以下はすべて限られた個人的な体験である。
レストランでの定点観測からの教訓
筆者はホテルニューオータニのある和食レストランが好きで良くランチを食べに行く。最近では昨年12月28日と昨日行った。
二回とも12時半ころ行ったのだが、12月28日は満員で、辛うじてカウンター席で食べることができた。昨日(1月21日)はお客は2割ほ、窓側の席に座れた。昨年末はオミクロンの爆発前で人々は外食を楽しんでいたが、昨日のガラガラぶりには驚いた。
1月21日は丁度東京でマンボウが発令された日だ。レストランで聞くと、すでに数日前から客が急減しているという。
ここで得た決論は、
・人々はマンボウの有無にかかわらず陽性者が増えれば外出を自粛するようになるのだ。
飲食店への時間制限からの教訓
筆者はアルコール販売に大きく依存するある飲食チェーンの顧問をしている。こうしたチェーンではマンボウの発令は死活問題だ。夜8時以降のサラリーマンや大学生の飲食に大きく依存するビジネスは、マンボウによる時間制限で成り立たない。助成金は焼け石に水だ。
一方、自宅近くの小規模飲食店は、もともと8時以降はお客も少なく、営業時間短縮に伴う助成金は不労所得になりかねない。
ここで得た結論は、
・マンボウに伴う助成金は上手く機能していない。
以上の筆者の限られた経験からマンボウに対して言えることは、
・人流を抑制するのにマンボウを発出する必要はない。
人は陽性者が増えれば自粛するものだ。
・飲食店の時間制限は撤廃し飲食者の自己責任に任せるべきだ。
人数を4人までにするとか、マスクを外して大声で談笑するのは
控えてもらう、とか最低限のルールを徹底するだけで十分だと思う。
自己抑制力がつよくリスク回避志向がつよい日本(人)は、コロナ感染抑制に最も最適な国柄(国民)だ。
(2022. 1. 22 Saturday)