今日の一言
「9月のアノマリー」
レイバーデイが終わり、米国市場では夏休みを終えたトレーダーが市場に戻って来る時期だ。
ただ歴史的に見て9月の株式市場はとても弱い。各月別の特異な動き(アノマリー)を見てみよう。
9月相場は「歴史的に最も弱い月」と呼ばれているのだ。1928年以降の統計では、S&P500の9月平均リターンは1.1%の下げ、上昇確率は44%。直近50年でも唯一マイナス平均となる月で、直近25年で見ても最弱の月だ。特に9月後半にかけて下落が加速する傾向があり、投資家にとって注意が必要だ。
米国だけでなく日本でも同様の傾向はありそうだ。3月期決算企業にとって中間決算の月であり、企業だけでなく、自身も中間決算を控えた機関投資家の大規模な売りがお彼岸の頃に最も集中しやすく、いわゆる「彼岸底」となりやすい傾向にあるようだ。
もっとも、米国では、9月の下落はその後の反発に繋がるケースが多いのは安心材料だ。10月は平均的にプラスに転じ、11月は過去50年で最も強い月(平均+2.12%)です。つまり、9月は短期的に厳しい局面が想定される一方で、中長期投資家にとっては「押し目買いの好機」となる可能性がある。
ニューヨークタイムズ電子版より
1.中国の力の誇示
【記事要旨】
北京で行われた大規模軍事パレードでは、中国が最新兵器(船舶を沈没させる極超音速ミサイルや、米国本土を攻撃可能な核弾頭搭載可能な弾道ミサイル、輸送機から投下可能な新型装甲地上車両や長距離ロケットランチャー、無人機や無人潜水艇の列等)は、中国が対米戦力、台湾統一、ドローン戦へと力を入れていることを示している。を公開し、西側諸国に対する軍事的台頭を誇示した。習近平国家主席はプーチン大統領や金正恩委員長らとともに式典を主導し、台湾や米国への脅威となる兵器も披露された。
周辺では習近平とプーチンの雑談(臓器移植など、寿命と統治期間を延ばす可能性のある事柄について雑談を交わし「今世紀には、人類は150歳まで生きられるようになるかもしれない」と習近平主席は述べた)、プーチンの「リムジン外交」、金正恩の娘ジュエの同行などが注目を集めた。
一方、トランプ大統領は式典で米国の第二次大戦での貢献が無視されたとして反発し、習近平・プーチン・金正恩の三者が米国に対抗していると非難した。
【コメント】
同じ80年式典でも、終戦に粛然とする日本と、世界に自身の正当性を声高に訴える中国の違いがすさまじい。
2.反抗行為
【記事要旨】
重慶で活動家の斉宏Qi Hong氏が、ビルに共産党支配の終焉や自由を求めるスローガン(「共産党なしでのみ、新しい中国はあり得る」「嘘はもうたくさん。真実を求める。奴隷制度はもうたくさん。自由を求める。」)をプロジェクションで映し出す抗議行動を行った。彼は監視カメラや映像を逆に利用し、警察の対応や家族への尋問の様子を公開することで、中国の強固な監視体制を嘲笑した。実際には彼は既に英国へ出国しており、遠隔操作で警察の行動を記録していた。
この行為は、厳しい統制下でも反抗の精神が存在することを示し、同時に政府の監視技術が抵抗の手段にもなり得ることを明らかにした。
【コメント】
Qi Hong氏のコメントだ。「党は私たちを監視するため監視カメラを設置しています。私も同じ方法で彼らを監視できると思いました」
その他の記事
ポルトガル:リスボンでケーブルカーが脱線・衝突し、少なくとも15人が死亡、18人が負傷した。
ベネズエラ:米国防長官は、当局が麻薬を積んでいたとしている船舶への軍事攻撃は、麻薬カルテルに対するより広範な作戦の始まりだと述べた。
米国:フロリダ州は、学童を含むすべてのワクチン接種義務を廃止する最初の州となる予定だ。
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日本:福島原発のメルトダウン事故後の調査で、数百件の甲状腺腫瘍が見つかった。複数の患者が運営会社を提訴している。
【この報道は日本国内であったのだろうか】
2025年9月4日 木曜日