少子化は解決できない。

その他:
中国での大量殺人
 Six people were killed in a knife attack at a preschool in China’s southern Guangdong Province.
オーストラリアの軍備拡充
 Australia signed a deal with Germany to manufacture and export 100 armed carriers to the country’s military, Reuters reported.
オランダの政治混乱
 Prime Minister Mark Rutte, the Netherlands’s long-serving prime minister, said he would step aside, after his governing coalition had collapsed.

2023年7月11日 火曜日

世界の動き 2023年7月10日 月曜日

今日の言葉:
「米国株式市場でハイテク株のみ値上がり」
確かにそうなんですが、ハイテク株でのもうけをどこかに振り向けようとしても行き場がない。従ってハイテク株の堅調さもしばらく維持されるのではないかな。

ニューヨークタイムズ記事より
1.NATO首脳会談
【記事要旨】
ウクライナの加盟は認められないがCouncil評議員として認められる可能性があるとのタイムズの見立て。対中は昨年レベルの脅威と言う表現にとどまる。
【コメント】
岸田尹の首脳会談よりNATOの本質を報道してもらいたい。

2.イエレン中国訪問を終える
【記事要旨】
2日で10時間以上の首脳会談をこなす。大きな進展あったというが、具体的な成果の発表はなし。
【コメント】
日中首脳はまだ表敬にとどまっているが、米中はもっと本質的な会談をしているように見える。

3.脱北者は中国で監視を受ける
【記事要旨】
中国の監視強化で脱北者が中国経由で韓国へ脱出する数が激減している。
【コメント】
中国に逃れても潜伏していないと北へ送還されてしまう。命がけだ。

その他:
・米国がクラスター爆弾をウクライナに提供
・ラウル・ガンジーは監禁が続き選挙活動できず
・共和党のヒンズー教徒である大統領候補はキリスト教保守派にアピール

今日は新幹線でこれを書いています。電波の状態が悪く、一度完成したものがネットにセーブできませんでした。いまは簡便版を再作成しています。
ITの時代は電波状態一つで物事が左右されますね。疲れた。
Have a nice day!

2023年7月10日 月曜日

大相撲好き

 大相撲のファンだ。場所の有る月は夕方の相撲中継にわくわくする。今場所は、新大関「霧島」が誕生し、活躍に期待していた。ところが、今日になってわかったが、休場だそうだ。もう一人の大関「貴景勝」も休場で、大関不在の場所になる。

 今場所は元気な3人の関脇、「若元春」、「大栄翔」、「豊昇竜」が大関盗りに挑む。3人とも初日は勝利。場所後には誰かが大関に昇進するだろう。

 今、一番応援しているのは、私が住む町内にある武隈部屋に所属する「豪ノ山」だ。先場所は十両優勝を果たし、勢いがある。街中で2度顔を合わせる機会がありお声を掛けた。好青年だ。今日、初日は勝利。頑張って幕内上位にあがってもらいたい。

2023年7月9日 日曜日

毀誉褒貶

今日は安倍元首相が凶弾に倒れて一周年だ。この方ほど毀誉褒貶の激しい人はいないだろう。

「毀誉褒貶」についてコトバンクを見ると以下のように書かれている。
『どんな人も、人に好かれるだけ、嫌われるだけということはありません。往年のある名物アナウンサーは、自分を好く人、好かない人の割合が「できれば八二、せいぜい七三」でちょうどいいと書いています。
賞賛と非難をあわせて「毀誉褒貶」と言います。「毀誉褒貶の多い人」「毀誉褒貶が激しい」などの形で使います。賞賛と非難が同じぐらいの場合は「毀誉褒貶、相半ばする」と言います。
「毀誉」も「褒貶」も似た意味のことばです。重ねるのはくどい気もしますが、細かく見れば違いがあります。
「毀誉」は、名誉を傷つけることと、名誉をたたえること。また、「褒貶」は、いい評価を与えることと、悪い評価を与えることです。後者のほうが、少し「上から目線」という感じがします。
S N S時代の現在、誰でも思わぬ評判を立てられることがあります。理不尽な「毀」「貶」は無視する「スルー力」も必要というのが専門家の意見です。』

安倍元首相の死亡についてすら、首相支持派は「凶弾に倒れた」とか「非業の最後を遂げた」と書くし、首相批判派は「銃殺された」と書く。

外交については、安倍首相の世界を俯瞰した外交を称賛する人がいる。クアッドを主導した。自由と民主主義の価値観を共有する国々との関係を緊密化した。国際社会における日本の立場を強めた。という称賛の声がある。一方では、20数回の日ソ首脳会談でも北方領土問題の解決は出来ずロシアに足元を見られただけだった。「ウラジミール、君と僕は同じ未来を見つめている」というジョークを世界に広めた。中国との関係は改善せず、北朝鮮との溝も深まった。という批判がある。

政治では安倍一強と言われ日本の歴史上最長の宰相となったが、多くの重大事項(集団的自衛権、米国からの輸入による軍備の増強、武器輸出)を、閣議決定で決定し、多数によりごり押しする政治形態を確立した。

経済ではアベノミクスを打ち出し、日銀による財政ファイナンスを事実上推進し、財政規律の超弛緩と、金利ゼロで無ければ生き続けることの出来ない日本経済を定着させた。

政治については、かつて松下幸之助が『PHP』に、「国民が政治を嘲笑しているあいだは嘲笑い値する政治しか行なわれない」「民主主義国家においては、国民はその程度に応じた政府しかもちえない」という二つの言葉を毎号掲載し、国民一人ひとりがもっと自分のこととして政治に関心を寄せなければならないと呼びかけたそうだ。家庭においても学校においても政治の大切さを啓発するとともに、何が正しいか、何が国民全体にとって利益となるのかを見極める眼を育てる教育が大切だと訴えたのである。

