今日の一言
「大つごもり」
樋口一葉の短編を思い出す大晦日だ。
以下wikipedia 『山村家に女中奉公に出るお峰の大晦日近辺を描き、お峰と作者自身を重ね合わせて明治期の貧しい女性の悲哀を浮かび上がらせている。実際、富裕階級の娘らが集まっていた「萩の舎」(師匠の中島歌子の私塾)で2円の金がなくなった時に、一葉に嫌疑がかかったことがあったという。』
文語体の文章は現在の我々には容易に読めないが筆遣いの躍動感はよくわかる。社会の底辺の女性の健気さに心を洗われる作品だ。いよいよ大晦日ですね。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ジミー・カーターを偲んで
【記事要旨】
ピーナッツ農場から第39代米国大統領に就任したジミー・カーター氏が、日曜日にジョージア州の自宅で死去した。享年100歳。
彼の大統領職は成功よりも失敗で記憶されているが、それでも特に外交において注目すべき業績を残した。彼の人権政策は、米国が人権侵害を行う政府に対処する方法の新たな基準を設定した。彼が仲介したイスラエルとエジプトの平和条約は、数十年経った今でも有効である。また、彼はソ連との戦略兵器制限協定に署名し、中国との外交関係を正式化した。
1981年に退任する際の国民に向けた告別演説で、カーター氏は米国民に「我々の民主主義において大統領より優れた唯一の称号、市民の称号をもう一度引き受けるつもりだ」と語った。 その称号のもと、彼は海外、特に公衆衛生において永続的な足跡を残した。彼の最大の功績の 1 つは、治療法もワクチンもない痛みを伴う寄生虫感染症(1986 年には、アフリカとアジアを中心に推定 350 万人が罹患しました)であるギニア虫症のほぼ完全な根絶だ。
【コメント】
私がUCLA留学中に彼が大統領だった。イラン人質事件が起きて支持率が急落した。英語がとても聞き取りにくかった。
大統領退任後に大きな功績をあげた稀有な人だった。
2.鳥との衝突から致命的な飛行機墜落まで
【記事要旨】
日曜日に韓国で179人が死亡した飛行機墜落事故の調査で中心的な疑問が浮上した。パイロットが鳥との衝突を緊急報告してから飛行機が墜落するまでの4分間に何が起こったのか?
アナリストは、飛行機が激突した滑走路近くのコンクリート壁など、いくつかの要因を検討している。専門家によると、ほとんどの空港には滑走路の近くにこのような構造物はないが、ある場合、壁は通常、飛行機へのダメージを最小限に抑えて壊れるか衝撃を吸収するように設計されている。今回のものははるかに頑丈そうだった。
【コメント】
コンクリートの構造物は何か。巨大な塊のように見えるが。
3.Instagram で子供のインフルエンサーを育成する男性達
【記事要旨】
過去 1 年間、タイムズ紙は、オンラインでの名声を求める動きが、どのように Instagram 上に少女のインフルエンサーの市場を作り出し、成人男性の観客を引き寄せたのかを調査しました。
一部の親は子供のマネージャーとして行動し、男性達と金銭的な関係を築き、少女の画像、チャット セッション、さらには着用したレオタードを販売する人もいる。また、性犯罪で有罪判決を受けた多くの男性が、ソーシャルメディアの専門家を装って子供たちを育てるネットワークを発見した。彼らは親に対して、子供たちのオンラインプレゼンスを強化するために熱心に助けるふりをしている。
【コメント】
センシティブな記事だ。日本でもありそうな動きで注意が必要だ。
その他の記事
トランプ:
ドナルド・トランプ次期大統領は、1990年代半ばに作家のE・ジーン・キャロルを性的に虐待し、後に名誉を傷つけたとして500万ドルの判決を覆すことができなかった。
ガザ:
過去1週間で少なくとも5人の乳児が寒さで死亡し、15か月に及ぶ紛争でトラウマを負った住民の被害は冬によってさらに悪化している。
シリア:
バッシャール・アサド政権を倒した反政府勢力の攻勢を率いたアハメド・アル・シャラ氏は、同国が選挙を実施するまで最大4年かかる可能性があると述べた。
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(昨日一つニュースを見落としました。)
野球:ドジャースのスター、大谷翔平選手と妻の田中真美子さんが、第一子を妊娠していることを発表した。
(子供の妊娠がタイムズの記事になる選手は大谷さんが
初めてではないだろうか。スゴイゼ、ショーヘイ!)
2024年12月31日 火曜日