Working Knowledgeの2011年Top 10からCase Study Lady Gaga

Harvard Business Schoolの刊行物

  ハーバード・ビジネススクール(HBS)の刊行物で特に有名なのはHBRと略称で呼ばれることも多いHarvard Business Reviewであろう。日本ではダイヤモンド社がダイヤモンド・ハーバード・ビジネスレビューを刊行している。英文版でよければ、http://hbr.org/magazine へアプローチして、過去の記事を読むことも可能である。

 私が愛読しているのは、ビジネススクールの教授陣が寄稿し、週に一度刊行されるHBS Working Knowledgeというニュースレターである。http://hbswk.hbs.edu/ でworking knowledgeを定期購読するように登録しておけば、毎週、知的好奇心を刺激するニュースレターがあなたのPCに届く。

 

HBS Working Knowledge2011年に最も読まれた記事

 

昨日はコンサルティングの雄であるマッキンゼーのレポート、McKinsey Quarterlyの記事で2011年に最も読まれたランキングを紹介し、特に、世界の都市についての驚くべき分析結果を紹介した。

今日は、HBS Working Knowledge2011年のランキングを紹介し、私が気になった論文を紹介しよう。

 トップテンの殆どが、「どうしたらより良い効果的なリーダーになれるか」に関する記事で埋められている。ニュースレターの読者が、ビジネスリーダーであることを考えれば、なるほどと思われる

 私の注意を引いた記事は、HBS Case Study Lady Gagaという記事である。これはHBSで採用したLady Gagaについてのケーススタディを紹介した内容である。

 ・なぜ2008年のデビューから2年間と言う短期間に世界のエンターテインメント界での最高峰に上り詰めることができたのか?

 ・Lady Gagaは最高のマーケティングの成功事例である。

 ・コンサートツアーをめぐる逡巡。他のグループのおまけからどのように一人立ちしたか。会場の選び方。

 ・ソシアルメディアの先端的な活用。

 ・ファッションと音楽のフュージョン

といった項目について簡潔に述べられていて、実際のケーススタディを読まなくても、なんとなくLady Gagaのマーケティング戦略の全貌が解った気分になる内容である。お勧めだ。http://hbswk.hbs.edu/item/6812.html