WSJを真面目に読む June 7, 2012

昨日、今日と株式市場は上昇。やや安堵感広がるも、どこまで続くかは大いに疑問。

 

【企業】

見出し:

New SONY chief sets key role for games

文章:

…Kazuo Hirai hosted its glitzy presentations at the videogame industry’s annual expo …

単語:

glitzy: はではでな、ギンギンの

説明:

この記事を日本の新聞で読んだときは、平井新社長が何かこちょこちょやってるなという印象しか持たなかったが、WSJの記事いわく、「平井社長がやっとギンギンのプレゼンに戻ってきた。出井伸之やハワード・ストリンガーが在任中に一度もこのショーに来なかったことを考えると、平井が戻ってきたのは象徴的だ。」と言う感じで、好意的だ。読んでいて少し平井新社長を見直した。

 

【経済】

見出し:

CDB holds rates flat, for now

説明:

for now 今のところは、とわざわざ付け加えているのがWSJらしくてパンチが効いている。

Draghiの言葉がいろいろと引用されているが、私が気に言ったのは、 I don’t think it would be right for monetary policy to fill other institutions’ lack of action.

あまりECBの金融政策にすべてを押し付けないで他も努力しろよ、という尤もな主張。

 

【経済】【技術】

見出し:

Appsurd in Silicon Valley, It’s hard to make a joke

単語:

appsurd: この記事の筆者の造語と思われる。app アプリケーション+absurd 不条理劇、ばかげた話 を組み合わせたもの

Alex CornellというデジタルデザイナーがJotlyという「見るものすべてにratingをつける」というappのデモビデオを作った。Cornellは誰も使わない最もばかばかしいアプリという冗談のつもりだったが、彼の会社は本気になってそのアプリを開発し、現在利用者が爆発的に伸びているという話。

Jotlyをグーグルで捜すと、いろいろなデモビデオが出てくる。面白い!

冗談も商品にしてしまうStay hungry, stay foolish!に通じる、シリコンバレーの凄さ、面白さが分かる記事。

 

【経済】【中国】

見出し:

China’s overseas investment soars in energy buying spree

単語:

spree: 短時間にあることを活発にやること

説明:

中国が海外でエネルギーを大量に買いあさっているというよくある記事。

例として、

買い手                                                 被買い手

China Petrochemical Corp (Sinopec) Petrogal Brazilの株式の30%取得。

Petrogal BrazilGalp Energia S.A.の子会社

金額:$5.16bn

China Investment Corp (CIC)       Thames Water (UK) 8.7% 金額:$779mn

 

【政治】

見出し:

Suu Kyi plays down impact of remarks

文章:

…her recent warnings to investors to retain a “healthy skepticism” and beware of “reckless optimism”….

単語:

play down: 軽視する ここでは自身のコメントについてそんなに大きな話ではないと否定している意味合い

説明:

スーチーさんはタイでそんなコメントしていたんですね。少しも知らなかった。

 

【経済】

見出し:

How Germany is grappling with role in Euro rescue

説明:

grapple withは「取り組む」「対処する」の意味

ユーロの維持はドイツの決意次第という最近はやりの論調

 

以上