今日の言葉:
「井深大の予言」
週刊文春によれば1964年の井深大の講演が見つかったそうだ。その中で同氏は、自動運転とコンピュータの自動学習機能の原理を語り、実現を予言している。
「人のやったことはやらない」と言うのが井深氏の最も有名な言葉だ。そうしたスピリットはどこに行ってしまったのだろうか。
ニューヨークタイムズ記事より
1.外交訪問と中国との緊張
【記事要旨】
米下院議長と台湾総統、およびフランスと中国の指導者、との間の 2 つの会談は、緊張が高まる中、西側諸国の中国との微妙なな外交を浮き彫りにしている。
中国では、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が北京を訪れ、ヨーロッパと中国の間の戦略的パートナーシップを「再開」しました。 彼はまた、中国の指導者である習近平に、ウクライナに平和をもたらすために「主要な役割を果たす」よう促す予定だ。
マクロンは中国に対して米国よりも融和的な立場を打ち出し、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談するよう習主席を説得することを決意しているが、中露両国が「制限なし」の友好関係を宣言していることを考えると、その可能性は低いように思われる。
マッカーシー下院議長は昨日、カリフォルニアで台湾の蔡英文総統と会談し、ワシントンが北京と外交関係を樹立して以来、米国の地で台湾の大統領と会談した最上位の高官になった。
マッカーシー氏は、前任者のナンシー・ペロシ氏と同様に、中国への反抗を示すために台湾を訪問すると述べていたが、昨年のペロシの訪問は危機を引き起こし、中国は台湾の近くで実弾軍事演習を数日間開催した。
代わりに、両人は、リスクの少ない選択肢と考えられる米国での会議を選択した。 中国からの報復を促しかねない措置を回避しながら、台湾と米国との関係を強化しようとしている。
中国の駐EU大使 は昨日、中露の関係は指導者がかつて宣言したほど無限ではないかもしれないと示唆した。
【コメント】
フランスとドイツは従来中国に対して融和的だ。貿易関係を考えると米国のように強面で押さえつける動きは非現実的だ。こうした動きを日本も見倣うべきだろう。日本が米国と全く同一の動きをしているのでは、独立した国家としての価値がない。
2.トランプ氏の次の動きは?
【記事要旨】
ドナルド・トランプは火曜日、刑事告訴された最初の元米国大統領になる歴史を作った。
しかし、トランプ氏が無罪を主張した34件の犯罪は、長く不確かなプロセスの始まりに過ぎない。 裁判は早ければ来年に行われる可能性が高く、トランプ氏はおそらく訴訟の却下を求める動議を提出するか、裁判の裁判地を変更しようとすることで、手続きを遅らせると予想される。
トランプ氏を有罪とするためには、検察官は、トランプ氏の「詐欺の意図」に別の犯罪を実行または隠蔽する意図が含まれていたことを示さなければならない。 これは、州の検察官が連邦犯罪を起訴できるかどうかという未検証の問題を引き起こしている。
今後数か月以内に、検察官と弁護人が文書と証拠を交換し、動議を提出する。裁判官は、トランプ氏の訴訟の次の公聴会を 12 月 4 日に設定した。
【コメント】
裁判手続きは米国でも面倒そうだ。そのうちに人々は忘れ興味を失う。トランプの主張だけが耳に残る。
3.イスラエル警察がモスクを襲撃
【記事要旨】
イスラエル警察は昨日、エルサレムで最も機密性の高い聖地を襲撃した。
旧市街にあるアクサ モスクの複合施設で、ユダヤ人にはテンプル マウントとして知られている場所で、少なくとも 37 人のパレスチナ人と 2 人のイスラエル人将校が負傷した。
襲撃の約 2 時間後、ガザの武装集団はイスラエルに向けて少なくとも 9 発のロケット弾を発射したが、それらは破壊されたとイスラエル軍は述べた。 イスラエル空軍機はその後、ガザの軍事施設に空爆を行った。
当局者は、イスラム教の聖なる月ラマダンと、昨日の夜からユダヤ教の過ぎ越しの祝日が重なることで、より多くの崇拝者がこの場所に向かうため、衝突につながる可能性があると警告していた。
【コメント】
パレスチナとイスラエルの記事はタイムズによく出るが、我々には「対岸の火事」だ。ウクライナもそうだ。中国と台湾は軒下だ。
体感温度が大分違う。火が小さいうちに対応を考えなければならない。
その他:
ニュージーランド首相の辞任演説
Jacinda Ardern, who resigned as prime minister of New Zealand in January, gave a valedictory address in Parliament.
スコットランド首相の夫が嫌疑
Weeks after Nicola Sturgeon resigned as Scotland’s first minister, her husband was arrested in connection with an investigation into the finances of the Scottish National Party.
個人間送金創業者刺殺される
Bob Lee, the founder of the Cash App, was stabbed to death on a street in San Francisco on Tuesday.
2023年4月6日 木曜日