ニューヨークタイムズ電子版より
今日の言葉:
ニューヨークタイムズ記事
1.G20サミット開催
【記事要旨】
G20 サミットに向けて、世界の指導者たちがインドネシアに集まるが、その前にバイデン大統領と中国の習近平氏は、バイデンが大統領就任して以来初めて顔を合わせる。両国関係の悪循環を止めることができるかのテストだ。中国外務省は「米国と中国は適切な方法で意見の不一致を管理し、制御しながら、互いに向き合うべきだ」と述べた。
「冷戦バージョン 2.0 の最初の超大国サミットです」と、バラク・オバマのアジア太平洋問題に関する最高顧問であったエバン・メデイロスは言う。
サミットはジョコインドネシア大統領にとって大きなチャンスだ。8 年間国内に焦点を当てた後、より大きな地政学的役割を目指している。
【コメント】
インドネシアが大国として認識される第一歩になるかもしれない。米中歩み寄りは無いと見る。
2.バイデンは東南アジアを仕切る
【記事要旨】
東南アジア諸国連合ASEANは先週、カンボジアで会合を開催した。バイデン大統領が直接登場。米国は「地域全体の平和と繁栄」を深めることにコミットしていると語り、電気自動車の使用を促進し、きれいな水へのアクセスを改善し、女性起業家を支援する取り組みを含む、地域での一連のイニシアチブを発表した。しかし、中国の台頭に対し、人権を促進しようとするバイデンは、困難に直面する可能性がある。カンボジア政府は民主主義を抑圧しており、当局者はそれについてバイデン氏が議論したと述べた。また、ASEAN の多くの加盟国は、中国の成長鈍化にもかかわらず、北京との経済関係を受け入れている。
サミットで、ASEAN の指導者たちは、バイデンを動揺させないように努力しながら、中国との強い結びつきを繰り返した。カンボジアは、中国との共同声明で、台湾の独立への反対を含め、「一つの中国政策」への支持を繰り返した。
【コメント】
各国は自国のメリットを中心に外交を考える。アジア諸国にとって中国との関係維持は必須であり、米国や日本の価値観外交はすんなり受け入れられない。
3.ヘルソン解放される
【記事要旨】
ヘルソン市は、8 か月以上にわたるロシアの占領の後、ウクライナの支配下に戻った。市のインフラは深刻な被害を受けており、水、電力、食料が不足しているが、住民たちは、ウクライナ兵を抱きしめながら歓声を上げて祝った。困難な冬が来て戦闘が落ち着く可能性があるとの見方もあるが、ウクライナは戦争が膠着状態に陥る兆しを見せていない。東部では、ドネツクをめぐる戦いが激化している。バンクシーは、ロシアの空爆で最初に攻撃された場所の 1 つであるキエフ近くの町、ボロジャンカで壁画を公開した。
【コメント】
8カ月以上占領されて解放されたとは、独ソ戦のスターリングラードのような話だ。破壊された都市の復旧に日本が出来ることもあるのだろう。
その他:
北朝鮮のミサイル発射
North Korea is using missile tests to antagonize the U.S. and exploit U.S. tensions with China and Russia, an effort to stoke what its leader, Kim Jong-un, once described as a global “neo-Cold War.”
民主党の健闘
After unexpected gains by Democrats, Republicans have to decide whether to stick with Donald Trump, who is expected to announce a 2024 run tomorrow.
イスタンブールでの爆発
At least six people died in an explosion on a pedestrian street in central Istanbul yesterday. Turkey said it could have been a terrorist attack.
(これがトップニュースの一つと思っていたが小さな扱いでした)
2022年11月14日 月曜日