世界の動き 2024年1月11日 木曜日

今日の言葉:
「東海道新幹線の車内販売」
 昨年10月末に停止されたが、グリーン車では携帯で飲食の注文が可能だ。
 コーヒー400円、サンドイッチ640円と割高に見えるが、とても美味しい。
 月に一度新幹線に乗る仕事がある。大抵は、ひかりのグリーン車に割引で乗っている。行きは朝食を、帰りはアイスクリームを食べる。
 忙中閑あり。楽しみの一つだ。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.米国はフーシ派の攻撃を受けて報復を検討している
【記事要旨】
 米国とその同盟国は、イエメンを拠点とする反政府勢力フーシ派による紅海の商船への攻撃を阻止する方法を模索している。 これは、アメリカ軍とイギリス軍が昨日、これまでで最大規模のミサイルと無人機の集中砲火を迎撃したと発表した後に行われた。
 イランはイエメンの反政府勢力フーシ派を支援している。 対イスラエル戦争でハマスと連携したこの攻撃により、大手海運会社は主要な海運回廊である紅海から船舶の航路を変更することを余儀なくされた。 これらにより遅延が生じ、石油やその他の商品の価格上昇につながった。
 バイデン政権はフーシ派の攻撃責任を問うと表明した。 この警告は、米国がイエメンのフーシ派領土への報復攻撃を検討している可能性を示唆している、 英国は、攻撃が止まらない場合には軍事行動をとることも検討していると述べた。
 フーシ派の報道官は、火曜日の攻撃は、フーシ派のボート3隻を沈没させ乗組員を殺害した10日前からの米海軍による攻撃への報復であると述べ、「攻撃が止まり、ガザの忠実な兄弟たちに対する包囲が解けるまで」攻撃を続けると付け加えた。
 ブリンケン国務長官は、パレスチナ自治政府指導者マフムード・アッバス氏と、戦後パレスチナ自治区がガザで果たす可能性のある役割について語った。 アラブ諸国は水面下で戦後のシナリオについての合意形成を進めている。
 国際司法裁判所は今週、イスラエルがガザ地区で大量虐殺を行ったとして南アフリカが起こした訴訟の審理を開始する。
【コメント】
 最後の南アフリカの国際司法裁判所への提訴には驚いた。自国と直接関係なくても提訴できるのだろうか。

2.エクアドルの非常事態宣言
【記事要旨】
 エクアドルのダニエル・ノボア大統領は、ギャング幹部の刑務所からの失踪に伴う暴力の波を受けて、60日間の非常事態を宣言した。 ノボア大統領は全国的に外出禁止令を出し、軍が街路を巡回して刑務所を管理する権限を与えた。
 爆発、略奪、銃撃が報告されているほか、いくつかの刑務所での暴動も報告されている。 生放送中に武装集団がテレビスタジオを襲撃した。 ノボア氏は国内で武力紛争が進行中であると宣言し、軍に対し、テロ組織であるギャング24社を「無力化」するよう命令した。
 アドルフォ・マシアス、または「フィト」は、刑務所の後ろからロス・チョネロス・ギャングを運営していた。 政府は最近、著名な受刑者を厳戒態勢の施設に移送するよう命令したが、それが同氏の逃亡を促し、暴動につながった可能性がある。 一部の専門家は、ギャングがエクアドルの刑務所の最大4分の1を支配していると信じている。
【コメント】
 昔から世界で最悪の治安の首都キトは有名だった。国中のどこも治安が悪いようだ。
 BBCより(画面ではTV局が襲われた映像が流れます)
 『エクアドルでは7日、犯罪組織「ロス・チョネロス」のリーダー、ホセ・アドルフォ・マシアス受刑者が、グアヤキルの刑務所から脱走。ダニエル・ノボア大統領はこれを受け、8日に60日間の非常事態宣言を発令した。
 ノボア大統領は9日、同国には現在「国内武力紛争」が存在し、「国際組織犯罪、テロ組織、好戦的な非国家主体」と呼ばれるものを「無力化するための軍事作戦」に向け、軍隊を動員していると述べた。』

3.ソウルの襲撃犯は大統領立候補を阻止するつもりだった
【記事要旨】
 先週、韓国の最大野党指導者イ・ジェミョン氏を刺した男は、大統領選への立候補を阻止するために彼を殺害しようとしたと警察が発表した。 59歳のリーさんは昨日、ソウルの病院から退院した。
 警察は、66歳の男が8ページにわたるマニフェストを書き、数カ月前から襲撃を計画していたと発表した。 この刺傷は、韓国の政治家に対する暴力行為としてはここ20年近くで最悪のものであり、4月に予定されている国会選挙を前にさらに深まりつつあるとみられる保守派とリベラル派の間の敵対関係に注目が集まっている。
【コメント】
 イ氏への同情は高まっていないとの報道もある。尹政権が頑張ってくれると日韓関係には望ましいのだが。

その他の記事より:
・パプアニューギニアでの政争
 Papua New Guinea ordered the military to restore order in the capital after a dispute over government wages led to angry protests, looting and unrest.
・マイクロソフトの北京の研究拠点
 A Microsoft lab in Beijing is one of the world’s top A.I. research sites. As U.S.-China tensions mount, the company is not sure if operating it is still politically tenable.
・米国もEUも及び腰
 The U.S. is cooling on funding Ukraine’s fight against Russia. That could provide cover for E.U. officials looking to back out.

2024年1月11日 木曜日@新幹線