世界の動き 2023年3月6日 月曜日

今日の言葉
「花粉症」
 薬局に行くと花粉症薬の多さと高価さに驚く。
 TVで宣伝している薬は7000円近くする。今年は症状が酷くて、薬を服用したがもう効かなくなってきた。高い薬に替えようか悩んでいる。
 花粉症は日本特有化と思ったら今では世界中で広がっている。木の植え方の工夫で花粉の量を少なくすることが出来るそうだが、何とかして欲しいものだ。

ニューヨークタイムズ記事
1.中国の新しい経済目標
【記事要旨】
 不満の冬が去り、中国は全人代の開始時に今年の経済成長目標を5%前後にすると発表した。
 新しい目標は比較的控えめだが、経済活動が回復するにつれて達成可能かもしれないが、かなりの公共の借入と支出が必要になる。 「ゼロコビッド」の措置と封鎖が中国経済を窒息させた。 一部のエコノミストは、国の公式2022年の成長率である3%を誇張と見なしている。
 習近平は党主席として画期的な第3期を迎え、忠誠な部下を主要な政府の立場に任命し、全人代を使用して州の省庁を再編成することが見込まれる。
 中国は、軍事的および外交的努力への支出を増やすことにも焦点を当てている。習は西洋の専門知識への依存を減らすために、科学技術の能力を開発するよう党に指示した。
【コメント】
 コロナが去り中国は再成長へと舵をきった。日本は強権中国へとう対応してゆくのか国家的対応が必要だ。

2.ロシアは3方からバフムートを攻撃
【記事要旨】
 ウクライナ東部でのロシアの攻撃の中心であるバフムートではロシア軍が徐々に周囲の領土を奪い都市をほぼ遮断した。
 バフムート市内には数千人が残っているが、避難は困難になった。
 一部のアナリストは、ロシア軍は「すぐに都市を取り囲むことはできないだろう」と述べたが、重要な道路での閉鎖により、ウクライナが撤退する可能性があると述べた。
 ウクライナ軍司令官は、ロシア軍の軍隊をできる限り、バクムートで防ぎたいと言う。
 米国のような伝統的な武器サプライヤーが戦時中の生産不足に直面しているため、韓国武器の供給を開始しているが、モスクワを挑発しないためにウクライナに直接武器を送ることは拒否している。
 G7のリーダーは、ロシアの戦争が激化しても、外交上の最大の長期的な課題は中国と見なされている。
【コメント】
 現代塹壕戦だ。第一次大戦での遺物と思っていたが現代にもあるのだ。

3.主要な生物多様性取引
【記事要旨】
 大多数の国が、気候変動、乱獲、海底採掘などから脅威にさらされている海洋生命を保護するために国連条約に同意した。 待望の条約は、20年に及ぶ緊張した協議の後、発表された。
 現時点では、「公海」は、ほとんどが統治されていない荒野だが、条約は保護地域を指定することができ、漁業や海洋生物に害を及ぼす活動が制限または禁止される。海洋種や生態系を保護する国際的な枠組みが作成される。
 多くの専門家やグループは、条約を生物多様性の大きな勝利として祝った。公海には「おそらく、地球上に残された未発見の生物多様性の最大の保護区」があるからだ。
 条約が有効になるには、国家は条約を批准する必要がある。
【コメント】
 このような動きは全く知りませんでした。笹川平和財団による以下の記事が役に立つ。
  「国連では、国家管轄権外区域の海洋生物多様性(Marine Biodiversity of Areas Beyond National Jurisdiction:BBNJ)を保全し持続的に利用するための国際ルール(BBNJ新協定)策定に向けた政府間交渉が進められています。公海および深海底から構成される国家管轄権外区域は、マグロやサケ等の水産有用種や、サメやウミガメ等の希少種が生息域とする重要な海域であり、経済的な利益をもたらし得る海洋遺伝資源が多く存在するとされています。しかし、これらを包括的に管理するためのBBNJ新協定に関する議論については、一般的に認知されていません。」

その他:
カンボジアで野党弾圧
 A top Cambodian opposition politician was sentenced to 27 years of house arrest, as Prime Minister Hun Sen tries to crush threats before the July elections.
タイの不敬罪を巡る
 Two hunger strikers in Thailand, aged 21 and 23, are at risk of dying. They are calling for the repeal of a law that criminalizes criticizing the royal family, among other causes.
韓国でのいじめ判決
 Accusations of past school bullying have hurt public figures in South Korea. The often-anonymous takedowns have public support, despite concerns about credibility.

