現在のウクライナの状況は日本人の多くにとっては対岸の火事だが、ロシアや東欧で事業を行う企業にとっては他人ごとではない。
リスク・マネジメントとしては何が考えられるか?まずは自分たちのこの地域での事業規模を、特に、西欧からの制裁が発動されたら影響を受ける分野にどれだけのビジネスを行っているか今すぐ把握する必要がある。
特に、ガス・エネルギーの分野、先端技術の分野、金融分野では、西側の制裁は確実な一方、ビジネス上の契約は長期間にわたるものが殆どなのでどのようにBCPをするか分析が必要だ。
不確定要素が多いが、ロシアの侵入と、それに対する制裁は瞬時に起こる可能性がある。シナリオ分析をしっかりして有事に備えたい。
(2022.2.9 Wednesday)