世界の動き 2022.4.21 Thursday

N.Y. Times 電子版より
今日の一言:
今日は大安吉日auspicious day。良いことがあるかな。。。

1.ロシアはミサイルのテストで戦争の拡大を脅迫
【記事要旨】
 ロシアは300マイルにわたり東部での攻勢拡大。新型大陸間弾道弾のテストでウクライナの支援を拡大する米欧を警告。東部では戦闘は膠着しているが露軍の兵力増強で流血の増加が見込まれる。マリウポリでは露の投降呼びかけに対しウ軍は拒否。女性子供に向けた一時的な人道回廊の設置協議。
 G20では露代表の発言が始まるやイエレン財務長官を始め数か国の代表が退席した。
【感想】
 本格的な核戦争を辞さないというプーチンの意思表示。米ロの代理戦争から第三次世界大戦への道は何としても防がねばならないが、狂気の指導者をどう食い止めるか名案はない。

2.上海でのコロナ死者の少なさは疑問を投げかける
【記事要旨】
 公式発表では上海では40万人の感染で死者はわずかに17人。情報の透明性のなさからこの数字の信頼性は疑問視されもっと多くの死者がいるのではないかと推定される。糖尿病関連でコロナ死者が1000人以上出ると高名な医師が発表。習近平は感染者数と死者数の圧縮を目指す政策は変更しておらず、公表数字の信頼性には疑問符。
【感想】
 中国がゼロコロナに執着しているおかげで日本の対応が目立たなくなっているが、世界の中でも日本の対応はかなりずれている。電車に乗ると全員がマスクをして全員がスマホをいじっている。シュールだ。

3.コロンビアでは麻薬取引をめぐり武装勢力が争う
【記事要旨】
 コロンビアのアマゾンでは麻薬取引をめぐり多くの無法者が集結している。2016年に政府は反政府武装組織と和平合意を結び麻薬取引を止めるのと引き換えに同地域への経済援助や就業機会の拡大を約したが進んでいない。このままでは麻薬ギャングが地域に跋扈するメキシコのようになる懸念。
【感想】
 確か2016年当時のコロンビアの首相がノーベル平和賞をもらったような記憶がある。麻薬は強権で押さえるか、他の選択肢の方が経済的にメリットがある、という解決策が示されないと解決しない。徹底した策を講じるには資金面の支援が不可欠であり、麻薬の最大需要国のアメリカが動かなければならない。

その他:
中国が南太平洋に橋頭保
A security deal between China and the Solomon Islands provides a broad mandate for China to potentially intervene when its foreign investments and diaspora are under threat.
ジョンソン首相謝る
Prime Minister Boris Johnson apologized to members of Parliament after he was fined by the police for breaching Britain’s Covid restrictions, but only one member of his own party called on him to resign.
スターフェリー存続の危機
In 1880, the Star Ferry was founded by a Parsi businessman who had come to Hong Kong from Mumbai as a stowaway. It became the first scheduled public ferry service to connect Hong Kong Island to the Kowloon Peninsula, and the Chinese territory beyond it. In the 142 years since, it has become part of the lifeblood of the city. But battered by the pandemic — and China’s crackdown on the island — the service is struggling to survive.

(2022.4.21 Thursday)