「対岸の火事」か「他山の石」か

日産自動車、かんぽ生命(日本郵政)そして関西電力と、日本を代表する一流企業(と一般には考えられている)での、不祥事が止まらない。
不祥事が発生し、その内容を知った際に、多くの人は、「対岸の火事」として考えがちだ。自分には関係ない世界の出来事だ、業種が違う、会社のガバナンス形態が違う、意思決定の方法が違い不祥事は起こりえない、というような理由をあげて思考停止する。
そうだろうか。
役員報酬の決定方法、取締役会の運営方法、営業推進の方法、社員へのノルマ・報奨制度、地公体との関係、発注先との関係、交際費の使い方等、問題を一般化して考えれば、いろいろと自分たちの組織の在り方を見直す機会になりそうだ。
うかうかしていては駄目だ。不祥事に学び、「他山の石」とする姿勢が重要だ。
(2019年10月7日)