世界の動き 2022年10月24日 月曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の一言:
「仲本工事さん」
 昨日自宅近くの葬儀社の前に沢山の報道陣がいた。カメラマン多数が車道に乗り出し、警察が交通整理をしていた。聞けば仲本工事さんの葬儀だという。ドリフターズのバイプレイヤーだった。一番真面目そうで、演技も受けを狙ったわざとらしいものは無かった。そうそう、体操の演技では独壇場だったな。悲劇的な亡くなり方だったが、ご冥福をお祈りしたい。

ニューヨークタイムズ記事
1.習近平はグリップを強化
【記事要旨】
 習近平は3期目の国家主席に選ばれた。指導部は習近平に忠実な人物で固められ穏健派は排除された。開放的だった時代の指導者だった胡錦涛は会議中に呼ばれて退席した。強硬派の王沪宁Wang HuningはTop7にとどまり、政治局員には内政、国防に加え科学、技術に詳しい人間も選ばれた。退任した李首相の後任には、上海市のトップとして新型コロナの感染拡大を受けて厳しい外出制限を指揮した李強氏が、また、劉副首相の後任には、地方勤務が長い何立峰氏と、いずれも習主席の地方時代の部下が就くとみられている。
【コメント】
 同じ意見の人だけで固めた政治体制は弱い。経済に詳しい李克強が退き、GDPの発表が遅れている。どうなるのだろうか。習体制は集大成になるか終体制になるか。

2.ジョンソン前首相は参戦せず
【記事要旨】
 今週末の党首戦にジョンソンは参加しないと表明。前回選挙で147票を獲得したスヌク前蔵相が優位と見られている。他の候補者が100人の推薦を受けられなければスヌクは今日にも首相になる可能性がある。
【コメント】
 保守党のごたごたが続いている。支持率では約2倍の労働党は国政選挙が無いので政権奪還出来ない。

3.ロシアはウクライナの子供を移住させる
【記事要旨】
 2月の侵攻以来数千人のウクライナ人の子供がロシアに移住させられている。ロシアのTVでは戦争孤児が戦争から救われたと称賛する報道がされているが、意思に反して連れ去られてきた子供も多くいる。ロシアはウクライナの発電所の大規模な攻撃を続けている。
【コメント】
 ロシアは人を人間を捕囚するのに何の抵抗感もないのだろう。シベリア抑留を考えればよくわかる。

その他:
豪州女性がカタールで下腹部の検査を受ける
Five Australian women have sued Qatar two years after they underwent invasive medical procedures when a newborn was found in an airport bathroom.
パキスタンの政治混乱は続く
Pakistan’s election commission effectively barred former Prime Minister Imran Khan from office, escalating a political showdown and raising the possibility of mass unrest.
トランプ前大統領は召喚状を受ける
The Jan. 6 committee subpoenaed Donald Trump for testimony and documents.

2022年10月24日 月曜日