2023年3月6日 月曜日

ジム・ロジャースの警告

 ジム・ロジャースは世界的に有名な投資家だ。いつも蝶ネクタイを締めた剽軽な印象のおじさんだ。

 彼は今シンガポール在住で、日本のTV局やメディアがインタビューに行くのに喜んで会っている。

 今回は、YouTubeで【ジム・ロジャーズ 最新経済予測】6つの最悪シナリオが日本を襲う/米国経済に楽観的になれない/10代がやるべきこと、40代が準備すべきこと・・・、という番組を見た。

 彼はここ20年以上日本については非常に悲観的だ。今回「捨てられる日本」(SB新書)を発刊し、その本の内容について,日本からのインタビュうーを受けている。

 ジムの言う6つの最悪シナリオは以下だ。
1.日本円は捨てられる
2.膨大な負債を抱え、日本は沈没する
3.金利上昇と通貨切り下げで日本経済は大打撃を受ける
4.インフレで競争力が減退する
5.低迷する食料自給率が新たな危機を生む
6.人口減少、少子高齢化で国力が地に落ちる
 いずれも的外れの指摘ではない。

 私はこれに
7.大震災で経済が壊滅的な打撃を受ける
を加えたい。

 最悪のシナリオへの対策は、ジムによれば、「政府の放漫は財政支出をストップする。移民を大量に入れ生産力人口を維持する」と言うことに尽きるのだが、彼はさらに、「日本政府にはこうした政策は取れない」と付け加える。

 若者には、未来の無い日本からの脱出を勧めている。好きな国へ行って好きなことが出来るのが若者の特権だと言うのだ。中堅でも腕に自信がある人は日本にとどまる必要はないと説く。

 面白いのは、彼はアメリカにも決して楽観的でないことだ。最盛期を過ぎた国は没落するのが歴史の教訓だ。1920年にピークだった大英帝国は1976年に破産した。僅か50年後の話だ。

 彼によれば、次に台頭するのは今のところ中国だと思われ、大国が後退するときに戦争が起きたのがこれまでの歴史だから注意が必要だと説く。彼はシンガポールに住み娘を中国語Nativeに育てたようで、彼の中国への入れ込みもわかる。

 米中対立のはざまで日本はどうしたらよいか。彼は、日本はせっかく戦争を禁止する憲法を持つのだから米中の紛争から距離を置く賢明な道を歩むべきだ。最近の軍備増強策には感心しない、とアドバイスする。明確だ。

 知日派だけに、飲み込むのが難しい警句を発している。

2023年3月5日 日曜日

プロレスからゲーム理論について

 先週土曜日に、武藤敬司の引退試合を取り上げた。武藤は引退試合を内藤と戦い負けた。さらに、リングサイドで解説していた蝶野をリングに呼びあげ、敗北し、完全燃焼して引退したという感動的なストーリーだった。

 この経緯をゲームの理論で考えるとどうなるか。武藤は1対1で2試合を戦ったので、2者間のゲームの理論が使える。

 2者間のゲームの理論でよく引用されるのが「囚人のジレンマ」だ。

 囚人のジレンマとは、各々が自分の利益を追求するよりも、お互いに協力した方がリスクは小さく、利益を得られるというゲーム理論モデルのひとつだ。具体的な例として、ある犯罪に関与した2人の囚人が別々の部屋で尋問されている、という状態で、自白と黙秘、それぞれの選択肢のどちらを選ぶかによって結果が異なるという状態のことを指す。

【囚人のジレンマのイメージ】
 二人の囚人が警察に収監されている。れぞれが自白した場合は両者とも懲役10年、それぞれが黙秘した場合は両者とも懲役2年、片方だけ自白した場合は、自白した方が無罪、黙秘した方は懲役20年という状況下で、互いに協力するか、自分の利益のみ追求するかによって結果が大きく変わる。

