好きな歌手 (軽い話題で)

土日はN.Y. TimesのMorning Briefingが届かないので朝はゆっくり寝ることができるのが嬉しい。ぼんやりしながらYou Tubeで音楽を聴くことが多い。圧倒的によく聞くのが杉山清貴の曲だ。

 思い起こせば、「杉山清貴とオメガトライブ」の時代からのファンだ。1983年に大阪の支店から東京本社に転勤してから、聞き出した。ちょうど金融機関の寄り合い所帯の研究機関に出向し、銀行、証券、生損保からの優秀な出向者と切磋琢磨した思い出に重なる。

 最初はオメガドライブかと思っていた。「最後の種族」だと教えられ、ボーカルの杉山清貴の透明な歌声が気に入った。私が中学まで通った横須賀の私立校の高校出身と知り親近感が増した。細身にぶかぶかのスーツを着てサングラスを掛け、スーツのポケットに手を突っ込んで歌うスタイルは一世を風靡したが、創作意欲を高めた彼は1986年に独立する。

 オメガトライブ時代のヒット曲は多いが、私が一番好きなのは「First Finale」だ。逗子葉山の海岸線が瞼に浮かぶ名曲でオメガトライブ時代最後の曲だ。
 独立後は、それほど大ヒット曲は無いが、2009年の「Glory Love」はアップテンポの良い曲だ。You Tubeではいろいろなバージョンがあるが、横浜を車で走る景色を楽しめるものが気に入っている。

 さて、You Tubeで「サマー・サスピション ~ ふたりの夏物語 (2011年)/杉山清貴」を見てみると、でっぷりと太った杉山清貴がいて、昔との違いに驚く。聴衆が大きく映っているのだが、50代と思しき「昔の乙女たち」が彼の歌に合わせて踊っている。

 私も彼の歌を聞くと、気分は一度に40年ほど過去へワープするが、外見はそうはいかないものですね。

(2022.3.27 Sunday)