今日の言葉:
「国際刑事裁判所」
オランダ・ハーグにあるICC=国際刑事裁判所の新たな所長に、赤根智子裁判官が選出された。 国際刑事裁判所の所長に日本人が選出されたのは初めてだ。
国際刑事裁判所(International Criminal Court: ICC)(www.icc-cpi.int)は独立した、常設の裁判所で、国際社会全体の関心事であるもっとも重大な犯罪、すなわち集団殺害犯罪、人道に対する罪、戦争犯罪に問われる個人を訴追する。また、2017年に締約国が行う決定によっては、侵略犯罪に対しても管轄権を持つことになる。刑事裁判所は、1998年7月17日、ローマで開かれた全権大使会議で採択された「国際刑事裁判所ローマ規程」(https://www.icc-cpi.int/)によって設立された。ローマ規程は2002年7月1日に発効した。2016年11月現在、締約国は124カ国である。米国、ロシア、ウクライナ、中国は加盟していないようだ。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.共和党、米国でTikTok弾圧を計画
【記事要旨】
下院共和党は今週、ドナルド・トランプ大統領が同プラットフォームの禁止に強く反対したにもかかわらず、中国のTikTok所有者に売却か米国への入国禁止を強制する法案の採決を予定している。
下院多数派リーダーであるスティーブ・スカリース下院議員は、「中国政府がデータ収集やプロパガンダを通じて米国ユーザーや我が国政府に対してTikTokを武器にすることができないようにしなければならない」と述べた。
ルイジアナ州共和党のスカリース氏は、下院は法案可決の迅速化に努めると述べた。 このアプローチは、両党の議員が中国に対して厳しい姿勢を示したいと考えている選挙の年に法案の背後にある機運が高まっていることを反映していた。 バイデン大統領は法案に署名するつもりだと述べた。
しかし、かつて大統領としてこのプラットフォームを禁止すると誓ったトランプ氏は、今ではこの法案に声高に反対している。 同氏は昨日、自分の変化について、若い有権者を疎外したくない、あるいは宿敵とみなすフェイスブックにさらなる権力を与えたくなかったと述べた。 この戦いは、超党派の法案を選挙運動から排除し続ける彼の能力を試すことになる。
背景:この法案は、TikTokの親会社と中国政府との関係が国家安全保障にリスクをもたらすとの懸念から、TikTokの縮小を目的とした過去1年間のいくつかの取り組みの1つである。
反撃:TikTokは先週、議会に抗議電話の洪水を起こすようユーザーに要請し、議員らにプラットフォームを閉鎖しないよう要請した。
【コメント】
この問題におけるトランプの立ち位置はよくわからない、真っ先に規制を支持しそうなのだが。
2.加工された王室の写真
【記事要旨】
キャサリン妃は昨日、ケンジントン宮殿が共有した3人の子供たちとの写真を加工したことについて謝罪した。 報道各社は数時間後、編集内容を理由に記事から写真を撤回した。
これはキャサリン妃にとって2カ月前に腹部手術を受ける前以来の初の公式写真となった。 そしてそれは王室の失策となったとロンドン支局長は書いている。 彼女が謝罪する前から、「加工されていない」写真のミームがインターネットに溢れていた。 そのうちの1枚には、退屈そうなキャサリン妃が子供たちと一緒にタバコを吸っている様子が写っていた。
もしこの写真が、キャサリン妃の健康状態についての憶測を広めることを目的としたものであったとしたら(キャサリン妃は昨年以来公の場に姿を見せていない)、逆効果だった。 それはさらなる噂や陰謀論を引き起こし、自ら作り出した危機から次へと転がる王室に新たな嵐を引き起こした。
証拠となる編集: キャサリン妃は結婚指輪をしていないようだった。 娘の片方の袖の一部が欠けているか、位置がずれていた。
【コメント】
何が問題なのか全く理解できない揉め事だ。問題の写真で修整したと言われる点は些末な点なのだが。いまGoogleのスマホでは横を向いた顔を前を向いた笑顔に変えられる。そんあ加工もけしからんということだろうか。
3.ウクライナは間もなく数機のF-16を飛行させる可能性がある
【記事要旨】
ウクライナは今夏までにF-16戦闘機を配備する可能性がある。 しかし、欧州の同盟国からの約束にもかかわらず、ジェット機の納入とパイロットの訓練は困難であることが判明した。 ウクライナは約束された約45機のうち、わずか6機のF-16で開始する可能性がある。
この戦闘機は、ここ数週間、より積極的な航空支援を利用して東部での地位を高めているロシアからウクライナを守るのに役立つ可能性がある。 F-16にはミサイルや爆弾も搭載される可能性が高く、ウクライナの地上配備兵器の不足を部分的に補うことになるだろう。
【コメント】
優秀な兵器は戦局を変えるのだろうか。地上戦ではドイツのレオポルド戦車や米国のエイブラム戦車は戦局の変化に貢献していないようだ。
その他の記事より
・エルサレムでのラマダンの開始
Thousands of worshipers streamed into the compound of Al Aqsa Mosque in East Jerusalem yesterday, a day after Israeli police blocked many from entering at the start of Ramadan.
・米国予算教書の発表
President Biden released a new $7.3 billion budget that proposes higher taxes on high earners and corporations and new spending on programs for the middle class.
Bloombergの記事を以下に引用します。
『バイデン米大統領は7兆3000億ドル(約1070兆円)に上る2025会計年度(24年10月-25年9月)予算教書を公表した。富裕層や企業への課税を強化することで、中間層への優遇税制措置などを拡充する内容。高水準の住宅ローン金利による影響を相殺するために、一部の住宅保有者が税額控除を毎月受けることが盛り込まれた。また育児支援金の給付や、処方薬の価格引き下げに向けて政府が新たな権限を行使することも挙げた。一方、税制の抜本的改正を行う予定で、法人税率引き上げのほか、超富裕層や大企業に対する最低税率の導入などが含まれる。ただ議会は党派によって分断されており、教書の中身がそのまま成立する見込みはほとんどない。』
(この予算規模は巨大で驚きました)
・ポケモンの楽しさ
Deb Amlen, who writes about games for The Times, learned to play Pokémon with her children when they were little. Well into her children’s adulthood, they’re still playing together.
“The gift isn’t the game,” she writes in an essay. “The real present is that as my children soar into their own independent lives, they still want me to fly along with them.”
2024年3月12日 火曜日