 2人の囚人にとって全体の利益を考えるのであれば、「両者とも自白」をして懲役10年になるよりは、「両者とも黙秘」をして懲役2年の刑を受ける方が得な結果となる。
 しかし、どちらの囚人も自分の利益だけを追求すると、結果的に「両者とも自白」、となるジレンマの状態となる。

 「パレート最適」と「ナッシュ均衡」の概念を説明する。

 パレート最適とは、全体の利益が最大化されている状態のことを指す。前述した囚人のジレンマにおいては、両者が黙秘を続け懲役2年を科せられた状態だ。無罪ではなくなるものの、懲役10年or20年という大きなリスクを避け、お互いに利益をもたらしている。

 武藤・内藤戦ではどちらも全力で勝を目指すのでパレート最適はあり得ない。

 ナッシュ均衡とは、自分にとって最も利益が最大化する選択をそれぞれがとる状態(他者の利益を考えない)のことを指す。囚人のジレンマにおいては、「自白」という選択肢を選ぶことだ。最大のリスクは懲役20年が科せられることなので、リスクを避けつつ自分の利益が最大化されるのは自白しかない。

 プロレスでナッシュ均衡を目指すというのは勝を目指すということだろう。

 さて、プロレス同様に相手と1対1で戦う場合は簡単だが、実社会ではそういった状況はまれで、武藤と内藤と蝶野が1度にリングにあがるバトルロイアル状態になるのが普通だろう。

 こうした場合のゲーム理論は飛躍的に難しくなる。戦う人間が3人に増えるだけでなく、戦術も多彩になる。

 2者が組んで一人を攻撃するとか、フォール勝ちを狙わずに反則勝ちする(タイトルは移動しない)とか、リングアウトで負ける(肉体的なダメージを受けない)とかのバリエーションが多彩になる。

 今日の結論:プロレス同様に登場人物が増えるとゲームの理論は飛躍的に複雑になり、実社会ではまだまだ使えない。

2023年3月4日 土曜日

世界の動き 2023年3月3日 金曜日

今日の言葉
「国会論戦」
久しぶりに予算委員会の中継を観た。
小池晃と山本太郎の質疑が素晴らしかった。特に山本太郎の、事実を積み上げた日本の国防に関する質問は見ごたえがあった。YouTubeで観ることが出来る。

ご覧になっていない方はぜひ観ていただければと思います。

ニューヨークタイムズ記事
1.ウクライナに関するG20の分断
【記事要旨】
米国とロシアのトップ外交官が、ロシアのウクライナ侵攻以来、初の直接会談を行った。ブリンケン 米国国務長官はロシアのラブロフ外相とニューデリーで昨日のG20カ国会議の傍らで直接会談した。
この会談は、バイデン政権がロシアとのコミュニケーションを維持したいと考えていることを示唆しているが、ブリンケンはラブロフに対し、米国はウクライナの対ロシア防衛を「必要とされる限り」支援すると語った。
ロシアと西側諸国は、どちらの側が交渉に積極的かについて何ヶ月も議論してきたが、ブリンケンは今週、プーチン大統領が和平交渉に真剣に取り組んでいるという「証拠はゼロ」だと述べた。
ロシアと中国が、ロシアへのウクライナ戦争に関する非難を拒否したため、G20 外交官は共同声明ではなく、下位レベルの議長声明を発表した。
西側の圧力と米国との関係の深化にもかかわらず、インドは外交的解決を求めながら、ウクライナでのロシアの戦争を非難することを控えてきた。 インドは、G20議長国という立場を、インドの世界的な台頭に印をつけ、広範な開発アジェンダを推進する機会と見なしている。
ブリンケンは G20 で米国の強力なウクライナ支持を示したが、世論調査によると、ウクライナの武装に対する米国の世論の支持は弱まりつつあり、2 人の有力な共和党大統領候補は米国の戦争への関与にますます反対の声を上げている。
【コメント】
林外相が不参加だそうで、日本の影は薄い。外相の手腕に期待していたのに本当にがっかりだ。

