世界の動き 2022.1.25 Tuesday

N.Y. Times 電子版より

1.西側諸国のウクライナ防衛強化に呼応し米が厳戒態勢
【記事要旨】
 米国防省は米軍8500名をウクライナへのロシア侵入に備え厳戒態勢を敷いた。ほとんどがNATOの強化に使われ一部は米の特殊任務の使われる。
 NATOは月曜にメンバー諸国の軍隊が即応体制を敷いたと発表。
【感想】
 米国や西側諸国が大使館員のウクライナからの退避を進めている。ますますきな臭くなってきている。

2.WHOは、オミクロン株の感染拡大でコロナは沈静化へ、と発表
【記事要旨】
 WHOの欧州責任者によればOmicron offers plausible hope for stabilization and normalization. ということで米のファウチ博士の見解も同様。
【感想】
 先進国ではコロナもここ数か月で落ち着く可能性が大きそう。
 しかし国連は途上国での教育の遅延に強い警戒感を示している。

3.ブルキナファソで軍事クーデター
【記事要旨】
 軍がクーデターを発表。President Roch Marc Christian Kaboréは幽閉されており首都は軍が占拠。民衆の不満を解決するための動きだと軍は発表。イスラム原理主義者の台頭で140万人が家を失い2000人が死亡。
 The past year has seen a flurry of coups in sub-Saharan Africa, the greatest concentration in years, including in Guinea, Sudan, Chad and Mali.
【感想】
 ギニア、スーダン、チャド、マリ、ブルキナファソと言われても場所と首都が言える人は少なかろう。
 欧米のメディアではサブサハラのアフリカの記事も多い。カバレッジが凄いな。

その他、こんな記事もあり。
Western diplomats began talks with the Taliban in Norway over Afghanistan’s humanitarian crisis. Norwegian officials said the talks were not a recognition of the new government’s legitimacy.
 我が国も世界を俯瞰する外交を標榜するからは、かかる努力も出来そうなものですがね。

(2022.1.25 Tuesday)