ガマの油売り

日本語の「ガマの油売り」に相当する英語は”Snake-oil Salesman”であろう。

The Free Dictionaryによれば、その意味は、
Someone who sells, promotes, or is a general proponent of some valueless or fraudulent cure, remedy, or solution. (Can also be formed as “saleswoman” or “salesperson.”)

例文として、
I find it hard to believe anyone would fall for those snake oil salesmen on TV selling holistic medicines and therapies.
A lot of people have been swayed by the presidential candidate’s plan for economic growth, but if you ask me, she sounds like a snake oil saleswoman.
が挙がっている。

意図的に詐欺を働こうとしている人間は見分けやすい。
困るのは、自分が開発した商品や技術の万能性を信じ込んでいる人である。そうした人が説得力のある話し方を出来る人だと真贋を見極めるのは難しい。

Steve JobsもElon Muskも最初はSnake-oil Salesmanと見做されていた時期があった。投資家としてはビジネスの成否をどのように見極めたらよいか、悩ましい。

目利きが出来るはずのベンチャーキャピタルの経験則は「千三つ」とか「打率一割」ということで、見極めるのをあきらめ確率に依存している。これはちょっと情けない。

(2020.7.23)