世界の動き 2024年5月2日 木曜日

今日の言葉:
「テスラの現状」
 人員削減の一環で充電施設の担当者を削減するという噂がある。
 人事部門の責任者が辞めるとの報道もある。
 マスクCEOの中国訪問で一息ついた印象だったが、内部から、会社が揺らいでいる印象を示すニュースが続く。
 中国のEVに対抗できる欧米で唯一のEVメーカーだ。行方を注視したい。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事(今日は2つでした)
1.米国で増加するキャンパス暴力に対処するために警察が出動
【記事要旨】
 全米の警察官が親パレスチナデモ参加者が野営地を築いているキャンパスに立ち入り、大学の建物を占拠した。 いくつかの大学の学生は依然として撤退するつもりはないことを示した。
 カリフォルニア大学ロサンゼルス校UCLAは、最も暴力的な衝突の一つが起きた場所である。 約200人の反対デモのグループが、親パレスチナの野営地を襲撃し、それを破壊しようとした。 双方とも物を投げたり、殴り合いになったり、化学物質を噴霧したりする衝突が数時間続いた。
 アダムスニューヨーク市長は、ニューヨークでは300人近くの抗議活動参加者が逮捕されたと発表した。 その中には、デモ参加者が建物を占拠したコロンビア大学の学生も含まれていた。 同校の学長は、今月下旬に予定されている卒業後もキャンパス内に留まるよう警察に要請した。
 タイムズ紙の集計によると、約2週間で1,600人以上の抗議活動参加者が米国のキャンパスで拘束された。
 中東:アントニー・ブリンケン国務長官はイスラエル訪問中にハマスに対し停戦合意案を受け入れるよう呼び掛けた。 「今がその時だ」と彼は言った。
ブリンケン氏はまた、イスラエル指導者らに人口密集地のガザ南部都市ラファへの大規模な地上侵攻を延期するよう求めた。
【コメント】
 学生はタテカンを準備して抵抗していた。まるで全共闘時代の日本を見るようだ。

2.中国のEVにライバルは懸念
【記事要旨】
 中国の自動車メーカーは、より大型で技術的に進んだ新世代の電気自動車を開発している。 より多くの収納スペース、より大きなタイヤ、より快適なシートなど、一連の改良が含まれている。
 これらすべての変更は、中国の顧客にとってより魅力的なものにし、海外での競争力をさらに高めるための試みだ。 中国のEVは、輸出の増加に伴い、間もなく世界のライバルをさらにリードする可能性がある。
【コメント】
 懸念される事態だ。これだけ放されると、トヨタもホンダも日産も追いつくのは容易でない。
 思い出そう。日本のブラウン管カラーTVの出現で、欧米のTVメーカーは死滅した。韓国と中国の液晶・有機ELテレビの出現で、日本のメーカーは死滅しそうだ。同様な事態がEVで起きないか懸念される。

国際報道
中国:
 昨日、連日の大雨の後に南東部の田舎で高速道路が崩落し、少なくとも24人が死亡、30人が負傷した。
米国:
 フロリダ州の妊娠6週間以降の中絶禁止令が昨日発効した。 この禁止措置は、ケアのためにフロリダに旅行した南部全域の女性に影響を与えるだろう。
米国経済:
 FRBは金利を据え置き、金利が長期間高止まりすることを示唆した。
英国:
 ハドリアヌスの長城沿いにあった愛されている木を伐採した容疑で男性2人が起訴された。
韓国:
 医師らのストライキが数週間にわたって長引き、劇的な混乱と遅れが生じている。 国民は政府を非難している。
新型コロナウイルス:
 ウイルスのゲノムを世界的なデータベースに公開した中国のウイルス学者が、数日間研究室から締め出された後、異例の公開抗議活動を行った。
ジョージア:
 首都トビリシの人々は、反体制派を弾圧するために使用されるロシア法に似た法案に抗議するために数週間を費やした。
制裁:
 米国は、ロシアの兵器補充を支援しているとして、国際的な軍事技術供給業者に対して300件近くの新たな制裁を発表した。
気候:
 最近のパナマ運河の干ばつは、地球温暖化によるものではなく、エルニーニョ現象に関連した平年を下回る降雨量によって引き起こされたと科学者らは述べた。

文化
ヴェネツィア・ビエンナーレ:
 アーティストのドレッド・スコットは、パスポートとビザを備えた架空のアフリカ諸国を創作し、人種差別的な移民政策に挑んだ。
メットガラ:
 アナ・ウィンター、ゼンデイヤ、ジェニファー・ロペス、クリス・ヘムズワース、バッド・バニーがニューヨーク市最大のファッションイベントを主催する。
書籍:
 アレクサンドル・プーシキンやニコライ・ゴーゴリによる数十冊の希少版がヨーロッパの図書館から消えつつある。

2024年5月2日 木曜日