世界の動き 2024年2月16日 金曜日

今日の言葉
「枕高いと脳卒中リスク」
 いわゆる殿様枕にしていると突発性すいこつ動脈剥離という脳卒中が起こるリスクが高くなるそうだ。ラジオで聞いた話だ。
 12cmが境目らしい。見直してみよう。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.トランプ大統領、来月裁判へ
【記事要旨】
 ニューヨークの判事は、ポルノスター、ストーミー・ダニエルズへの口止め料の支払いに端を発するドナルド・トランプ氏に対する刑事告訴の却下を求める訴えを退け、元米国大統領としては初となる同氏の訴追に道を開いた。
 公判期日を3月25日に設定するという裁判官の決定は、時間切れというトランプ大統領の歴戦の法的戦略を力強く拒否したものだ。 この刑事事件は、トランプ氏が裁判にかけられるのは最初であり、最後ではないかもしれない。トランプ氏は11月の本選挙で共和党大統領候補の獲得を目指す中、4件の刑事起訴で91件の重罪に直面している。
 トランプ大統領はマンハッタンの事件を自分にとって最も些細で時代遅れなものとして描いているかもしれないが、それは彼の法的戦略にとって脅威となっている。 トランプ氏は11月に勝利すれば、ワシントンD.C.とフロリダ州で自身に対する連邦訴訟の終結を目指す可能性があるが、マンハッタン事件は連邦政府の介入から免除されている。 トランプ氏は自分自身を恩赦したり、法的な盾として大統領の職を行使したりすることはできないだろう。
 次はどうなるか:マンハッタンでの公判期日により、春の終わりか初夏に行われる2020年の選挙を覆す計画を立てた容疑でのトランプ大統領の連邦裁判への扉が開かれたままになっている。 この訴訟はワシントンで起こされ、最高裁判所の管轄となっている。
 ジョージア州:この事件でも公聴会が開かれ、トランプ氏は2020年の同州選挙結果を主席検察官2人の恋愛関係をめぐって覆そうとした容疑で起訴された。
 民事詐欺:裁判官は、トランプ氏に約3億7000万ドルの罰金を課し、ニューヨークのビジネス界から事実上追放するというニューヨーク州司法長官の要請を検討している。
【コメント】
 トランプはすべての容疑を「魔女狩り」だとして退けている。それを支持する岩盤支持層の存在が彼の救いだ。

2.イスラエル、ガザの主要病院を襲撃
【記事要旨】
 イスラエル軍がガザ南部ハンユニスのナセル医療複合施設に侵入した。 イスラエルは、自国軍がハマスの戦闘員を捜索しており、おそらく人質の遺体も捜索していると述べた。
 この襲撃は、イスラエルが避難民に対し、ガザで機能している最後の病院の一つである病院から避難するよう命じた2日後に行われた。国境なき医師団は、砲撃により「不特定の数の人々が死亡」したと述べ、イスラエルに対し作戦を中止するよう求めました。
【コメント】
 もうすぐ停戦が実現するという見方が広がっている。そうであれば良いが。何度も書くがイスラエルは小の虫は殺すのが国策だ。

3.日本経済は縮小
【記事要旨】
 成長の予測にもかかわらず、日本は昨年末に景気後退recessionに陥った。 また、予想通り、この国は一段落ちて、ドイツに次ぐ世界第4位の経済大国となった。
 日本では企業利益は過去最高を記録し、株式市場は急騰し、失業率は低い。 しかし、個人消費と企業投資は遅れており、それが予想外の低調な結果となった。
【コメント】
 4位に転落ということで大騒ぎしているが、ここ30年の停滞が大きな原因だ。ずっと金融緩和と財政出動でエンジンをふかし続けてきて、経済の基礎体力は強化されて来なかった。
 訳の分からない新しい資本主義ではなく、教育と生活の改善に地道に取り組むしか道は無い。
 日経平均はやっと1989年の最高値を更新できそうだが、日銀に支えられた株高で有ることを忘れてはならない。

その他の記事
・ロシアの宇宙核兵器
 Russia may be developing a space-based nuclear weapon to threaten satellites, U.S. officials believe.
・インドの与党の集金メカニズム
 India’s Supreme Court struck down a fund-raising mechanism that allowed Prime Minister Narendra Modi’s governing party to harvest big sums without a trace.
・中国の選挙妨害
 A Chinese influence campaign is using A.I. to amplify division before the U.S. election.

2024年2月16日 金曜日