顧問先数社でいろいろと案件が同時並行にたて込んできた。
曰く、取締役会決議、PDCAの作成、労務問題の調査、期末監査等々だ。
こうした場合、性格として、一つ一つかたをつけてからでないと次に進めない。融通の利かない性格だ。
一方、友人のインド人社長は融通無碍で、いくつものことを同時並行的に扱ってへいっちゃら。社業に専念しているように周りには見えない。
こうした物事に対する見方を文化人類学的にクリアにしたのがPタイムとMタイム:Mタイムは(monochronic time=単一的時間)とPタイム(polychronic time=多元的時間)と人間の時間のとらえ方を二つに分ける考え方だ。
Mタイムの持ち主の特徴:
・一度に一つのことしかできない
・結果を重視する
・時間に正確だ
Pタイムの持ち主の特徴:
・複数のことを同時に行う
・人間関係を重視する
・時間にルーズだ
さてさて、自分(典型的なMタイム)がインド人社長(典型的Pタイム)とどのように意思疎通を図るか、彼にこちらの考えを呑んでもらうかは、なかなか難しい問題だ。このような悩みは海外で勤務する日本人に共通する。
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小池知事も典型的なインド・アラブ系の考え方(Pタイム)の持ち主だと理解するとわかりやすい。
7つの前回の選挙公約が中途半端でとどまっていることや、とりわけ築地の決着がついていないのは彼女のそうしたPタイムの表れだと思えば納得できる。
Aはどうなっているのかと追及されると、BやCの説明をするのは、本人にとっては矛盾しない。Aと同じ時間軸で流れている案件なのだから。
(2020.7.2)