13年間(と言っても別荘での実質的な使用期間は一年ほど)視聴した40インチのPANASONICのプラズマテレビが真空管が破裂するような音を立てて一瞬にしてうんともすんとも言わなくなった。
買い替えの機会を逃していいたが、先日やっと量販店を訪問する機会があった。
その際驚いたこと。
・液晶はプラズマに比べ解像度が格段に低い。
・液晶にくらべ有機ELのテレビがよく映る(プラズマには劣る)
何故画質の良いプラズマがダメになったかと納得できないので販売員に問うと
・電気を食うのでコストが高い、重い、液晶比価格が高い
という理由を挙げた。
私が13年前に購入したころは同じような値段だった。
日本人のコスト意識が液晶を勝利に導いたということだろうか!?量産化に失敗したプラズマがコスト競争力を失ったということか。
ビデオの規格をめぐってはβ対VHSの競争はいろいろ取り上げられたが、液晶対プラズマは寡聞にしてあまり知らない。勝った液晶陣営も青息吐息だからだろうか。
もう一つ店頭で気付いたこと。
・壊れた40インチは当時大型だった。が今は小型だ。
・結局55インチの有機ELを購入したがもっと大型のものが多く展示されている。
この間日本人の住宅事情が改善したとも思えないが皆さんどうしているのだろうか。(余計なお世話だが)置き場所に困らないのか心配だ。
さらにもう一つ。
・東芝と東芝を買収したハイセンスのTVを比べると東芝製が2倍する。
日本人の国産ブランドへの信頼は信仰だ。
今日配達されて驚いたこと。
多分、殆どの方には既知のことだろうが、
・ネットにつながる。
・YouTube, NetFlix, Amazon Primeのボタンがありすぐに見ることが出来る。
これではPCとあまり変わらない。
以上からもたらされる推論は、
・家に大型のTVを置ける人は大型を買う。
(だから、国産ブランドへの信仰があるのでまだ国産メーカーが細々と生き残っている)
・家に大型のTVを置けない若者はTVを買わない。
(だから、TVは売れない。生き残っているメーカーにとってもお荷物だ)
・TVでやる番組にろくなものはない。
(だから、TVは見られない。見られないTVの視聴率争いをしているテレビ局は恐竜のようだ)
・YouTubeやNetFlix,AmazonPrimeを見たい若者はPCで見る。
・PCの操作に劣る老人は大型TVでこれらを見る。
(だから、やたらに機能満載で使いにTVが市場に出回る。国産メーカーは世界市場で勝てなくなる)
とまあ、こんなことを思った次第。
そうそう、BicCamera Kojimaで購入したが、配送の方がとても親切で良かった。私一人ではTVとビデオをつなげるのも困難だったに違いない。実小売業がAmazonに対抗するには、最後の一マイルでのサービスを磨くのが一番だ。
TV一台でいろいろ考えることが出来たのは良かった。
(2020.6.24)