今日の言葉:
「国会の意義」
岸田首相は世界を一周してG7各国に日本の軍備拡大を説明して帰国した。23日に開催される国会で説明するそうだ。順番が逆だ。
ガーシーという人は当選以来国会に来ていない。国会は別に出席しなくても良い組織らしい。
国会無視も極まったと言うべきだろう。
ニューヨークタイムズ記事
1.ネパールでの致命的な飛行機墜落事故
【記事要旨】
昨日、ネパールで72人が乗っていた旅客機がポカラ市に着陸しようとして墜落し少なくとも 68 人が死亡したと当局者は述べた。
15年以上前に製造された双発プロペラ機が、首都カトマンズから約30分の飛行中に墜落した。乗客の国別ではネパール53人。インド5人、ロシア4人、韓国2人、オーストラリア、アルゼンチン、フランス、アイルランドからそれぞれ1人が死亡した。乗組員4人はネパール出身だ。
ネパールでは遠距離交通は、このような小さな飛行機に頼っている。近年墜落事故が多く発生。視界の悪さ、山岳地帯の上空での急激な天候の変化、機材の老朽化などにより、ネパールでの飛行は危険だ。
昨年 5 月、22 人を乗せた飛行機が、ポカラからトレッカーに人気の観光地であるジョムソンへの飛行中に墜落した。 通常30分ほどかかる飛行で、生存者はいなかった。 2016 年にもポカラ – ジョムソン便に搭乗していた 23 人全員が墜落事故で死亡した。
【コメント】
カトマンズ空港への着陸の様子がYouTubeにアップされているが、狭い傾斜した滑走路への着陸は怖い。ネパールへは行きたくない。
2.ロシアの攻撃で少なくとも30人が死亡
【記事要旨】
土曜日にロシアのミサイルが前線から遠く離れたドニプロ市の 9 階建てのアパートを半分に切り裂き少なくとも 30 人を死亡させた。
ロシアは今週末、正統派の新年に合わせて攻撃を行い、数十発のミサイルを発射した。 鉄道駅、劇場、ショッピング モール、住宅街に対するロシアのストライキは、多くの民間人を殺害した。 最前線近くの都市や町への砲撃も同様だ。国際法の下では、故意または無謀に、一般市民や一般市民が集まる可能性のある場所を攻撃することは戦争犯罪だ。
ロシア軍は組織的にウクライナの博物館を略奪している. これは、ナチスが第二次世界大戦でヨーロッパを略奪して以来、最大の集団芸術強盗になる可能性がある。
インドネシアのバリ島に何千人ものロシア人とウクライナ人が逃れた。 しかし、熱帯の楽園でさえ、戦争は常に存在する。
【コメント】
戦争に正邪は無い。勝者が常に正しい。History is always written by the winners.
3.日本の軍事的野望が高まる
【記事要旨】
中国の勢力が拡大し、北朝鮮がミサイル実験を続ける中、日本は長年にわたる軍事の平和主義を改めようとしている。
金曜日にワシントンで、岸田文夫首相とバイデン大統領は、日本を軍事大国に変えるために協力することを誓った. この会議は、日本が軍事費を大幅に増やす計画を発表してから 1 か月後に行われた。 岸田氏は米国に来る前に、日本の新しい軍事的約束を定着させるために、各国のヨーロッパ、英国、カナダの指導者とも会った。
このような動きは、かつては考えられなかった。第二次世界大戦後、日本は戦争を放棄した。 しかし、保守派は何十年にもわたって憲法の平和主義条項の見直しに取り組んできており、多くの日本国民は軍を強化する動きを支持してきた。
日本は、中国が 8 月に台湾周辺でミサイルを発射しそのうち 5 発が日本の近くに着弾したことに怒っている。また、東シナ海で係争中の尖閣諸島周辺での中国の活動にも警戒している。 日本がアジアの安全保障上の利益の要となることを望んでいる米国は、その地域での日本の防衛にコミットした。
西側当局者から声高な支持を得た後、岸田氏は国会に軍事公約の実現を支援してもらうよう努める。
【コメント】
記事の見出しはJapan’s military ambitions growだ。
なるほど、海外ではこのように見る見方があるのだ。中国が日本を批判するときの台詞ではなく米国の記者もこんな風に書くのだと愕然とする。
2023年1月16日 月曜日