世界の動き 2024年8月16日 金曜日

今日の言葉
「逆走事故」
 昨日東北自動車道で長い渋滞に巻き込まれた。6時半から12時近くまで、西那須野から黒磯の間が通行止めになったためだ。
 後でわかったのだが、逆走し軽ワゴンと普通自動車が正面衝突し運転していた二人の男性が死亡、普通自動車に同乗していた二人の子供も重症だ。更に二台の車は炎上した。
 事故が起きるまで、軽ワゴンは長い間逆走していたそうだ。通報が相次いだとのことだ。
 逆向きに走れない障害物を設置するとか、大きな警告音を鳴らすとか、何か本格的な防止策が必要ではないかと、自分がまきこまれて思った次第だ。

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.ウクライナ、ロシアの町を制圧したと主張
【記事要旨】
 ゼレンスキー大統領は昨日、ウクライナ軍がロシアの町スジャを完全制圧したと主張した。10日前に侵攻が始まって以来、ウクライナがロシアの町を制圧するのは初めてとなる。
 ​​ウクライナ国営テレビはスジャからの報道を放送し、兵士が建物からロシア国旗を引き剥がす様子を映した。ウクライナはまた、ロシアの奥地にある軍用飛行場に大規模なドローン攻撃を仕掛け、少なくとも2か所に被害を与えたと述べた。
 ロシア国防省は、ウクライナが飛行場を含むロシアの複数の地域に117機のドローンを発射したと述べた。タイムズ紙が確認した衛星画像では、サヴァスレイカとボリソグレブスクの2つの基地が被害を受けたことが示された。航空機が攻撃されたかどうかは不明。両飛行場は国境から200キロ以上離れた場所にある。
 米国当局者は、今回の侵攻はウクライナ軍の戦闘技術の向上を示すものだと述べた。この攻勢はロシア軍をウクライナの前線からそらし、領土を奪って交渉材料にするために考案された。
【コメント】
 専守防衛から攻勢に転じたウクライナ。和平の材料になるか戦争の永続化につながるか大きな分岐点だ。

2.スウェーデンで新型のMPOXの症例が報告される
【記事要旨】
 スウェーデンでは、アフリカ大陸に旅行した人から、アフリカ以外で初めて危険なMPOXの症例が報告された。この新型のMPOXは、より重篤な病気を引き起こし、死亡率もはるかに高いと考えられている。
 世界保健機関は水曜日、コンゴ民主共和国に集中していた流行が悪化したため、世界的な健康上の緊急事態を宣言した。同国では15,600件の症例と537人の死亡が報告されており、そのほとんどは15歳未満の子供である。このウイルスは最近、他の12か国のアフリカ諸国に広がった。
 WHOが前回世界的な緊急事態を宣言したのは2022年で、この病気はまだサル痘と呼ばれていた。その流行は世界中で約10万人に影響を与え、主にゲイやバイセクシャルの男性で、米国では32,000人以上が感染した。
【コメント】
 先進国で患者が初めて出たということで、今後の拡大に注目したい。特に前回流行が拡大した米国には注意だ。

3.バイデン氏とハリス氏が公開イベントで再会
【記事要旨】
 バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領は、大統領選から撤退してハリス氏を支持して以来、初めて揃って登場した。
 製薬会社との画期的な薬価交渉を発表する公式イベントと銘打たれたが、会場は満員で拍手とチャントが鳴り響くなど、イベントの雰囲気はハリス氏の選挙集会のような活気に満ちていた。
 副大統領候補のティム・ウォルツ知事とJD・ヴァンス上院議員は、10月1日に討論会を開催することに合意した。
 ドナルド・トランプ氏は、マンハッタンでの刑事判決を選挙後まで延期しようとしている。
 ウォルツ氏はミネソタ州知事選に出馬した際、銃に対して厳しい姿勢をアピールした。しかし、米国最大の銃ロビー団体はかつて彼をお気に入りの議員の一人に数えていた。
【コメント】
 バイデン大統領も元気そうで、民主党に勢いが付いている印象だ。

その他の記事
中東:
 ガザ地区はイランによるイスラエルへの報復が予想される中、仲介者とイスラエルの交渉担当者らがカタールで新たなガザ停戦協議を開始した。
日本:
 台風アンピルが接近し、大雨、強風、洪水の恐れが生じたため、東京とその周辺では数百の航空便と列車が欠航となった。
ビジネス:
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