山陰旅行の印象

山陰旅行

2泊3日の山陰旅行に行ってきました。
羽田から出雲に入り、出雲大社特別見学、玉造温泉泊、足立美術館見学、観光列車天地号乗車、三朝温泉泊、鳥取砂丘見学、鳥取から羽田へ戻るという日程の、ゆったりした日程の旅行でした。

出雲大社
八足門から神域に入り参拝させていただきました。八足門をくぐると外界より急に気温が下がったように感じられました。出雲大社のしきたりに従い、2拝4柏手1拝でお祈りしました。人出は思ったより少なかった。

足立美術館
日本庭園は見事でした。窓枠が額縁になり、まさに絵を切り取った風景を楽しみました。
横山大観のコレクションは若いころから晩年の作までそろっていました。僭越ですが、大観は若い時のほうがずっと良いと思いました。風景画に自己の内面が見事に浮かび上がっているからです。
魯山人のコレクションも見事でした。ホテルニューオータニの美術商に魯山人の作品が時々あり高値の花と眺めていますが、足立美術館のものは、値を付けられないほどの名品に見えました。

観光列車天地
安木から倉吉まで乗車。途中見るもの無し。

鳥取砂丘
砂の美術館に保存されている砂のアートには感心しました。砂丘は、とても小さい。

ドバイの砂漠はバギーで走り回ってもどこまでも砂漠だった、オアシスには大きなリゾートホテルが建っていた。鳥取砂丘のオアシスは寂しい。今では誰でも簡単に海外旅行でき、砂漠を見ている人も多いと思われます。従来通りの売り方だと、日本人の観光客は減っていくと思います。

総括的な印象:
・出雲市、米子市、安木市、鳥取市、どこに行っても人がとても少ない。
・鳥取砂丘以外は外国人観光客を殆ど見なかった。
・観光列車天地は乗る価値があるか疑問。
・インバウンド客に訴求するのには何か工夫が必要と思われた。
・玉造温泉、三朝温泉、いずれも温泉の質には満足した。温泉街は大分さみしくなってきている印象を持った。いずれも温泉街の真ん中を川が流れており、もう少し徒歩で歩く宿泊客を取り込む工夫が必要だと思われた。
2019/10/1 記