今日の言葉:
「基礎的財政収支」
プライマリー・バランスともいう。税収・税外収入と、国債費(国債の元本返済や利子の支払いにあてられる費用)を除く歳出との収支のことを表し、その時点で必要とされる政策的経費を、その時点の税収等でどれだけまかなえているかを示す指標となっている。
政府は2025年度に黒字化の目標を掲げてきた。税収は経済の成長に大きく依存するが、最近の実績を踏まえた実態に近い成長率を前提にした場合、2025年度についても6兆円余りの赤字を見込んでいる。
財政均衡派と拡大派で財政の均衡の是非について見方が分かれる。防衛力強化や少子化対策と財政支出の拡大プランが目白押しなのに対し収入の伸びは限られる。確かなのは黒字化は遠のくばかりだということだ。
ニューヨークタイムズ記事
1.ウクライナでの汚職スキャンダル
【記事要旨】
ゼレンスキー政権で膨らむ汚職スキャンダルの中で昨日、ウクライナの高官数人が解雇された。
このスキャンダルが西側の軍事援助の不正使用に関係しているという兆候はなかったが、ほんの少しの不正行為でさえ、援助を遅らせる可能性がある。ゼレンスキーが汚職を一切容認しないことを同盟国に安心させるための努力を示唆していた。しかし、解雇を発表したウクライナ内閣省は、具体的な理由についての詳細を明らかにしなかった。
詳細: 国防副大臣が解雇され、スペインに戦時中の休暇を取った検事次長も解雇された。 ゼレンスキーのオフィスの高官も、人道的使命のために寄付されたSUVを使用したことで批判された後辞任した.
【コメント】
巨額の資金と物資が支援として流入する。一方、その使用については詳しくチェックできない。政府高官が不正を行おうとするには理想的な環境がある。
2.カリフォルニアでまた銃乱射事件
【記事要旨】
ロサンゼルスで銃撃犯が 11 人を殺害してから 48 時間も経たないうちに、月曜日に銃撃犯がサンフランシスコ近郊で少なくとも 7 人を殺害した。 立て続けの銃乱射事件は、米国で銃暴力による死亡率が最も低く、銃に関する法律が最も厳しい州の 1 つであるカリフォルニア州に衝撃を与えた。
旧正月のお祝いにかかわったこれらの事件は、主に移民の犠牲者の命を奪った。ロサンゼルス近郊の中国系アメリカ人が繁栄しているモントレーパークやアジアの農業労働者の多いサンフランシスコ近郊のハーフムーンベイでだ。
容疑者は 60 代と 70 代のアジア系移民男性で、銃乱射事件の加害者としては珍しい年齢層だ。ハーフムーンベイの当局者は同僚を標的にしていた可能性があると述べた。モントレーパークでは、警察がまだ動機を探している。銃撃者は、彼がよく知っているダンスホールを標的にした。
今年の最初の 24 日間で、少なくとも 39 件の銃乱射事件が起き、69 人が死亡した。 昨日は、ワシントン州のコンビニエンス ストアで銃を持った男が 3 人を殺害した。
【コメント】
自己防衛上銃を持つ人が多い米国では規制強化には世論が二分するので実行は難しい。
3.ヒプキンスはアーダーンから距離を置く
【記事要旨】
今日ニュージーランドのリーダーとして就任することになっているクリス・ヒプキンスは、10月の国政選挙に先立って、彼自身とジャシンダ・アーダーンの間にスペースを作るために努力をしている。
彼はアーダーンと彼女の左派政策に冷めてきた中道派、中産階級の有権者にアピールしようとしている。例えば、アーダーンが好むマオリの名前であるアオテアロアとは対照的に、彼は国をニュージーランドと呼ぶことを好むようだ。
「私は首相としてジャシンダ・アーダーンを支持しました。彼女は素晴らしい仕事をしたと思います。しかし、見てください。私たちは別の人であり、別のスタイルを持っています。」と彼は述べる。
ヒプキンスは、アーダーン政府の主要な政策とその厳格な Covid 対応の設計者だったが、彼はよりずる賢く戦闘的なスタイルを持っている。これらの特徴と、勤勉に働く実用的な人物としての彼の評判は、都市以外の有権者の共感を呼ぶ可能性がある。
【コメント】
まだ44歳の同氏はなかなか老練な政治家のようだ。手腕に期待したい。
その他:
米政府はGoogleを訴える
The U.S. sued Google, accusing it of illegally abusing a monopoly over the technology behind online advertising.
ペンス前副大統領も秘密文書を保持
Aides to Mike Pence found classified documents at his home in Indiana last week, one of his advisers said.
コロナワクチンは年一度でよい
Health officials proposed offering new Covid-19 booster shots each fall, a strategy long employed against the flu.
2023年1月23日 水曜日