今日の一言
「銀世界」
一昨日から那須に来ている。庭にたまった落ち葉を掃除するためだ。着いてすぐに前庭の落ち葉を掃いてやれやれ。後庭は、昨日からと思っていた。
その晩雪が降った。一面の銀世界だ。足跡のない道を滑らないように散歩した。犬の足跡と人の足跡。朝一で犬と散歩した先人がいたようだ。「葛の花踏みしだかれて色あたらしこの山道を行きし人あり」 名句を思い出した。
雪のせいでもう落ち葉掃除は出来ない。図らずも骨休めの休日となった。
ニューヨークタイムズ電子版より
1.子どもとテクノロジーをめぐる「熱狂から反発」へ
【記事要旨】
●テクノロジーの「ハイプ・サイクルHype Cycle」
ガートナーが示すように、新技術は「熱狂 → 急速普及 → 幻滅」という段階をたどる。
– ソーシャルメディアやスマートフォンはすでに幻滅期に入りつつある。
– 教室でのAI活用はまだ初期段階。ソーシャルメディアの変化
– 2011年、ユネスコは「学習にソーシャルメディアを活用すべき」と推奨。
– しかし現在は、犯罪者の接触、過激コンテンツ、ネットいじめなどのリスクが強調され、懸念が高まっている。
– オーストラリアは16歳未満の利用を禁止する画期的な規制を導入予定。デンマークやマレーシアも同様の動きを見せている。
– 規制は「親が子どもに法的根拠を示して利用を止めさせる」効果を持つ一方、教育的利点や友人との交流を奪う懸念もある。
●スマートフォン利用の盛衰
– 2010年代初頭には「教育を革新するツール」として期待された。
– しかし2023年以降は「学習の妨げ」とされ、世界79か国が学校での使用を制限。
– 集中力向上の効果は報告されるが、学力や精神的健康への影響は十分に検証されていない。
– 専門家の中には「全面禁止よりもリスク教育が必要」との意見もある。
●AI教育の拡大と懸念
– Google、Microsoft、OpenAIなどが学校へのAI導入を推進。
– しかし教育効果はまだ不透明で、むしろ批判的思考力を弱める可能性も指摘される。
– アイスランドは教師のみを対象に試験導入し、慎重に検証中。
– オーストラリアもAIリテラシー計画を検討しているが、過去の「ソーシャルメディアやスマホの失敗」から学ぶ必要があるとされる。
【コメント】
この記事は、子どもとテクノロジーをめぐる期待と失望の繰り返しを描いており、ソーシャルメディアやスマホの規制強化の流れと、AI教育導入の初期段階を対比させている。新技術は最初は教育の救世主と見なされるが、後にリスクが顕在化し、規制や反発が起こるという従来のパターンを示している。
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2025年12月5日 金曜日