今日の一言
「秋来る」
お彼岸が近づき、やっと秋らしくなってきた。さすがに今後は猛暑日は来そうもない。(名古屋は今日は37度とか言われているが)
「蝉もコオロギも さすがに告げる 秋来る」
いつの間にか蝉の鳴き声は全く聞かれなくなり、鈴虫やコオロギの鳴き声が、かまびすしい。
今週はFOMCがあり、17日には政策金利の引き下げが公表されることになるだろう。0.25%の引き下げで株式市場には若干のプラス程度と予想。相場次第での利食いのタイミングを計る心静かでない秋になる。
ニューヨークタイムズ電子版より
UAEとトランプ一族の怪しい取引
【記事要旨】
ニューヨーク・タイムズ紙の調査によると、トランプ大統領の中東特使ウィトコフ氏と、UAEの王族タヌーン氏がビジネス提携し、トランプ陣営に巨額の利益をもたらしている。
UAEは米国製の先端AIチップを数十万個入手する許可を得た。
同時期にタヌーン氏の投資会社は、トランプ一族とウィトコフ家の仮想通貨企業「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」に20億ドルを投資している。
明確な交換条件の証拠はないが、連続した取引は倫理規定の限界を突くものと見られている。
交渉にはトランプ陣営のAI・暗号資産担当デビッド・サックス氏も関与した。
さらに、この取引はトランプ一家と仮想通貨大手バイナンスとの金融的つながりも生み、同社創業者ジャオ氏はマネーロンダリング違反で有罪後に恩赦を申請している。
UAEのAIチップ入手と、トランプ陣営の仮想通貨ビジネスへの巨額投資が並行して進み、政治・倫理上の疑念を呼んでいる。
【コメント】
今日本で広く流布されているコーポレート・ガバナンスの概念は米国で発達したものが大半だ。企業のガバナンスはさておき、政府のガバナンスはいったいどうなっているのだろうか。トランプ氏とその一族は、大統領の地位を利用してやりたい放題だ。
米中、TikTok買収で合意に近づく
【記事要旨】
米中両国はTikTokの中国による所有権を巡る懸念解消に向け、米国側が管理する形での所有権移行に関する合意案の概要に達した。
トランプ大統領と習近平主席が最終調整を行い、近く合意が成立する見通し。
TikTokは中国のバイトダンスが売却しなければ米国で禁止される期限を目前にしている。背景には、TikTokが米国の安全保障を脅かすとの懸念がある。
一方、中国当局は米半導体大手NVIDIAの独占禁止法違反を発表した。
【コメント】
民間企業による合意ということだが、どういう内容になるのだろうか。最終的な合意にはトランプを引っ張り出すあたり、ベッセント氏はトランプの扱い方を心得ている。
その他の記事
米国:捜査官は、ユタ州で起きたチャーリー・カーク氏射殺事件で、容疑者と銃撃犯を結びつけるDNA鑑定結果とメモを発見したと発表した。トランプ政権当局はカーク氏の死を、根拠のない「国内テロ」の主張でリベラル派団体を脅迫するために利用した。
中東:アラブ諸国とイスラム教指導者たちは、先週カタールでハマス関係者を狙ったイスラエルの空爆に対し、怒りを露わにしたが、制裁には至らなかった。
イスラエル:ルビオ国務長官は、ネタニヤフ首相との会談後、ガザ紛争終結に向けた合意は不可能かもしれないと述べた。
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イーロン・マスク:テスラの最高経営責任者(CEO)は、同社取締役会が特定の目標を達成した場合に約1兆ドルの報酬を支払うと提案したことを受け、テスラ株を約10億ドル分購入した。
2025年9月16日 火曜日