昨日、那須で使っている軽自動車にETCカードを挿入しようとして、ETCの機械の上部の隙間に誤って入れてしまった。いつも軽自動車はETCを使わない街乗りしかしていないので、慣れていなかったのだ。
スーパーの駐車場のカード挿入の警告で気が付いたが、指では取り出せない。家に帰って工具があれば取り出せると踏んで、取り出そうとした。ALAS!掻き出そうとした小さなドライバーが逆にETCカードを押して、ETC上部の隙間の奥にますます入ってしまった。
ディーラーも自動車修理工場も年末休暇で閉まっている。困った事態だ。東急の管理事務所に電話をしたが、受付嬢は知っている修理工場は無いようだ。
仕方がない。東京に帰るときはETCレーンでなくお金を払うようにすれば帰ることは出来る。ETCカードは至急再発行を依頼すれば1週間もあれば手元に届くだろう。
無い知恵を絞ってここまで考えた時に家のチャイムが鳴った。東急の管理事務所のヘッド(ありがとう、会田さん)が見に来てくれたのだ。彼はETCの機械を触り、これは専門家が取り外さないと取れないかもしれませんね。と言ったあと、ダッシュボードの下部の隙間に手を入れた。するとVoila!ETCカードが取り出せたのだ。
この時ほど東急の事務所をありがたく思ったことはなかった。同時に私の正面からだけ取り組んで失敗した無策を恥じた。表がダメなら裏があったのだ。リスクとコントロールについて、教訓に富んだ一日になった。
2023年12月30日 金曜日