ニューヨーク・タイムズ電子版より
今日の一言:
「エンゲージメント調査」
エンゲージメントとは従業員が仕事にやりがいを持ち、企業と従業員が強い絆で結ばれている状態のこと。エンゲージメントの状況を全社的に調査し、離職が少なく業績が上がる組織作りを目指すためにKPIとして活用するのがエンゲージメント調査だ。
昨日の日経一面の囲み記事で「パナソニック子会社でエンゲージメントの結果を執行役員のボーナスに反映する」というのがあった。
本来エンゲージメント調査は企業の状況把握のための「手段」だが、その結果を執行役員のボーナスに反映させるのには違和感を感じる。「手段」が「目的」化しないかという懸念だ。調査の結果を上手に活用し業績向上に結び付けるのが経営の腕の見せ所なので、そこが評価されるべき点なのだ。
1.シカゴ近郊で銃乱射
【記事要旨】
シカゴ近郊の裕福なエリアであるハイランドパーク市で独立記念日のパレードに向け建物屋上からライフル銃が乱射され少なくとも6人が死亡24人以上が負傷した。犯人は捕まっていない。パンデミック後の銃乱射事件の増加が懸念されており特にメモリアルデー(5月最終月曜)や独立記念日(7月4日)といった暖かくなった時期の祝日に増加ずる傾向。
【コメント】
Home Aloneに出てくるような豊かな白人居住地域での乱射事件だ。犯人の意図は何なのだろうか。
2.ロシアはウクライナ東部を制圧
【記事要旨】
クリミアを2014年に奪取して以来のロシアの領地(ルハンスク州)の獲得でありロシアは戦略的な勝利と発表。ロシアは5日間の猛砲撃後戦車と歩兵で攻撃し占領地を拡大。
【コメント】
ロシアが生物化学兵器・さらには核兵器を使用した際のNATOの対応はどうなるのだろうか。
3,中国の億万長者の裁判
【記事を理解するためにwikipediaより】
Xiao Jianhua (Chinese: 肖建华, born c. 1972) is a Chinese-Canadian businessman and billionaire known for managing assets for descendants of prominent Chinese leaders. He was abducted to Mainland China in 2017.
【記事要旨】
5年前に香港の高級ホテルから忽然と消えた肖は現在裁判に掛けられているが罪状は不明だ。肖は中国高官の財産の運用で58憶ドルもの財産を築いたと言われる。ある時点では多くの中国企業を傘下に収め、Tomorrow Groupは中国の金融システムを揺るがすほど巨大になり、習近平の腐敗撲滅キャンペーンの対象になった。同様の億万長者Lai Xiaomin (Chinese: 赖小民; 21 July 1962 – 29 January 2021)は死刑判決を受けた。
【コメント】
中国やロシアと言った強権国家ではいつ寝首をかかれるかわからない。怖い怖い。
その他:
スリランカの経済危機は深刻
Sri Lanka’s energy minister said the country had less than a day’s worth of fuel left, Al Jazeera reports. The crisis forced the country to extend school closures.
上海ではデベロッパーが債務危機
A big Shanghai developer defaulted on its debt, CNN Business reports, deepening China’s real estate crisis.
ベニスでは入場制限
Venice is trying to limit tourists by introducing a reservation system and a daily fee to see the city.
(2022年7月5日 火曜日)