世界の動き 2022年10月20日 木曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の一言:
「朋あり遠方より来る また楽しからずや」
 3年ぶりに米国から友人が日本に来た。大ジョッキ2杯を呑みながら政治経済文化のあれこれを居酒屋で話し合う。Zoomでは達成できない楽しい時だった。

ニューヨークタイムズ記事
1.ロシアは占領地で戒厳令
【記事要旨】
 戒厳令は、夜間の行動禁止、住居の強制占拠、住民の強制移住、移民の強制収容、市内でのチェックポイントの設置と住民の30日間の収監、を認める内容だ。この発表と同時にケルソン州のロシア支配地区の知事は六万人の市民を脱出させると発表した。ロシアの支配の弱化を示す動きと思われる。ウクライナから多くのユダヤ人がイスラエルに脱出。ロシアは軍備をシリアからウクライナに転用。モスクワではレストランや商店で成人男性が明らかに少なくなった。徴兵されるか国を脱出したかの影響だ。
【コメント】
 成人男性が目立って少なくなったという観察は興味深い。

2.議会はトラス首相に圧力
【記事要旨】
 英国のブレイバーマン内相が19日、辞任した。移民制限に消極的なトラス首相を暗に批判した形での辞任となる。首相はブレイバーマン氏の辞任は政府規則の「技術的な」違反としているが、14日に解任されたクワーテング元財務相に続き、トラス首相は主要閣僚2人を失った。消費者物価は14%上昇し40年来の上昇率だ。
【コメント】
 支持率は7%に低下したとの報道もあり、本当に苦境だ。

3.中国共産党内での女性
【記事要旨】
 中国で最も有名な女性政治家Sun Chunlan (孙春兰; born 24 May 1950)が引退する。Sunは強力なゼロコロナ推進者で彼女が来るのはその街にとって不吉だと言われてきた。共産党大会に参加する組成は3分の1以下で、政治局員になれるのは3人の見込みだ。1949年以来、25人の政治局員になれた女性は8人に過ぎなかった。

その他:
韓国での混乱
The intensifying rivalry between Washington and Beijing is causing jitters in South Korea, where security ties and economic priorities are not always aligned.
もう一つ韓国の記事
A suite of apps called Kakao went down this weekend in South Korea, halting messaging, payments, ride-hailing and other essential services. The havoc stirred a reckoning over the country’s dependency on Big Tech.
学生に仕事を与える動き
As the number of immigrant students not eligible to work legally in the U.S. soars, a new campaign has urged the University of California system to employ undocumented students.

2022年10月20日 木曜日