オリンピックで敗れた選手の弁で「次はリベンジする」という発言を良く聞く。例えば、競泳の池江璃花子選手、柔道の阿部詩選手がそうだった。
池江選手は、インタビューではそう発言していたし、SNSに『4年後、リベンジしに帰ってきます』と投稿したそうだ。
阿部選手は、団体で銀を獲得した後に、個人戦で次回オリンピックではリベンジしたいと発言していた。
revengeという言葉を調べるとthe action of hurting or harming someone in return for an injury or wrong suffered at their hands.となっている。
日本語にすれば、「与えられた傷に対し復讐する、相手を傷つけて報復する」という、とても嫌な言葉で、私はこの言葉を日本の女子選手から聞くと、穏当でない印象を受ける。
再度挑戦したいと言うか、和製英語を使うなら、又チャレンジしたいというのが妥当な表現だ。
選手や競技団体に、妥当と思われる言葉を使用することを望みたい。「リベンジ」は血生臭さすぎる言葉だ。
2024年8月4日 日曜日