外国人技能実習生制度は知っていても、身近に実習生を見たことのない人が多いのではなかろうか。
いま自宅と庭の改修をしているが、工事にベトナムからの技能実習生がきている。昨日も今日も、工事に来た2人のうち1人が実習生だった。
この工事を請け負った業者さんは社員総勢45名。うち8名がベトナムからの技能実習生だそうだ。
昨日今日来た二人は実習の5年目で、日本語も達者。来年にはベトナムに帰ると目を輝かせて話していた。
地盤を水平にするための測量をしたり、重機を扱ったりして貴重な戦力になっているようだ。
外国人技能実習生というと、激務で心身衰弱に陥ったとか自殺したとか上手くいかない事例がニュースになることが多い。悪い業者がピンハネするという事例も多いと言われていた。
技能実習制度の改定時には野党が大騒ぎして外国からの肉体労働者を最低賃金以下で働かせる制度として批判した。その後、現行制度の良否や改善すべき点の議論は聞かれない。
制度は常の改善の余地があり、他の国の制度(特に韓国やシンガポールは日本より外国人に優しい制度と聞く)との比較が必要だろうと思われる。
その際には日本でうまく行っている事例も勘案して制度の改善を進めるべきだろう。
(2020.8.24)