今日の言葉:
「ゾンビ企業は再生させない」
政府がコロナ下で導入したゼロゼロ融資の返済が始まり多くの企業が行き詰まることが予想される。コロナであろうがなかろうが存続可能性が低かった企業がゼロゼロ融資で延命されたからだ。
「ゾンビ企業は再生させない」という政府説明は意味をなさない。再生させてはならない企業がゾンビ企業だからだ。
90年代末期の金融危機以来多くの企業が延命されてきた。企業を存続させ雇用を維持を最優先する政策が我が国の新陳代謝を阻み成長を阻害する要因になったといえる。ゼロゼロ融資の何らかの形での継続が議論されているが、理に合わない政策は続けるべきでない。
ニューヨークタイムズ記事
1.銃乱射事件で死者数が増える
【記事要旨】
モントレーパークでの銃乱射事件では、別の犠牲者が昨日病院で死亡し、死者数は 11 人となった。
犠牲者は 50 代、60 代、70 代で、 2 人の犠牲者が特定されているが、他の詳細についてはまだ明らかにされていない。彼らは、中高年に人気のある光昌武を練習していたダンスホールで殺害された。
72 歳の容疑者Huu Can Tran は日曜日、警察に射殺された、と当局は述べた。 彼が特に何人かの人々を標的にし、他の人を無作為に撃ったと信じている。中国系アメリカ人は今悲しみに暮れている。
【コメント】
事件の背景がまだわからない。名前で見ると犯人はベトナム系のようだが。
2.中国の揺らいでいる太平洋への序曲
【記事要旨】
何年もの間、中国は資金力に物を言わせ、世界中でその力を拡大してきた。ソロモン諸島では過去 3 年間、中国は国の経済と政治の隅々まで介入してきた。
しかし現在、ソロモン諸島の住民は、影響力を拡大しようとする中国の取り組みに反発している。中国が生産的で気配りがあることを認めているが、中国を善良なパートナーとしてではなく、横柄で腐敗した勢力と見なしている。
中国が建設中の新しいスタジアム複合施設での未払いの賃金に関する苦情と同様に、賄賂の報告がたくさんある。住民は、政府がより独裁的になり、北京に近づくにつれて、安全保障に関する中国との秘密協定が民主主義を損なう可能性があることを恐れている。
米国とその同盟国は、北京が将来の紛争の可能性を見越して深海港と衛星通信サイトを確保し、従属国を作っていることを懸念している.。中国に対抗するため、オーストラリアは今年度、ソロモン諸島に 1 億ドル以上の援助を行う予定だ。
【コメント】
歴史的に日本はこの地域と関係が深い。米国と豪州の動きが活発なようだが、我が国は何をしているのだろうか。
3.中国は出生率向上のために体外受精に目を向ける
【記事要旨】
中国は、人口減少に緊急に対処しようとしている。戦略の 1 つは、不妊治療の補助を補助することだ。
政府は、体外受精(I.V.F.)などの治療費の約半分を国民医療保険の下で負担することを約束した。 試行ごとに 5,000 ドルから 12,000 ドルを費やす余裕のないカップルにとって、人生を変えるものになる可能性がある。 この計画は、中国の当局者が国の低出生率に取り組むために制定している12以上の対策の1つにすぎない。
しかし、体外受精に対する明確な需要があるにも関わらず、北京のある病院幹部は、この処置のために彼の病院を訪れる患者の数は年々減少していると述べている。
中国の人口が再び増加し始めるのはほぼ不可能だろう、と専門家は言うが、生殖補助医療技術をより多くの人が利用できるようにすることで、国が安定した出生率を維持できるようになる可能性がある。
【コメント】
中国の12の少子化対策とは何だろうか。日本は30年間少子化を改善できなかった。子供を持つことは素晴らしいことだという社会的合意が無いと異次元の施策も有効ではない。今日は3つのニュースすべてが中国がらみだ。影響力の大きさを痛感する。
その他:
ドイツ製戦車の供給
Poland plans to send its own German-made tanks to Ukraine. Germany signaled that it would not stand in the way.
ウクライナ国内での腐敗
A Ukrainian minister was fired for embezzlement. In response, President Volodymyr Zelensky vowed to take action against endemic corruption as weapons and aid flood into the country.
ロシアの反戦デモ弾圧
Russia continues to crack down on antiwar protests. But after the devastating strike in Dnipro, Ukraine, some have dared to lay bouquets at a statue of a famous Ukrainian poet in Moscow.
2023年1月24日 火曜日