世界の動き 2022年8月10日 水曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の一言:
 「内閣改造」
 議会制民主主義を標榜する日本では、閣僚の半数以上は国会議員から選ばれなければならない。当選6回以上とかいう人たちのプールがあり泊付のために大臣にする必要が出てくる。そのため有為な一般の人が大臣になることは稀有だ。行政府各省の長に専門家が就任する米国とは大きく異なり、政治が劣化する要因の一つと思うが如何だろうか。

1.FBIがトランプの自宅を捜索
【記事要旨】
 FBIはフロリダのトランプ前大統領の自宅を捜索した。FBIも司法省も捜査の理由を明らかにしていないがトランプが在任中手に入れた国家の機密文書を違法に保持していることが対象の模様だ。もしトランプがそのようなことをしていれば次回大統領選に出馬できない。トランプ支持の極右勢力はこれは内戦だと表現している。
【コメント】
 トランプ氏は自身の納税状況も設営していない。このような人がプアーホワイトの強い支持を集めるのは何故なのか、民主党は真摯に考えなければならない。トランプなら機密文書の持ち出しは大いにありそう。自伝を書くために収集しているのではないかと推測する。

2.ソウルの洪水で9人が死亡
【記事要旨】
 月曜朝から火曜朝の一日で17インチの豪雨により地下住宅で溺死したり流され死んだ人が少なくとも9人にのぼる。更なる豪雨が予想され、高層化され保水性の低いソウルでのさらなる被害が懸念される。
【コメント】
 映画であった地下室に暮らす人たちは大変なんだろうな。ソウルも日本と同じモンスーン地帯だから集中豪雨や台風の被害はあるはずだが、知らなかった。

3.ケニアでの緊迫する選挙
【記事要旨】
 3選が禁じられているため現職のケニヤッタ大統領は立候補せず、ウィリアム・ルト副大統領(55)と野党指導者のライラ・オディンガ元首相(77)による一騎打ち。オディンガはルオ族の出身で副大統領候補には女性を立てる。ケニアでの選挙には暴動がつきものだが、一応民主的な選挙が実行されれば他の圧政国への模範になる。
【コメント】
 この辺りのニュースが全くないので理解するのが難しい。現大統領はオディンガ候補を支持しているらしい。

その他:
ウクライナの原発が危険
An official at Ukraine’s atomic energy company said that international inspectors should visit the Zaporizhzhia power plant, where shellfire damaged a nuclear fuel storage facility.
米国はアフリカの民主主義を支援
The U.S. plans to promote democracy in Africa, Secretary of State Antony Blinken said during a visit to South Africa.
セリーナ・ウィリアムスの引退
Serena Williams, the 23-time Grand Slam champion, said in an article in Vogue that she planned to retire from tennis after this year’s U.S. Open.

(2022年8月10日 水曜日)