今日の一言
「世界陸上」
昨夜はTVでトラック競技を長い間見ていた。
単純なスピードを競う競技が、とても美しく見え、感動をもたらすのはなぜだろか。
ニューヨークタイムズ電子版より
ロシア製ドローンへの対策を迫られるNATO
【記事要旨】
ロシアがドローン生産を増強する中、安価なドローンがウクライナやNATOの防空網を突破し、ポーランド領にも侵入している。従来の防空ミサイルはコストが高く、数百ドルのドローンに数百万ドルの兵器を使う非効率さが露呈した。
そのためNATOは防空体制の見直しを急ぎ、レーザー兵器に注目している。レーザーは1発あたり10セント未満でドローン撃墜が可能とされ、イスラエルやウクライナでは既に実戦使用が始まっている。豪企業が開発した「アポロ」システムや、米軍が進める1メガワット級レーザーなど、各国は配備を加速中である。
ドローン戦の拡大は各国の防空需要を高め、今後の戦争様式を左右する大きな要素となっている。
「安価なドローン vs 高価な防空兵器」の非対称性と、それを打開するレーザー兵器の登場に注目だ。
【コメント】
日本の自衛隊ではドローン兵器の配備と、対ドローン防衛装備の配備は進んでいるのだろうか。ウクライナの戦争で従来の装備は役に立たなくなりつつある。戦訓を生かして、防衛に役立ててほしい。
ジミー・キンメルとトランプ政権のメディア弾圧
【記事要旨】
ジミー・キンメルの深夜番組の放送中止により、トランプ政権は現代で最も厳しいメディア弾圧を行っている。トランプ大統領は、自らの意見に反する報道や論評を根絶するために、あらゆる手段を講じている。
大統領専用機エアフォースワンでの演説で、トランプ氏は自身について過度に否定的な報道をする放送局の放送免許を政府は取り消すべきだと述べた。
ジミー・キンメルがチャーリー・カーク殺害について発言した後、ABCが同番組の放送を打ち切った決定に対し、保守派は歓喜し、リベラル派は激怒した。この反応は、アメリカの党派間の分断が深まっていることをさらに証明した。
「これがどうなるかは誰もが分かっているだろう?これは管理されたメディアだ」とデビッド・レターマンは言った。
【コメント】
レターマンはNight Showというトーク番組で、政府を辛らつに批判して人気を集めていた人だ。スティーブ・コルベールの深夜番組も打ち切りが決まり、政府に批判的な司会者には辛い時期になってきた。日本のメディアでは、米国でのように、政策や政治家を揶揄する番組は皆無だ。緩い政策批判でさえ、放送免許を取り消すと恫喝した大臣がいた。いまその人は総裁候補の一人だ。
その他の記事
英国:トランプ大統領の公式訪問最終日、彼とキア・スターマー首相は、パレスチナ国家の独立をめぐって意見が食い違ったものの、互いに称賛し合った。両首脳は技術提携協定にも署名した。
連邦準備制度理事会(FRB):トランプ政権は、リサ・クック連邦準備制度理事会(FRB)理事の解任を大統領が認めるよう、最高裁判所に申し立てた。
シリア:アハメド・アル・シャラ大統領は、米国が仲介するイスラエルとの国境問題に関する合意が数日以内に成立する可能性があると述べた。
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フランス:デモ参加者が政府の緊縮財政計画に抗議して街頭に繰り出した。誰もが口にしたのは「富裕層に課税せよ」というフレーズだった。
テクノロジー:NVIDIAは、苦戦するライバル企業Intelに50億ドルを投資すると発表した。
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トランプ一家:ニューヨーク・タイムズの調査で、ティファニー・トランプ氏が石油王のヨットでクルーズ旅行をしていたことが明らかになった。彼女の義父である国務省顧問が石油取引の交渉を行っていたのだ。
エネルギー問題:ラオスは、中国のグリーンテクノロジー革命が安価なエネルギー以上のものをもたらしている国の一つだ。北京の気候変動対策への野心は、世界にどのような代償をもたらすのだろうか?
2025年9月19日 金曜日