安倍元首相を批判するのはたやすいが、松下幸之助の言葉どおりの国民だからしょうがないともいえるだろう。

自分はアンチでもプロ安倍でもないが(良い政策も悪い政策もあったので是々非々だ)、唯一何か言えるとしたら、安倍首相は二度体調不良で政権を投げ出した人であり、強権を振るったが、多分胆力は乏しい人だったのだろう、という事だ。

2023年7月8日 土曜日

世界の動き 2023年7月7日 金曜日

今日の言葉:
「レクエンビFDAに承認される」
 米国FDA はアルツハイマー病治療薬レクエンビ(レカネマブ)を全面的に承認し、メディケアはその高額な費用の多くをカバーすると発表した。
 ニューヨークタイムズの速報記事だ。開発していたエーザイの株価はストップ高間違いない。
 80歳代になると15%が罹患すると言われるアルツハイマー型認知症。人類にとっても朗報だ。

ニューヨークタイムズ記事より
1.世界中で猛暑記録が続く
【記事要旨】
 世界中で驚くべき高温が北米から南極に至る気温記録を破り続けており、過去3日間は地球の現代史の中で最も暑かった可能性が高い。
 研究者らによると、観測史上最も暑い6月を経験した直後に、致命的な熱波がテキサス、メキシコ、インドを焦がしたという。 南極大陸沖では今年、海氷面が記録的な低さまで急減した。
 火曜日、地球の平均気温は華氏62.6度、つまり摂氏17度まで上昇し、少なくとも記録が始まった1940年以来、地球が経験した中で最も暑い日となった。 気温の急激な上昇は、気候変動を追跡してきた科学者たちさえも不安にさせている。
 さらなる暑さが二つの原因で近づく。1つ目は主に人間が石油、ガス、石炭を燃やすことによって熱を閉じ込めるガスの継続的な排出。 2つ目は周期的な気象パターンであるエルニーニョの復活だ。
 摂氏49度を記録したメキシコのエルモシージョの住民は、灼熱の気温が街を覆い、呼吸困難に苦しんでいる。
【コメント】
 日本だけが暑いのではなく世界中だとわかる。8月はどうなるか、本当に心配だ。

2.ベラルーシ大統領、プリゴジン氏はロシアにいると発言
【記事要旨】
 ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ワグナーグループの指導者プリゴジンがロシアに滞在していると述べた。
 ルカシェンコ大統領は、記者団との珍しいインタビューで、プリゴジンがベラルーシに到着したとした反乱数日後の発言とは対照的に、昨日の朝の時点でプリゴジンは故郷のサンクトペテルブルクにいると述べた。 ルカシェンコ氏の発言は確認できなかった。
 クレムリンはルカシェンコ氏の主張についてコメントすることを拒否し、昨日記者団に対し、プリゴジン氏の所在については把握していないと述べた。
 ルカシェンコ氏は先月、プリゴジン氏率いる反乱に介入し、戦闘員への恩赦と自身のベラルーシへの安全な渡航と引き換えに、同氏の辞任を条件とする協定を結んだ。 プリゴジン氏がロシアに存在していることは、協定の将来について疑問を引き起こしている。
 プリゴジンの所在に関する情報を提供することで、ルカシェンコはプーチン大統領に対しする影響力を取り戻そうとしているのかもしれない。
【コメント】
 百鬼夜行。五里霧中。魑魅魍魎。曖昧模糊。いろいろな4字熟語が思い出される。

3.ドイツ企業は中国を懸念している
【記事要旨】
 ドイツ経済は中小企業によって支えられており、これらの企業は米国と中国の間の外交上の争いにますます巻き込まれている。 彼らは中国に求愛されているが、ワシントンからは北京からさらに遠ざかるように促されており、こうした世界情勢をどのように乗り切るかが、この国の将来の繁栄にとって極めて重要となる。
 一部の経済団体はドイツの中国への膨大なエクスポージャーに警鐘を鳴らしているが、当局者らは中国による台湾攻撃のような事態がドイツ経済にとって避けられない災難となるのではないかと懸念している。 政府は現在、中国との貿易に代わる手段を見つけることで「リスク回避」を推進している。
  ここ数十年、テクノロジー革命と気候変動により負担が増大したにもかかわらず、ドイツの経済モデルは利益を上げながら順調に進んできたが、依存していた柱、つまり安価なロシアの天然ガスと中国市場が崩壊しつつある。
 昨日4日間の訪問のため北京に到着したジャネット・イエレン氏は、長年にわたって悪化した米中不信感を和らげようとして、外交的試練に直面している。
【コメント】
 中国とどう付き合うかは隣人である我が国にとってはもっと大きな課題だ。是々非々でお付き合いするしかないのかなと思う。

その他:
米国は化学兵器を全廃
 The U.S. will finish destroying the last of its once-vast chemical weapons stockpile as soon as today.
米国での転職ブームが終焉
 The furious pace of job-switching in recent years, also known as the “great resignation,” appears to be ending.
家畜から人間への感染症が拡大懸念
 A report found that the U.S. has an enormous array of animal industries that pose a significant risk of creating infectious disease outbreaks in humans.

2023年7月7日 金曜日