2.イランは毒による学校攻撃を調査
【記事要旨】
イランの少なくとも 10 都市で 800 人以上の女子学生が呼吸器、心臓、神経系の症状で倒れた。
女の子が病気になったという最初の報告は、テヘランの南西約 80 マイルにあるゴム市で 3 か月前に発生した。 政府は何ヶ月もの間、事件を認めなかったが、病気の女子学生の数が増加したことで、病気を無視することはできなくなった。少女たちが地面に倒れ、息を切らし、緊急治療室のベッドに横たわっている様子を映したビデオが広く流布した。
水曜日、イランのバヒディ内務大臣は、一部の当局者が学校攻撃と呼んだものに対する調査が開始されたと述べたが、逮捕は行われておらず、動機は不明であると述べた。
教育委員会の委員長であるモナディは今週、学校が意図的に攻撃され、毒物学者が窒素ガスを毒素として特定したと述べた。 モナディ氏は、その動機は少女たちが学校に通うのを妨げることであると思われると述べ、イスラム過激主義への懸念を引き起こした。
背景: 女性と少女は、イスラム共和国の終焉を要求する最近の抗議行動を主導してきた。 これに対応して、政府は学生を尋問し、学校を強制捜査した。 少なくとも 1 つのケースでは、捜査中に 10 代の少女が死亡した。
【コメント】
「これらの事件は、少女たちが抗議に参加し、それによって罰せられるという文脈で、少女とその家族の間に恐怖を生み出すための深刻な組織的攻撃のように見える」とヒューマン・ライツ・ウォッチのイラン調査員は述べた。
政府支持のイスラム原理主義者が政府に扇動されているということだろうか。

3.チュニジアは移民を取り締まる
【記事要旨】
チュニジアのカイス・サイード大統領は、2月にサハラ以南からのアフリカ系移民を公然と中傷し、政治家、ジャーナリスト、活動家、裁判官など、彼の独裁に屈しなかった人々を標的とした取り締まりを拡大した。
サイードの批評家でさえ、浅黒い肌の人々に対する深い偏見を掘り起こした彼の発言にショックを受けた.
チュニジアには、推定 20,000 人のサハラ以南のアフリカ人が住んでいる。人権団体によると、サイード氏の演説以来、サハラ以南の労働者や学生は解雇され、家から追い出され、公共交通機関から追放され、暴行を受けている。
2021 年にサイードが権力を掌握したとき、多くのチュニジア人がサイードを歓迎しました。
先週末、何百人もの人々がチュニスで移民を支援するために行進し、反サイード派は今週の日曜日に大規模なデモを呼びかけている。
【コメント】
チュニジアの政治情勢についての解説。笹川平和財団より、
「法学者であるサイード大統領は、権力掌握のため、国の安全と独立を脅かす差し迫った危機がある場合に適用できる憲法80条を適用した。本来、80条の適応には首相と国会議長との協議を経ることになっている。しかし、同大統領は、そうすることなく、首相を解任し、議会活動を停止させた。また、こうした状況下で大統領の権限を終了させることができる機関は憲法裁判所であるが、大統領が裁判官の任命を妨害してきたため未設置となっている。さらに、同大統領は国防相を解任し、大統領警護隊長を内相に任命することで軍と警察も掌握している。
チュニジアは現在、民主主義のプロセスが停止している状態といってよいだろう。民主化の成功国と見られてきたチュニジアで、サイード大統領がこうした強硬な行動に出た背景には、2011年の革命後の長期的な経済低迷の中での、イスラム主義勢力の台頭、政治対立の継続、汚職や縁故主義がはびこる社会に対するチュニジアの人びとの強い不信と不満がある。」と言うことだ。

その他:
ギリシャの列車事故
The death toll from the train crash in Greece rose to 57.
フランスがアフリカから徐々に後退
President Emmanuel Macron of France promised “modesty and listening” in Africa after slashing the French military presence on the continent.
ぎゃらりぃ思文閣
The Shibunkaku gallery in Kyoto is presenting works from the Nihonga movement, which uses all-natural materials to highlight a deep connection to the planet.

