今日の言葉
「節分」
今日は節分だ。改めて節分の意味を調べると、文字通り季節の分かれ目のことだ。昔は立夏、立秋、立冬、それぞれの前日のことを節分と言っていたが、現在では立春(2月4日頃)の前日のみを節分という。 節分に行う豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、それを追い払う儀式だという。
豆まきの声はすっかり聞かれなくなったが、関西由来の恵方巻は東京でも大流行だ。一時捨てられる食材が問題になったが、最近は予約販売が増えており、好ましい傾向だ。
ニューヨークタイムズ記事
1.米国はフィリピンでの軍事的役割を強化
【記事要旨】
米国とフィリピンはフィリピンで4 つの基地を利用きるようにする協定を発表した。中国の台湾侵攻の可能性に対する懸念の中で行われている。
米国がフィリピンでこれほど大規模な軍事的プレゼンスを持つことになるのは 30 年ぶりのことだ。米国のアジアにおける 5 つの条約同盟国の中で、フィリピンと日本は地理的に台湾に最も近く、フィリピンの最北端にあるイトバヤット島はわずか 93 マイル離れているだけだ。
フィリピンの国防長官は、基地の場所を特定することを拒否したが、米国当局者は、ルソン島などのフィリピン北部領土の基地を重視している。
昨年 6 月の就任以来、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、ロドリゴ・ドゥテルテ政権下で悪化した自国と米国との関係を復活させようとしてきた。フィリピン当局は、中国の台湾侵攻の可能性に備えた緊急時対応計画の構築を開始した。
中国外務省のスポークスウーマンは、米国が地域の平和と安定を脅かしていると非難した。 この地域の国々は「米国に強要され、利用されることを避ける」べきだと述べた。
中国と米国はインドネシアにアプローチしている。 数千マイルに及ぶ重要なシーレーンにまたがる約 17,000 の島々というその戦略的な位置は、双方が台湾をめぐる衝突の可能性に備えるため、防衛上必要不可欠だ。
【コメント】
米国と中国を両にらみのフィリピンの動きはしたたかだ。
2.プーチンはスターリングラードを想起させる
【記事要旨】
プーチン大統領は、以前はスターリングラードとして知られていたヴォルゴグラードで行われた演説で、ウクライナに戦車を提供するというドイツの決定を、第二次世界大戦におけるソビエト連邦のナチスとの戦いになぞらえた。 ロシアがドイツの戦車によって「再び脅かされている」とは「信じられない」さらに「私たちは戦車を彼らの国境に送りません。 「しかし、私たちには対応する手段があり、鎧の使用で終わることはありません。」と述べた。
スターリングラードでの勝利から 80 周年を記念する演説の中で、プーチン大統領はロシアがウクライナで勝利すると誓った。 この演説の数時間前に、ロシアのミサイルが、ウクライナの軍事作戦の重要な基地であるクラマトルスク市を攻撃した。
今日トップ EU 当局者はキエフで、ウクライナの再建とEU加盟への立候補について話し合う予定だ。
【コメント】
1942年6月から43年2月まで続いた戦いでドイツ軍85万人、ソ連軍120万人の死傷者を出し、開戦前に60万人いた市民はは終結時には1万人弱が生存しただけだったと言われる。
愛国心にうったえるプーチンの演説はロシア市民にどう受け取られたのだろうか。
3.ヒット映画がインドの政治を克服
【記事要旨】
スパイ・スリラー「Pathaan」は、右翼のヒンズー民族主義者が映画を阻止しようとしたにもかかわらず、一連の興行記録を破った。
アナリストによると、ボリウッド映画を取り入れた映画を見に集まったファンは、極右の活動家に逆らうために集まったのではなかったようだ。 代わりに、彼らはおそらく息子が麻薬で告発され映画出演を4年間停止していた映画のスターであるシャー・ルク・カーンを見たかったのだろう。
この映画に政治的メッセージがあるとすれば、インドを救う英雄はイスラム教徒であるということだ。インドでは、2 億人の宗教的少数派が、右派のヒンズー教グループによって部外者や国への脅威としてますます描かれている。
【コメント】
公式トレーラーで観ると面白い映画のようだ。
その他:
豪州の新紙幣にチャールズは現れず
King Charles III will not succeed his mother on Australia’s 5-dollar bill, which will instead be redesigned to honor Indigenous people.
TikTokの排除
A U.S. senator called on Apple and Google to remove TikTok from their app stores.
ピアノ演奏での偉業
Yuja Wang played all five of Rachmaninoff’s works for piano and orchestra at Carnegie Hall. That’s sort of the classical music version of climbing Mount Everest.
2023年2月3日 金曜日