今日の一言
「百聞は一見に如かず」
Palantir社のことだ。昨夜(17日夜)BSTBSの「報道1930」を見た。ウクライナ戦争でのAIとドローンの活用がテーマで目を見張る内容だった。
AIの利用では、戦場を巡るあらゆる情報を整理し最適な戦略・戦術を提言するPalantir社のシステムが大きく取り上げられていた。人間ではもう追いつかないレベルの巨大な情報をPalantirは処理してくれるのだ。そんなに凄い会社とは昨日までわからなかった。NYSE:PLTR 半年前21ドルだった株価は42ドルまで上昇している。
投資機会を逸して残念な気がするが、将棋や碁のソフトのように、Palantirを越えるシステムをロシアや中国が開発するとどうなるのだろうか。
ニューヨークタイムス電子版より
1.イスラエルはハマスの指導者を殺害したと発表
【記事要旨】
イスラエル軍は、ハマスの強力な指導者で10月7日のイスラエル攻撃の立案者でもあるヤヒヤ・シンワルがガザでの戦闘で死亡したと発表した。シンワルの死後、ガザでの停戦への道筋はやや見えてきたようだ。
イスラエル国防当局によると、ガザ南部を巡回中のイスラエル軍兵士が遭遇し死亡した。兵士らは銃撃戦となり、パレスチナ戦闘員3人が死亡した。イスラエル警察は昨日、DNAと歯の記録を使用して、シンワルが死者の中にいたことを確認できた。
戦争が始まって以来、イスラエル当局はハマスの完全壊滅が目標であると繰り返し述べてきたが、シンワルは最大の目標だった。過去1年間ガザに潜伏していたシンワルは、ハマスの軍事作戦を厳重に監視していたと考えられていた。
シンワルとは誰だったのか? シンワルは、その狡猾さと残忍さで支持者にも敵にも知られ、ユダヤ国家を破壊し、その代わりにイスラム主義のパレスチナ国家を建設するというハマスの目標に協力して、イスラエルに危害を加えるハマスの能力を高めた。彼は60代前半だった。
ガザの人々の反応:ガザで彼の死の知らせが広まると、多くの人が祝った。紛争が引き起こした荒廃はシンワルのせいだと非難する人もいた。
次に何が起こるか:シンワルの死により、イスラエルは勝利を主張して停戦協定に同意する可能性があり、ハマスの新指導部は妥協に前向きになるかもしれない。
【コメント】
なるほど。ハマスの死者は身元が確認されるわけだ。事態は停戦に向けて一歩進みそうだ。
2.今年のアメリカの世論調査はどの程度正確か?
【記事要旨】
米国の選挙では、世論調査は結果とある程度乖離している。世論調査では誰が投票に来るかを推測することしかできず、投票所に着くまで決断しない人もいれば、選挙戦終盤に衝撃的な結果が出ることもあるため、それは避けられない。
しかし、2016年の選挙世論調査は大きく間違っていた。2020年の全国世論調査はさらにひどかった。専門家は、これらの大きな乖離を文脈に沿って理解するため、30年分の世論調査を調べたが今回はどうか。
最近の動き
・カマラ・ハリス氏はフォックスニュースのインタビューに応じたが、激論になった。
・JD・ヴァンス氏はペンシルベニア州の支持者らに対し、トランプ前大統領が2020年の選挙で負けたとは思っていないと語った。
【コメント】
世論調査での差は誤差の範囲内という報道が一般的だ。実際の結果はもうすぐわかる日が来る。
3.バングラデシュの秘密刑務所の悪夢
【記事要旨】
バングラデシュの独裁者シェイク・ハシナ首相が国外に逃亡して以来、バングラデシュの近年の最悪の虐待行為のいくつかが明るみに出ている。その中には、「鏡の家」というコードネームで呼ばれる地下軍事拘留所がある。そこでは政治犯が狂気と死の淵に追いやられ、何年もの間放置されることも珍しくなかった。
タイムズ紙は、これまで沈黙を強いられていた生存者を含む20人以上のインタビューを通じて、この秘密拘留プログラムのストーリーをまとめた。
その他の記事
インド:
20人以上の医師がハンガーストライキを行っている。これは研修医のレイプと殺害が引き起こした多くの抗議活動の1つである。
イエメン:
米国の軍用機が、フーシ派が支配する国内の5か所の地下兵器施設を攻撃した。
モルドバ:
当局は、日曜日のEU加盟に関する国民投票で「反対」票を獲得するためにロシアが偽情報キャンペーンを展開したと非難している。
2024年10月18日 金曜日