今日の一言
「第三者委員会」
フジテレビで日弁連のルールに従った第三者委員会の設立がNHKテレビでニュース速報が流れた。随分大きな騒ぎになってきたものだ。
独立第三者委員会のメンバーになったことは無いが、社内の調査委員会のメンバーになったことは数回ある。社外監査役としてだ。面倒な嫌な仕事だった。
特に事情聴取は公正にやっているつもりでも社内からいろいろな声も聞こえる。経営者が疑惑の対象だと慎重な準備と正確な聴取と公平な記録が必要だ。どう社内と時には社外に発表するかは特に議論になったものだ。
上場企業で第三者委員会が設置されると詳細な報告書が公表される。さてフジテレビの報告書はどんなものが出来上がるのだろうか。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.欧州への攻撃とトランプ氏への法的挫折
【記事要旨】
トランプ大統領は昨日、ダボスで開かれた世界経済フォーラムでのビデオ出演で、欧州の貿易慣行と規制を「不公平」と批判した。トランプ大統領は、米国外での生産を選択した企業に関税を課すと誓った。
米国では、米国で生まれた赤ちゃんの自動国籍を廃止するという大統領の命令を一時的に差し止めた裁判官の決定により、移民法改正に向けたトランプ氏の取り組みが挫折した。同裁判官は、大統領の命令は「明らかに違憲」だと述べた。
トランプ氏は自らを世界的な強硬保守派ポピュリズムの顔と位置付けている。トランプ氏は右翼の極端に位置し、数百万人の不法移民を国外追放するなど、ヨーロッパの多くの支持者が実行を控えている改革を約束している。
トランプ氏についてさらに詳しく
・上院は、ピート・ヘグセス氏の国防総省承認を最終投票に回すことを51対49で可決した。共和党議員のうち2人が反対した。
・国務省は、すでに米国への渡航を承認されていた数千人の難民の渡航を突然キャンセルした。
・大統領がFBI長官に指名したカシュ・パテル氏は、ロシア、1月6日、機密文書の調査について虚偽の主張をしている。
・トランプ氏は、イランからの脅威に直面しているとの警告にもかかわらず、元国務長官のマイク・ポンペオ氏らの安全保障保護を取り消した。
・トランプ氏は、イエメンのフーシ派反政府勢力を「外国テロ組織」に再指定する大統領令を発令した。
・サウジアラビアの皇太子はトランプ大統領に対し、同国は米国との貿易と投資を6000億ドル増やすと語った。
・トランプ政権は、国内で深刻化する鳥インフルエンザ危機について報告しようとしていた当局者を含む連邦保健当局者を一時的に沈黙させている。
【コメント】
いろいろありますが、まあ見守りましょう。
2.ウクライナの兵士の損失はロシアより少ない
【記事要旨】
ロシアとウクライナのほぼ3年間の戦争では、ロシア兵士の死者数ははるかに多いが、ロシアは依然として勝っている。
いくつかの独立した推計によると、ロシアはウクライナの約2倍の兵士を死亡または重傷で失っているが、はるかに多い人口に積極的な募集戦術を使い損失をより速いペースで補充することができた。
ロシア軍は、最前線で戦う北朝鮮軍によっても強化されている。40万人以上のロシア軍と約25万人のウクライナ軍との兵力差は拡大している。
「太った男は痩せる。しかし痩せた男は死ぬ」とある軍事アナリストは語った。
ゼレンスキー大統領の支持率は大幅に低下。トランプ氏がホワイトハウスに就任したことで、彼の再選は厳しくなるかも知れない。
【コメント】
人員数の差を埋めているのが西側からの兵器供与だったのだが、トランプがどう動くかに注目だ。“The fat man grows thinner. But the thin man dies.”というのは面白い表現だ。
3.ハマスがガザを掌握
【記事要旨】
日曜日に停戦が始まって以来、ハマスは依然としてガザを支配していることを示すべく活動している。
ネタニヤフ首相はハマスを撲滅すると誓っているが、ガザを支配できる現実的な代替案を一度も提示していない。ガザの住民の多くにとって、ハマス戦闘員の急速な復活は驚きだった。
ヨルダン川西岸のジェニン周辺でのイスラエル軍の作戦行動中に、パレスチナ人過激派2名が殺害された。
【コメント】
ハマスはしぶとい。物理的な組織というより思想だから根絶は困難だ。
その他の記事:
アフリカ:
ルワンダの支援を受けた反政府勢力がコンゴ民主共和国東部のゴマを包囲。
スペイン:
深刻化する住宅危機を抑えるため、首相はEU域外の購入者による不動産購入に100%課税することを提案。
旅行:
韓国は先月の済州航空機の墜落事故を受けて、格安航空会社に対し利益よりも安全を優先するよう指示した。
2025年1月24日 金曜日