2023年3月3日 金曜日

世界の動き 2023年3月2日 木曜日

今日の言葉
「おっさんビジネス用語」
「一丁目一番地」「ガラガラポン」「なるはやで」「全員野球」と言うような言葉は今の若者はあまり使わないそうだ。
「おっさんビジネス用語」で検索すると、幾つもなじみのある言葉が出てくるが、今の若者向けには説明が必要だそうだ。

ニューヨークタイムズ記事
1.ナイジェリアの政治的「大ボス」の勝利
【記事要旨】
水曜日のナイジェリア大統領選挙の勝者はボラ・ティヌブであると宣言され、アフリカ最大の国で与党である全進歩会議党の統治が延長された。
ティヌブは投票の約 36% を獲得し、決選投票を回避した。 しかし、有権者のわずか 27% しか参加せず、国の歴史の中で最低の投票率だった。
「私の番だ」というスローガンで走った政治家であるティヌブは、知事としての8年間にラゴスの運命を好転させたことで彼を尊敬する人もいるが、腐敗した頑固者として嘲笑する人もいる。
億万長者のティヌブは不動産での蓄財について疑義がある。彼の支持者は彼を「ビッグボス」と呼ぶが、多くの批判者は彼を歳を取り過ぎて始動できないという「バラブル」という略語で呼んでいる。
ティヌブの 主なライバルである Atiku Abubakar と Peter Obi が代表する政党は、投票所での遅延と暴力の報告を受けて、すでに選挙のやり直しを要求している。
ティヌブが 5 月に就任すると、電力不足の解決、石油生産の復活、治安の改善に取り組む必要がある。北東部のボコ ハラムや南東部の分離主義者などの過激派グループからの脅威への対処が含まれる。
【コメント】
選挙結果はまだ予断を許さない。投票率はわずかに27%だが、投票したくても出来なかった人が多そうだ。

2.戦車戦で敗走したロシア
【記事要旨】
ウクライナ当局者は、これまでの戦争で最大の戦車戦でロシア軍が完全に敗北したと述べた。
ウクライナ南東部の炭鉱の町ヴフレダルの近くで3週間にわたって行われた戦闘中、ロシア軍は列をなして前進し、ウクライナ軍はロシアの車両が見えてくると隠れ場所から発砲し撃破した。
ウクライナ軍は、ロシアがこの戦闘で少なくとも 130 両の戦車と装甲兵員輸送車を失ったと述べた。
ウクライナは、戦闘に巻き込まれた東部のバフムット市に援軍を送ったと述べた。
今週、モスクワ南東の野原にウクライナの無人機が爆発物を落としたとロシアの報道機関は報じた。
米国務長官のブリンケ氏は、プーチン大統領が和平交渉を検討しているという「証拠はゼロ」だと述べた。
【コメント】
得意とする戦車戦で負けたのはロシアにとって誤算だろう。原因は指揮官の拙さにされているが、装備も訓練も士気も低いということだろう。

3.ギリシャで列車事故死
【記事要旨】
ギリシャで列車の正面衝突により、少なくとも 38 人が死亡し、数十人が負傷した。 ギリシャの運輸大臣は辞任を発表した。
貨物列車と旅客列車の高速衝突は非常に激しく、二両が激しく破壊された。 旅客列車は約 350 人の乗客を乗せており、その多くは大学生で、アテネから北部の都市テッサロニキまで移動していた。
事故の原因は不明のままだが、鉄道関係者は、線路沿いの監視および警告システムが散発的にしか機能しなかったと述べた。 鉄道労働組合の組合長は、ギリシャのテレビで、2 つの列車が衝突する前に 12 分間にわたり向かい合って進んだと述べた。
ミツォタキス首相は、「悲劇的な人的ミス」が事故につながったと述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。 警察は、衝突現場から約 20 マイル南にあるラリッサで駅長を逮捕しました。 駅長が貨物列車を旅客列車と同じ線路に誘導した。
ギリシャはヨーロッパで鉄道の安全性に関して最悪の記録を持っており、メンテナンス問題は何十年も対処されていない。
【コメント】
事故は起きなけらば原因の愚かしさに気が付かないものだ。他山の石にしたいものだ。

その他:
中国の景気回復
Factory production in China has surged since the end of lockdowns, bolstering the country’s economic recovery.
韓国は日本との関係改善へ
South Korea’s president called for closer ties with Japan to better counter North Korean nuclear threats, The Associated Press writes.
クルーズ船がシェルターに
A cruise ship has become a shelter for more than 1,000 people displaced by the earthquake in Turkey.

2023年3月2日 木曜日