世界の動き 2024年1月3日 水曜日

今日の言葉:
「終わりよければ」
 All’s well that ends well. シェークスピアの戯曲の題名で人口に膾炙された。
 散々な出だしの新年だ。二日続けてニューヨークタイムズのTop3に選ばれる惨事が起きた。
 何とか終わりよければすべて良しの年にしたいものだが。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ベイルートの爆発でハマス幹部が死亡
【記事要旨】
 ハマスの副指導者サレハ・アル・アロウリ氏と武装組織の指導者2人が昨日レバノンで起きた爆発で死亡したと同団体は公式テレグラムチャンネルで発表した。
 3人はレバノンの首都ベイルート郊外でハマスが「シオニストの襲撃」と表現した事件で死亡した。 ニューヨーク・タイムズ紙が検証した現場のビデオには、高層ビルの前で数十人が集まった中、少なくとも1台の車が炎に包まれる様子が映っていた。 米当局者2人は、今回の攻撃の責任はイスラエルにあると述べた。
 レバノンの暫定首相ナジブ・ミカティは、これまで南部国境地域のみに限定されていた紛争の「新たな段階」にレバノンを引きずり込もうとする試みっだと、イスラエルを非難した。
 イスラエル攻撃の首謀者として告発されたアル・アロウリは、ハマスの軍事部門であるカッサム旅団の創設者の1人であり、ハマスとイランが支援するレバノンの民兵組織ヒズボラとの緊密な関係の先導に貢献した。
 イスラエル軍は、約5個旅団の計画撤退の一環として、ガザから一部部隊の撤退を開始したと発表した。
 イスラエル最高裁判所がその権力を制限する法律を無効にした翌日、同国の指導者らは戦時中に差し迫った憲法上の危機を避けたいと考えているようだ。
【コメント】
 隣国の首都であれ攻撃するイスラエルの決意を象徴する出来事だ。これで少しづつイスラエルはガザから兵力を徐々に兵力を引き上げるのだろうか。

2.ジェット機爆発炎上後の日本の「奇跡」
【記事要旨】
 昨日、日本航空の旅客機が東京の羽田空港に着陸中に海上保安庁の航空機と衝突し、旅客機が炎上した。 海上保安庁の航空機では職員5人が死亡した。
 しかし、NHKによると、日本航空は、同機の乗客367名と乗務員12名全員が安全に避難したと発表した。 ある航空専門家は「乗客全員が降りたのは奇跡だった」と語った。
 当局者によると、海上保安庁の職員らは月曜日に西日本を襲った大規模な地震の被害を受けた地域に物資を届けるために向かっていたという。 当局によると、昨日の地震による死者数は少なくとも55人に増加した。
【コメント】
 怖い事故だった。機体が炎上する画像では乗客の脱出の可否が説明されなかったのでハラハラした。全員無事脱出は、日ごろの訓練の成果だろう。本当に良かった。
 帰省ラッシュの始まりの日に起きた大事故で今日も混乱が見込まれる。
 仕事で飛行機に乗るときは、席が若干広いので、いつも脱出口のある席に座るが、それを続けていきたい。

3.インドでは長期投資が遅れている
【記事要旨】
 インド経済は急成長している。 株価は天井知らずで、空港、橋、道路、クリーン エネルギー インフラへの政府の投資がほぼどこでも目に見える。 インドの国内総生産は今年6%増加すると予想されており、これは米国や中国よりも速い。
 しかし、問題がある。インド企業による投資が追いついていないのだ。 企業が事業の将来に向けて、新しい機械や工場などに投じる資金は停滞しており、長期投資の停滞がインドの成長を妨げている。
 政府は近い将来、臨時支出を削減する必要があり、民間部門の資金が増えなければ経済に重しとなる可能性がある。
【コメント】
 インドのブームへの警鐘的な記事だ。海外からの資金流入がインドの長期資金ニーズを支えると見るが。

その他の記事より
・韓国野党党首刺される
 Lee Jae-myung, the leader of South Korea’s main opposition party, was stabbed in the neck by a man who approached him asking for his autograph, the police said.
・リンゴ日報の発行者は無罪を出張
 Jimmy Lai, a veteran pro-democracy figure in Hong Kong, pleaded not guilty to national security charges.
・米国での避妊薬需要
 Tens of thousands of American women who are not pregnant are ordering abortion pills in case they might need them someday, according to a new study.

2024年1月3日 水曜日